TONARIの 色撮り撮りの「その他」

広島城の秋’17 2017/11/3
広島県広島市中区基町 広島城

 
 三連休、妻から「(子供を)どこか公園でも連れて行ってあげて」と言われ、時季的に紅葉の名所を挙げたが、「紅葉じゃなくて…」ということで、それではお城だと広島城に行くことにした。

 子供はお城には行ったことは無いし、広島城に登るのは久しぶりだし、天気も良さそうなので景色も良いだろう。

 個人的には広島城にある6本の被爆樹木の写真も撮らねば。実はこれが一番の目的だったりする(笑)

←太鼓櫓
 
 広島駅南口のバスのりば7番から「30」系統の広島バスに乗る。八丁堀・紙屋町方面に行くバスは多いのだが、鯉城通りを走る路線は少ない。2つ目の合同庁舎前で降りて歩いていく。

 ちょうど大菊花展をやっていて華やか。

 二の丸の入口で遊覧船のパンフを渡されそうになるが、妻が断っていた。う〜ん、個人的には興味があるのだが…(^^A

←門を入って正面に菊で作られた宮島の景色が飾られている。菊花展の時期に来たのは初めてだが結構豪華である。
 
 平櫓・多聞櫓・太鼓櫓の中に入れるので見学。ここは無料。

 一番端の太鼓櫓では、実際に太鼓があってそれを叩くことが出来る。

 息子君は保育園で太鼓を(少し)習っているだけあって打ち方が様になっている。
   
 広島城の方に向かうが、私は一人残って、被爆樹木のユーカリとマルバヤナギを撮影(上の写真、左:ユーカリ。右:マルバヤナギ)。

 ユーカリは相変わらずの樹勢で心配なさそう。樹勢の衰えていたマルバヤナギは治療の甲斐があってか、葉の茂りも密で、枝の広がりも前より大きくなっていて元気になっている印象である。


 大本営跡の近くの被爆樹木のクロガネモチの方(上の写真左側)は、全部雌株で赤い実をつけていた。
 2本並んだ方(上の写真右側)は直接の逆光になってシルエットにしか写せなかったので、順光側から撮影。

 七五三の時期であるので、護国神社にお参りする人も多く、晴れ着を着た子供たちも多く見る。紅葉は思いの外進んでおり、桜は見頃である。

 お城に入ろうと入口まで来ると何やら工事中。少々景観に問題があるが、まあ仕方あるまい。
 今日は文化の日なので入場無料だった。
 家族連れも多いが、外国の人も多い。広島も昔に比べると外国人が増えているな〜息子君は展示品にはあまり関心がないようで(まあ、4歳児だから^^)、早く上に行こうと急かされる。
 
 
 天守閣に登ると、今日はいい天気なので見晴らしがとても良い。
 逆光となる南側は写真を写すと画質が劣化するが、高いところから見る風景はやはり気持ちが良い。紅葉に、お濠を進む遊覧船に、基町アパートにと。

 もう少しフェンスの間隔が空くとレンズを突っ込めるのだが、大口径レンズを持って行ったのでギリギリ。双眼鏡のところはフェンスがないのでその場所から撮影。

 満足したのか今度は早く降りようと急かされ階段を下る。
   
 下に降りたらベンチのある所へ移動して軽く昼食。
 私は早々におにぎりを食べてから、紅葉がきれいなので周囲を散策して被写体を探す。

 あまり期待していなかったのだが、思いの外きれいな紅葉がある。
 巨木とまではいかないが、大きな木が散見されるので、100年後には巨木の森になっているだろうか。
 
   
 少し遠くになるので、子供たちと離れて一人北東角にある被爆樹木のクスノキに向かう。

 お昼時とあってか、近くでスマホをいじる若者と、根元近くに自転車を置いて電話している人などがいて、それらは私的には邪魔ではあったが、肝心のクスノキは、気になっていたひこばえも大きくなりつつあり元気そう。

 ちょうど遊覧船が来たので一緒に撮影してみる。
 
   
 再び合流して二の丸から出ようと思ったが、息子君が遊覧船に乗りたいと言い出した。あまり乗り気でない妻を置いて二人で乗ろうかと思ったのだが、結局みんなで乗ることになった。

 波の無いお濠なので、そう怖いものでもない。私としては船に乗るのは好きだし、被爆樹木をお濠側から撮りたいと思っていた。

 次の運行時間までしばらく待つ間に他に2組やって来たのでほぼ満員状態になった。
 かさばる荷物は預け、ライフジャケットをつけて乗船。今時はライフジャケット装着が当たり前になったなぁ。
 
 
 船から見る広島城はなかなかカッコイイ。お濠の外から見ることは出来るが、水面から見上げるとまた違って見える。知った景色も視点を変えると面白く感じる。県外の人だけでなく、地元民も一度乗ってみるといいだろう。
 
 
   
 Uターンした後の上の写真の位置では、逆光となるので写真がイマイチになるが、こいったアングルで広島城を撮影した人も少ないだろうし、船ならではである。最初は録音での観光案内であったが、その後は一緒に乗っているガイドさんが説明してくれる。
 
 
   
 今日は特に天気が良いのでお城と青空が映える。
 この後記念撮影の時間があり、ガイドさんに家族写真を撮ってもらう。でっかい一眼レフとレンズでちょっと申し訳なかった^^
 
 
   
 また、船ならではのことでは、石垣を間近に見られるので、石垣に刻まれたマークを肉眼で見られるとか、お城好きが食いつく見所もある。
 定期運航になったそうであるが、船好きの観光客としては魅力的である。少し料金は高いが、まあ観光遊覧船はこれくらいの額はとられる。
 

 お堀側にある被爆樹木のクスノキの写真は割愛したが、上の左側の写真が被爆樹木のマルバヤナギとユーカリ。
 船が通っている割には波が少なく、お堀に映った姿も見ることが出来る。

 遊覧船が運行するようになって広島城に来る楽しみが増えた。次は桜の時期だな〜。
 

<アクセス>
 
 観光地なので、広島城のウェブサイトでご確認を(と手抜き^^)。
 

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