TONARIの 色撮り撮りの「その他」

おおの自然観察の森のベニマンサク’09 09/10/24
広島県廿日市市大野 おおの自然観察の森

ベニマンサクベニマンサク 
 県北の山の紅葉が良い頃であるが、今年は2年振りにベニマンサクを見にやって来た。

 いつもは大野権現とおむすび岩の山登りを兼ねるのだが、今回は山に登らず平地を歩くことにした。

 少し傷んだ葉っぱもあるが、花も良く咲いているので、概ね見頃のようである。
ベニマンサクベニマンサク

 ベニマンサク以外の花も咲いているのでいくつか紹介する。
 
ヤマラッキョウアイナエリンドウ
 
 ↑左からヤマラッキョウ(山辣韮)アイナエリンドウ(竜胆)

 どの花も見頃のようできれいに花を咲かせていた。このうち真ん中のアイナエは花の直径は2ミリくらいの非常に小さな花で、マクロレンズでさえこれが精一杯だった。
 
アケボノソウ
アケボノソウ(曙草)

 水辺で見られる花で、花の先の黒い斑点と黄緑色の斑点があってかわいらしい花。
 
コウヤボウキ(高野箒)

 高野山で竹の代わりにこの木を束ねて箒にしたとか。花は薄い赤色を含んだ色合い。コウヤボウキ
ミミカキグサムラサキミミカキグサ 
ミミカキグサ(耳掻草)

ムラサキミミカキグサ(紫耳掻草)



 湿地に生える小さな花で、見つけるつもりで見ないとおそらく見つからない。

 マクロレンズで撮影出来る位置になかったので、左の写真が精一杯の大きさだった。

 可愛らしい花だが食虫植物とのことで、小さなプランクトンを食べるようだ。
ニシキギサンショウ

 続いて今度は実を。。。

 ↑(左の写真)ニシキギ(錦木)− ビジターセンター横に植えてあり、赤い実が出来ていた。翼があるのでニシキギでいいだろう。
  (右の写真)サンショウ(山椒)− 道を歩いていてふと空を見上げると実をつけたサンショウの木が広がっていた。
                        しかしサンショウは低木のはずだが。。。ひょっとして違う木かな(?_?)
 
ガマズミママコナコアジサイ
 
 ↑左からガマズミの実、ママコナの実、コアジサイ(小紫陽花)の実。

 今回初めて見たのは真ん中のママコナの実。花も咲いている時期なのだが、葉っぱも同じだしママコナには間違いないと思われる。
 
ウメモドキムラサキシキブ

 ↑左から、ウメモドキ(梅擬)ムラサキシキブ(紫式部)
 
 
 再びベニマンサクの写真を。。。
 
ベニマンサクベニマンサク

 ベニマンサクは同じベニマンサクの葉っぱなのに色づき具合が葉っぱごとに異なり、変化に富んでいて面白い。
 マクロレンズで大接近して葉脈を写すと、同じ葉っぱで色のグラデーションがあるのが分かる。
 
ベニマンサクベニマンサク
ベニマンサクベニマンサク 
 逆光で写すときれいだが、順光でもきれい。
ベニマンサクベニマンサク

 上の2枚は赤系統、下の2枚は薄い橙色。。。と言いたいところだが、何色と表現するのがいいのか?
 
ベニマンサクベニマンサク
ベニマンサクベニマンサク

 最後に、紅葉の時期なので、他の木の紅葉も。。。
 
ヤマウルシドウダンツツジ 
 左側がヤマウルシ(山漆)

 右側がドウダンツツジ(灯台躑躅)

 どちらも紅葉した葉っぱが美しい木である。
ウリカエデ 
ウリカエデ(瓜楓)

 紅葉はあまりしていなかったが、たくさんのプロペラ状の実をたくさん垂らした姿が所々で見られた。

 ウリカエデの紅葉も、色づきのグラデーションがあってきれいである。
シロモジ 
シロモジ(白文字)

 フォークの先のような形で、黄色く色づくきれいな葉っぱである。

 まだ色づきは浅く、11月に入ってからが見頃だろうか。
池の周りの紅葉 
 波が立たないので、映り込みがあって池の周りの紅葉もきれいである。

 この日は私のようなカメラマン以外にも親子連れや団体さんなど多くの人でにぎわっていた。
 

<アクセス>
 
 広島西バイパスを通り廿日市ICに入り、次の大野ICを下りて左折し、すぐを左折する。高架下を通り、川の近くに来ると案内に従って左折する。後は川に沿って道なりに進めばよい。狭いところも多いので運転には注意。

 運転に不安のある方は、廿日市IC近くの宮内交差点から県道4号線を吉和方面に入り、県道40号線に移ってしばらく走り、コンビニのある河津原の信号で左折し県道42号線に入って南下。1kmほど走って左折し渡ノ瀬貯水池に沿って進む。大野ICへ向かう県道289号線に左折し、500mほど走ったら左折する。後は道なり。こちらの方が道路が広く離合が出来る。

 ゲートを入って少し登ると広い駐車場があり、そこからベニマンサクの紅葉を見ながら少し歩くと自然観察センターに到着する。センターで記帳してからどうぞ。開園時間は9時〜16時半。
 

Copyright(C)2001-2010 All Right-reseaved tonari