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TONARIの 色撮り撮りの「その他」 |
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ボタン咲く 大根島 |
01/5/4 |
島根県八束郡八束町 |
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街を歩いていると、花で庭を飾ったお宅を良く目にする。
昨今のガーデニングブームで花を飾る人が増えているのだろうが、中には「ジャングル」と化したお宅も時々見受けられ、飾ると言うよりただ種類と数を多く置いているだけという印象を私は持っている。
私自身は撮ることが専門で、育てる方には疎いのでその苦労はよく分からないが、飾るにしてもそれなりのセンスが必要である。 |
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今回紹介する大根島は、改めて言うまでもなくボタンで有名である。ボタンという花の女王とも言うべき豪華な花がどのように咲いているか楽しみにして行ってみた。
山登りと同じく早い時間に目的地に行くので車はそれほど多くなかったが、それでも大根島へ続く狭い道は渋滞こそしていないが車が連なっていた。
大根島にはボタン園がいくつもあり、どこに行くか迷うところだが、日本庭園と一緒にボタンが楽しめる由志園を目指した。観光バスはここに来るようなので広い駐車場があるが、すでに8割程度は埋まっていた。昼前に出る頃には駐車待ちの車が列をなしていた。
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人の多さに辟易しながら園内を散策してみると、きれいな日本庭園が「見て見て!」と待ち受けている。
いつも小さな花ばかり写しているので、こんな大きな花をファインダーから覗くとフレーミングに戸惑ってしまう。
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下手に前ボケでも入れようものなら、ボカした色が強すぎて失敗作になる。
当たり前に写真に捉えるのが一番良いように思えた。
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園内はツツジなどボタン以外の花もあり、ゆっくり散策するのも気持ちがいい。
山野草に親しんでいるものにとっては、こうした作られた庭を見るのは新鮮みを感じるが、写真を撮るとなると難しい。
ボタンの花が多く、且つ鮮やか過ぎてポイントが絞れない。園芸種独特の華やかさに目を取られ構図が確定しない。
庭というのは全体の調和から美しいと言えるのであって、一部分のみの美しさを演出しているわけではない。ボタンという大きく華やかな花も庭園美を形成する脇役のひとつのように思えた。
ひとつの存在を浮き出させるように心がけて撮る山の花と、全体と調和した庭園の中の花とでは撮り方のスタンスが基本的に違うようだ。
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