TONARIの 色撮り撮りの「野外彫刻」

平和の森の野外彫刻
広島県広島市中区基町

《道標》 清水久兵衛
道標道標道標
道標道標
(2025年4月20日撮影)

 ひろしま美術館の東側の小径に設置してある。

 緑の森の中に鮮やかな朱色の作品があり、強いコントラストがあるのに、神社の森の中にある朱色の鳥居の如く風景に馴染んでいる。

 遊具のような丸棒で形成されていて、ウェーブした板がそれを包んでいる。頭部?でどこかを指し示しているようにも見え、板で風の動きを表現しているようにも見える。

 大きく目立つ作品なので、ここを通る人はたいてい気付いているのではないだろうか。
道標
(2025年8月3日撮影)

 真夏の日差しを避けて森の小径を進むと出会うことが出来る。
 この時期に暑さを連想させる「赤」ではあるが、爽やかな雰囲気がするのはなぜだろうか。
 
道標

《姉妹》 林 健
(2025年6月22日撮影)

 姉が妹を労るような優しい場面を感じる彫刻で、好感を持てる。
 ただ、周囲にゴミが……森の中に設置されているのは良いと思うのだが、ちょっと埋没した印象がある。
 

《認識の力》 志水晴児
認識の力
(2025年6月22日撮影)

 図書館北側の入り口にある池?の中にある。
 立方体をくっつけて変化させたような面白い造形である。
 どれがどうなっているのか想像するのも良さそう。

 が、メンテナンスが出来ていないせいで、これが作品かどうか認識できないのが大変残念である。設置された当時はどんな姿だったのかな。

《輪になって》 山口牧生
輪になって
 広島県立総合体育館小アリーナ南側にあり、梅干しの種のような(は失礼か)大きめの石の周囲に大小の石が囲んでいる。

 中心となるものが何を表しているのか。柔らかいフォルムと存在感。それは指導者、指揮者、先生、調整役などいろいろ考えられる。宗教的に考えると、神であったり、宇宙の真理であったりと解釈の幅は広くなる。

 周りを取り囲む石たちは、縦長だったり横長だったり小さかったり大きかったりで様々。個性溢れる人々の投影であろうか。

 作品なので実際に腰を下ろして休憩するのは憚られるが、角のないやさしいフォルムなので、子供たちが集まるきっかけになる場所になれば良いかな。

 ※「平和の森」には入らないと思うが、編集の都合上、このページに入れることにした。

<アクセス>

《道標》は、ひろしま美術館の東側の小径にある。
《姉妹》は、中央図書館北側の森の中にある。
《認識の力》は、中央図書館北側入り口付近にある。
《輪になって》は、広島県立総合体育館小アリーナ南側にある。

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