TONARIの 色撮り撮りの「野外彫刻」

加古町の野外彫刻
広島県広島市中区加古町
アステールプラザ/広島市文化交流会館

《my sky hole '85》 井上武吉
my sky hole '85

 広島市文化交流会館の裏側、旧太田川側に設置されている。
 鏡のように周囲を写し込むステンレスの大きな球体が、建物の入り口前に置かれている。通りがかった学生が、「球がある!」と言って通り過ぎた。
 中心部は雫を反対にしたような穴が空いており、向こう側を見通せるようになっている。
 球体は地球のようでもあり、空を写し込んでいるので強く空を意識させる作品である。
 世界の一部に穴を開けて覗いてみたらどんな景色が広がるのだろうか。いつも見る世界とは違って見えるのだろうか。
 

《浴女》 アリスティド・マイヨール
浴女

 アステールプラザの裏側、旧太田川側に設置されている。
 沐浴をしている女性だろう。
 自然で流れるような柔らかな造形で、ただ直立した姿勢ではなく、右足をやや前に向けて動き始める前の一瞬のようでもある。
 全体もゆるやかなS字で女性の身体の造形美を表現している。
 日陰になっているため、背景が明るすぎるのが写真的にはあまり良くない。いずれ違う時間帯で撮り直したいな。
 

《梶山季之文学碑》 荒川明照
梶山季之文学碑

 《浴女》の北側近くにある。
 文学には明るくないので梶山季之氏を存じ上げず、その文学碑ということでスルーしようかと思ったのだが、造形的に面白く興味を持ったので撮影した。
 汚れで見えずらいが、「花不語」(花は語らず)と刻んであり、造形としては花を模したものだろうか。
 花の蕾が膨らんだ時の雰囲気にも思えるし、咲いた花を抽象化したようにも見える。
 

《TO THE SKY》 澄川喜一
TO THE SKY

 アステールプラザ北東隅の緑地の中に設置してある。
 題名からして空を意識している作品だと思うが、三日月のような光沢のある造形にまず注目が行く。
 ごつごつとした土台部分は岩稜のような雰囲気で、そこから登る三日月かなと勝手に想像した。観る人によって解釈は違うだろう。
 時間帯的に日陰になっているので作品が暗く見えるのが残念。午前中の日が当たっている時に撮影し直したいな。
 

《平和への道標》
平和への道標

 アステールプラザ入り口近くに設置している。
 「平和の道標」とあり、説明のところには「イヌクシュク」とあり、作品名としてはどう表記するのか不明。
 イヌクシュクは極北に住むイヌイットが道標としていた人型の石像とのことで、一度も戦火を交えていないイヌイットが平和を希求するシンボルでもあるそう。
 作者名はなく、イヌイットの伝統文化の表象ということだろうか。
 人型に石を積み重ねた姿は、日本風に言えば灯籠のようでもあるし、角度を変えると人々を導く灯台のようでもある。
 石を積み上げるというのは子どもでも出来るし、立体造形の原初的な手法かもしれないな。
 


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《my sky hole '85》



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《浴女》
《梶山季之文学碑》
《TO THE SKY》
《平和への道標》

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