TONARIの 色撮り撮りの「野外彫刻」

広島城の野外彫刻
広島県広島市中区基町

《英霊にささぐ》 吉田 正浪
英霊にささぐ
 軍人男性とその妻と幼子の3人の彫刻である。

 幼子は父親に抱かれてはいるが、母親の方に移動しようとしている場面である。

 父親よりも母親を求める幼子は普通であるが、父親はそれを意に介することなくどこかを見つめている。妻子を守ろうとする意思というより、子供は妻に任せて自分は戦争に向かう意思を感じる。

 「英霊」という表現については思うところはあるが、護国神社という場所には適した作品なのだろう。英霊と呼ばれた人々がどういう状況で戦っていたのかを窺える作品と言えそうである。

<アクセス>

 広島城を目指して貰えれば良い。
 路面電車に乗り、紙屋町東電停で下車。地下街のシャレオを通り北に向かい、地上に出て北に向かって広島城の案内に従って歩く。
 護国神社は天守に向かって進めば、左手奥に見えてくるので見落とすことはない。
 

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