TONARIの 色撮り撮りの「野外彫刻」

南区の野外彫刻 2026/3/22
広島市南区皆実町1-5-44 南区役所

《みなみ風》 小平胖可
みなみ風

 題名からして暖かな南風を受ける女性像であり、左手を首元に当てて風を感じている様子である。
 ただ、クスノキの枝が顔にかかって作品がよく分からない状態になっているのが残念である。
 道路側からの視認性も低いし、ここを通る人で、この彫刻を認識している人はどれだけいるのだろうか。枝は剪定した方が良い。
 雨が降る前の暗い状況であったので、晴れの日に再度撮影した方が良いだろう。作品を美しく撮影できるよう工夫しないとな。
 

《若人》堀内英二  南区比治山本町 南区図書館前
若人

 南区図書館に向かう階段を上ると男性の裸体像がある。力強く未来への希望を胸にしているような男性である。
 惜しむらくは、錆が浮いていて表面がボロボロしていること。メンテナンスが必要だろう。
 それはそうと、裸体像が公の空間にあることを問題視する人たちがいるようで、実際に撤去された自治体があるようだ。子供の時に観ても何にも思わなかったし、芸術に触れる機会が増えた今ではまったく問題だとは思わない。一部の声の大きな人たちによって、窮屈な世界に向かって進んでいるな。
 

《大地0(ゼロ)からのかたち》 岡本敦生 西 雅秋  南区松川町7 京橋川河岸緑地
《大地0(ゼロ)からのかたち》

 松川町電停から西に進み、京橋川に架かる東広島橋のたもとの河岸緑地に造られている。
 ストローの先のようなものやアーチのようなもの、土管のようでもあり、地を這う大蛇のようでもあり、海を縦横無尽にうねって進む怪物のようでもある。
 造形物には線が入っているため、自然とその太さや形を想像するのだが、近づいてみればそれが錯覚だと分かる。太いと思ったら細いし、感覚が狂わされる。
 広い地面にも埋められたように見え、盛り上がっていると思えば、沈んだように見え、これは多分下に深く潜り込んでいるなと思わせる箇所もある。地表に出た部分だけでなく、地下にもこれらが展開されていると想像させる面白い作品である。想像力がたくましい人なら迷宮のような立体構造として理解できるのかもしれない。ひとつの彫刻作品でこれだけの規模で見せられるのは初めてである。

 この作品の撮影は難しい。広い上に作品以外のものは必ず入るし、撮影する側の美的センスを試される。

 この作品が第1回彫刻コンペティション最優秀作品とのことで、第2回は広島駅前にあった(工事後再設置されるそうだが)高橋秀の噴水彫刻、《翔べ!未来に向けて》。第2回で終わってしまったのは残念である。場所的に広島市民にもあまり認知されていないのではないだろうか?
 


<アクセス>

 《みなみ風》の位置は左の地図を参照のこと。

 《若人》は区役所の道路を挟んだ向かい側の建物2階にある。

<アクセス>

 《大地0(ゼロ)からのかたち》は、広電比治山線、もしくは循環線で松川町電停下車。京橋川方面に進むと橋のたもとの河岸緑地に見える。

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