TONARIの 色撮り撮りの「その他」

紅葉の今高野山’07 07/11/25
広島県世羅郡世羅町甲山 今高野山

紅葉の今高野山 
 この日はあちこち紅葉めぐりをしていたが、帰り道に紅葉の名所として知られる今高野山があるのを思い出し、訪れてみることにした。

 甲山の町を走ると、小高いところにお城があるのが見えるが、以前、今高野山を経由してそのお城(古城山)に登ったことがあり、あれから長い間訪れていなかった。


 さて、『広島県の文化財』に寄れば、(以下引用)

 今高野山は,大田庄が紀州高野山の荘園となった文治2年(1186)以降に創建されたと考えられている。
 大田庄は高野山の大きな財源であったため,その勢力の拡充を目指し,大伽藍を建て,高野山の守護神である丹生,高野両明神をも勧請して新しい高野山という意味で今高野山と命名したという。(引用終わり)
 
今高野山参道今高野山参道 
 駐車場から横に進み参道の途中に合流。

 思いつきで訪れたせいか注意力?が散漫で、県の文化財である今高野山総門から入らなかったため門を撮影していなかった...やはり表門から入るべきだった(失笑)

 かなり落葉しているが、辛うじて葉っぱが残っている程度。先週くらいが良かっただろうか。

 思ったよりは参拝者(観光客か^^)が多く、それなりに知られた場所のようだ。
スギの巨木 
 800年くらいの歴史のあるお寺であるので、大きな木も残っているようだ。

 特別大きなものは無いが、左の写真のスギなどは、隣のスギと根元が合体していく過程の様で、数百年も経てばかなりの巨樹に生長するかもしれない。

 紅葉の写真を撮りに来て、スギに目が行ってしまうのは私ぐらいなものか...巨樹巨木を撮影していると、大きな木が持つオーラ(?)みたいなものにアンテナが反応してしまうのか(笑)
紅葉の今高野山 
 坂を登りきると、池と赤い太鼓橋がある。
 
 水面には青空と紅葉が映りこんでいてきれいである。ただ、紅葉の盛期は過ぎているので、枯れたような色合いにはなってはいるが^^

 なかなか雰囲気の良い場所である。
紅葉の今高野山 
展望台から甲山の町並み 
 池の所から奥に進むと丹生明神、高野明神があり、そこから左に坂を上がってゆくと展望所に着く。そこから見た甲山の町並みが左の写真。

 左手の山の上に古城山展望台がある。あちらからの展望の方が良いが、こちらもまずまず。

 魚眼レンズ撮影だが、ここは広角レンズか、2〜3枚のパノラマ写真の方が良かった(^^;
紅葉の今高野山 
 紅葉の盛期は過ぎて枯れた感じになっているが、木によってはまだまだきれいなものは残っていた。一番良い時に来たら、カエデの木も多いし、なかなか良い場所のようだ。

 かつて大伽藍があったそうだが、もしそれが残っていれば壮観であっただろう。 紅葉の今高野山
大伽藍 
 展望台を下りて丹生明神、高野明神前に戻る。

 古城山への案内が出ているが、少し時間が遅くなるので今回はパス。そこそこの山登りだったように思うが、観光客でも登れる道で登山靴などの装備は必要ない。
 
 周回コースなども整備されているようで、機会があれば回ってみても良いかもしれない(こちらは道の様子は分からない)。

 本堂に向かうときれいな紅葉が残っていた(左の写真)。
カラマツ 
 ↓長い月日を経た静かな佇まいのお堂で、紅葉した木々が今は彩りを添えている。

 ←また、本堂の前には県の天然記念物に指定されているカラマツの大木がある。スッと聳えるきれいなカラマツである。
 観音堂
参道のイチョウの巨木 
 ←最後に参道にあった大きなイチョウの木と

 ↓赤と黄色のカエデと、緑の針葉樹
 葉っぱ三種
 
 少しだけ寄るつもりで訪れたが、見所も多く、歩くつもりで来れば1日楽しめそうである。まあ、あくまで興味を持って訪れたらということであるが(^^;
 上にも書いているが、古城山まで登れば甲山の町並みがきれいであり、周回コースを歩けばちょっとした山登りになりそうである。温泉もすぐそばにある。
 

<アクセス>
 
 尾道ICより国道184号線を北上、世羅町を目指す。旧甲山町市街地に入り、広島銀行のある角を曲がると正面に見える。国道432号との交差点まで行くと行き過ぎ。今高野山の案内標識は出ている。
 駐車場は橋を渡って山門の前を右折、すぐに左に上がる道があり、そこから駐車場(割と広い)になっている。
 

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