TONARIの 色撮り撮りの「その他」

下蒲刈三之瀬 2024/12/15
広島県呉市下蒲刈町三之瀬


 今年の紅葉は遅いので、もしかしたらまだ大丈夫かと蒲刈島を訪れる。三ノ瀬でバスを降り、まずは蒲刈大橋を撮影する。
 今回は正方形フォーマットで、レンズはTOKINA35mmマクロというマイナーなレンズを使用。

 松濤園には入らず、周囲を巡る。
 もう終わりだと思っていたツワブキがよい感じであるし、紅葉は盛期は過ぎているが、十分被写体になり得る状態である。
 サザンカは見頃で、蕾もあってまだまだ楽しめそう。中に入らずに写真を撮るのが何だか申し訳ない。

 蘭島閣美術館を過ぎて歩いていると、民家の庭にソテツの雌花を発見する。今年初めてだな〜華やかさはないのに存在感がある。
 
 今日は出発が遅かったので、美術鑑賞は無しにしようと、蘭島閣美術館近くまで戻り、別館に向けて続く小径を登る。
 ツワブキは終わっている時期だと思っていたが、松濤園に周りできれいに咲いていたので、期待できると思ったのである。
 白雲閣の紅葉は終わりに入っているが、イロハモミジの枯れた感じも良いし、良い状態のものも残っている。
 何か香ると思えば、生垣に小さな白い花が咲いている。

 さらに進むと、ツワブキが咲く小径となる。花が終わっているものもあるが、盛期のものもあって楽しめる。
 イロハモミジの紅葉は枯れ始めてはいるが、まだまだ十分見頃である。気の早いスイセンの蕾が見えたが、さすがに時期は早い。

 別館まで上がって、街並みと橋を展望する。手前には橙色のみかんがなっている。
 ここもツワブキがたくさん咲いていて絵になる。12月中旬でツワブキが楽しめるとは、季節感がすこしずれているな。

 バスの時間が気になるので、別館を後にして下る。
 白雲閣まで来ると、中の紅葉の具合も良さそうな感じがして入ってみることにした。この時期は観光シーズンではないので本当に静かである。
 二階からの眺めも良いが、光がないので、枯れ始めの紅葉は少し物足りなく感じる。
 一階に戻って、庭を見ながらお茶をいただく。蒲刈にはカフェがないので、個人的にはここをカフェ扱いにして毎回訪れている。

 バスの時間まで余裕がありそうなので、蘭島閣美術館に入ることにした。
 都市部から離れているので、何か人気作家の特別展でもなければお客さんは少ないのだが、良いコレクションを持っているので、アート好きな方にはお勧めである。この時は香月泰男の展示があり、黒とくすんだ金色の独特の世界観に惹かれる。冬の静かな時間を過ごすには良い場所である。
 

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