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今年の紅葉は遅いので、もしかしたらまだ大丈夫かと蒲刈島を訪れる。三ノ瀬でバスを降り、まずは蒲刈大橋を撮影する。
今回は正方形フォーマットで、レンズはTOKINA35mmマクロというマイナーなレンズを使用。
松濤園には入らず、周囲を巡る。
もう終わりだと思っていたツワブキがよい感じであるし、紅葉は盛期は過ぎているが、十分被写体になり得る状態である。
サザンカは見頃で、蕾もあってまだまだ楽しめそう。中に入らずに写真を撮るのが何だか申し訳ない。
蘭島閣美術館を過ぎて歩いていると、民家の庭にソテツの雌花を発見する。今年初めてだな〜華やかさはないのに存在感がある。
今日は出発が遅かったので、美術鑑賞は無しにしようと、蘭島閣美術館近くまで戻り、別館に向けて続く小径を登る。
ツワブキは終わっている時期だと思っていたが、松濤園に周りできれいに咲いていたので、期待できると思ったのである。
白雲閣の紅葉は終わりに入っているが、イロハモミジの枯れた感じも良いし、良い状態のものも残っている。
何か香ると思えば、生垣に小さな白い花が咲いている。
さらに進むと、ツワブキが咲く小径となる。花が終わっているものもあるが、盛期のものもあって楽しめる。
イロハモミジの紅葉は枯れ始めてはいるが、まだまだ十分見頃である。気の早いスイセンの蕾が見えたが、さすがに時期は早い。
別館まで上がって、街並みと橋を展望する。手前には橙色のみかんがなっている。
ここもツワブキがたくさん咲いていて絵になる。12月中旬でツワブキが楽しめるとは、季節感がすこしずれているな。
バスの時間が気になるので、別館を後にして下る。
白雲閣まで来ると、中の紅葉の具合も良さそうな感じがして入ってみることにした。この時期は観光シーズンではないので本当に静かである。
二階からの眺めも良いが、光がないので、枯れ始めの紅葉は少し物足りなく感じる。
一階に戻って、庭を見ながらお茶をいただく。蒲刈にはカフェがないので、個人的にはここをカフェ扱いにして毎回訪れている。
バスの時間まで余裕がありそうなので、蘭島閣美術館に入ることにした。
都市部から離れているので、何か人気作家の特別展でもなければお客さんは少ないのだが、良いコレクションを持っているので、アート好きな方にはお勧めである。この時は香月泰男の展示があり、黒とくすんだ金色の独特の世界観に惹かれる。冬の静かな時間を過ごすには良い場所である。
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