TONARIの 色撮り撮りの「その他」

旧澤原家住宅と三ツ蔵 2022/5/3
広島県呉市長ノ木町2


 国指定重要文化財になっている旧澤原家住宅と三ツ蔵にやって来た。
 映画「この世界の片隅に」に登場したということで有名にり、呉市民の私もそれまで意識することはなかった。文化財ってそんなことは多いのでは?
 市民としては一度行っておこうかと思っていたが、地元の名所というのはなかなか行かないもので、連休中、「何か撮るものはないかな」と考えていてふと思い出したという状態...自宅からは少し遠いのだが、自転車にカメラバックを載せてやって来た。
 

 旅行で旧家に訪れることはあるのだが、このように蔵が三つ連なって建っているところは初めてではないだろうか(歴史的なことについては市のウェブサイトなどを参照のこと)。

 黄土色?の特徴的な壁色で、崩れているところも多いが、それが良い味を出している。蔵を支える石垣もしっかりとしていてカッコイイ。

 建築に関する知識が豊富ならいろいろと観察できるのだろうが、いち写真家としては面白いなと感じる。

 他の方の写真を見ると、木が写っているのだが、枯死したようで、現在は松があるくらいで寂しい。石垣が見えやすいとも言えるが、日本の建物は木との相性が良いのでちょっと残念。

 横の道を上ると背後から見ることが出来る。こちら側も当然三つの建物がくっついた形になっているのだが、中央が低くなっていて、入り口はそこになっている。中には入れないが、一度入り口から入って各蔵に行けるようになっているそうである。
 
 

 昔の呉らしいというか、狭い坂道である。
 蔵の対面が旧澤原家住宅で、庄屋を務めた地元の名家のようである。道を隔てて蔵があるというのは珍しい配置かな。
 

 旧澤原家住宅は市民向けの無料の見学会が市政便りなどに載っているが、一度参加してみないといけないな。
 ただ、往復はがきで申し込みという前時代的な方法が取られているのがなんだかなぁ〜
 塀の上に柵が張り巡らされているが、これも珍しいようなきがする。泥棒よけ?
 
 
 蔵らしいなまこ壁も良い味を出している。

 ←溝にツタバウンランが咲いている。今日は花がないので、雑草でも咲いていると嬉しい。
 

 「この世界の片隅に」で有名になったとはいえお客さんはいないだろうなと思っていたのだが、他に2組ほどいらっしゃっていた。

 ちゃんと観光スポットになっているようで安心だが、この近くに周遊する観光スポットはないので、外観を見るためだけにここまで歩いてくるのはしんどいかな。

 映画の主人公が住んだというすずさんの家が山の中腹にあるので、その内に行きたいと思うのだが、ここからの徒歩は観光客には辛いだろう。道が狭い上に傾斜がきついので、団体客は難しいが、聖地巡礼の個人客を上手く取り入れる方策が必要である。
 
  <アクセス>

 説明しにくいので地図を参照のこと。

 専用駐車場はないので、公共交通機関か徒歩がお勧め。
 

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