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TONARIの 色撮り撮りの「その他」 |
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笠山椿群生林’00 |
00/2/25 |
山口県萩市 |
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笠山は、萩の市街地から車で20分ほど、越ヶ浜半島の中央にある標高112mの世界最小の火山。やぶ椿の原生林は同半島の先端 虎ヶ崎にあります。
旅行会社のチラシによく載っているので、行ってみたい場所でした。
着いて案内図を見ると、探索路はいろいろあるのでどう行くか悩んだものの、迷う心配は無かろうと適当に海岸線沿いの道を入りました。 |
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椿の赤い花はところどころ見えるもののあまり咲いていない模様。時期が早いのかと思いながら海岸線の道から原生林の中へ入ると、次第に地面に落ちた椿の花が増えてきました。普通は木についた花を見に行くものですが、ここでは下に落ちた椿の花が目当てになっています。
あちこちでアマチュアカメラマンが赤い花を狙ってカメラを構えていました。レンズの先を見ると、切り株に椿の花がいくつか乗せてあり、どう考えても作為を感じます。
展望台のような所まで上がったり、林の中をうろちょろしながら椿の花を撮りましたが、椿は意外と難しい被写体です。クローズアップするだけではおもしろくないし、落ちた花をメインにしようにも痛んだ花が多いのできれいでありません。
結局ここで撮ったもので一番良かったのは、パンフにあるような構図。 |
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最後にテントが出ている広場に行てみました。椿祭が開かれているのですが、人混みが嫌いなので人の多いところは避けていましたが、何か情報がないか確認しに寄ってみました。
広場には日本各地の椿が植えてあるのでそれらを見ていると、案内の人が声を掛けてきました。聞けば無料で原生林を案内してくれるそうです。「しまった。先に来るべきだった」と後悔しながら案内に従ってまた原生林を歩きました。
写真コンテストをやっているそうで、撮影スポットまで親切に案内してます。基本的に撮影スポットというのはオリジナリティが無くなり嫌いなのですが、せっかくなのでいくつか撮影。
広場の出店で買った地ビールとつまみを食べ、帰ろうとしたら突然ぱらぱらと白いものが降ってきました。それは、雹。どうりで冷え込む訳と納得。 |
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近くの虎ヶ崎の灯台に立ち寄り、荒れる日本海を撮影しました。
波しぶきが高くなるタイミングを狙って撮ったら、水平線が斜めになっているのはご愛嬌(左の写真)。 |
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ついでに笠山山頂まで車で上れるので寄ってみました。
笠山は標高112mと高くないのですが、れっきとした火山なので山頂に火口が残っていて、火口までは階段で下りることが出来ます。火口というと、どうしても阿蘇中岳の火口をイメージしてしまいますが、笠山の火口はあまり火口という感じがしないのは仕方ないでしょう。なにせ世界最小の火山ですから。
山頂には展望所があって、台状の日本海の島々を見渡せますが(上の写真)雹が降った天候だけに風が強く冷たく、ゆっくり展望を楽しめませんでした。天気の良い穏やかな日はさぞかし気持ちが良いでしょう。また、桜の木が多いようなので花見の名所かもしれません。
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帰りに明神池に寄ってみました。
笠山の溶岩と潮流の作用でできた湖で、岩の隙間から外海の海水が出入りしているため真鯛や黒鯛などの海水魚が生息しており、「長門の国」七不思議のひとつだそうです。
池の端の神社の裏に風穴があり、真夏でも13℃以上にならない天然のクーラーがあります。
昼食は明神池の側にある食堂に入りましたが、イカの丼が新鮮でおいしかったです。
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<アクセス> |
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山口ICを下りて国道262号線を萩市に向けてひたすら走ります。萩市の市街地に入り、橋を渡って2番目の信号を右折し、萩署を過ぎてすぐの信号を左折し、国道191号に沿って海岸線を走ります。有名な萩女子短大の入り口を過ぎ、約2q走って左折します。いかにも観光地と思える明神池の側を通り、案内に従って走ります。
駐車場は、原生林そばの所と少し離れた所の2箇所です。そばの駐車場はヤブ椿の開花時期は一般車は駐車禁止となりますので少し離れた所の駐車場に車を置きます。広くはありますが、余り遅い時間に行くと止められない場合があるかもしれません。 |
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