TONARIの 色撮り撮りの「野外彫刻」

ひろしまスタジアムパークの野外彫刻
広島県広島市中区基町

《加藤友三郎銅像》 吉田 正浪

 広島県初の総理大臣となった加藤友三郎の銅像である。
 比治山にも加藤友三郎銅像があったが、戦時中の金属供出によって撤去され、今は台座のみが残っている。
 そちらは軍人像だったが、こちらは政治家としての姿である。呉市の入船山記念館にもあるが、そちらは軍人像である。
 肖像彫刻はあまりレンズを向けたくないのだが、明るいひろしまスタジアムパーク内にあって、新しいスタジアムの雰囲気もあってカッコイイ感じがしたので撮影した。ところで、学校で加藤友三郎のことを習った記憶がない。地元の歴史的な有名人は教えてくれないかな。
 

《飛躍》 北村西望

 長崎平和祈念像で知られる北村西望の作品で、鯉が天に向けて駆け上ろうとしているかのような躍動感のある作品である。
 広島といえばカープ、つまり鯉なので、それをモチーフと下のだろうか。
 

《針のめぐみ》 鈴木政夫

 

 4つの箱を積み上げたような台座の上で、6人の人物が絡み合うように一つの塊を作って、針山のようにも見える(深読みしすぎ?)。
 広島は針の産地としての歴史があり、針供養と関係する作品であろうか。
 祭壇のようにも見えて、少し宗教色を感じるのだが、優しいフォルムなので和やかな気分にさせてくれる作品である。
 以前は林の中にあって埋没した印象だったので、新しく整備されたひろしまスタジアムパークの良い場所に設置されて良かったように思う。
 

<アクセス>

ひろしまスタジアムパーク東側にある。
 

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