TONARIの　色撮り撮りの「その他」
		益田市の雪舟庭園		０９／１１／２８
				島根県益田市
		唐音水仙公園で咲き始めのスイセンを見た後、益田市の市街地に入ったことが無いので、雪舟庭園のある萬福寺と医光寺を訪れることにした。 　雪舟庭園に行く前に、まずは益田市乙吉町にある雪舟の郷記念館に寄ってみる（常設展は３００円）。 　雪舟は日本の水墨画を確立した人物と知られ、涙でねずみの絵を描いた話が有名で、また、作庭も手掛け、各地に雪舟庭園と呼ばれる庭が残っている。 　ここには雪舟直筆の掛け軸があり、初めて本物を拝見したが、う〜ん、良く分からない（笑） 　古いせいか、日本水墨画の先駆けだからか、あまり印象に残る作品ではなかった。。。と言うと怒られるだろうか（＾＾； 　ただ、雪舟から後の水墨画家たちの礎となった訳で、重要な作品には間違いない。
		続いて萬福寺へ。 　市街地なので、文章で説明しても分かりにくいため、萬福寺のＨＰを参照願います。益田の観光名所であり、案内はあるのでそれに従えばよい。拝観料は５００円。 　お客さんが少なかったせいか、係の方（？）に詳しく教えていただいた。 　下の2枚の写真が雪舟庭園である。 　広々として寂しい感じもするが、なかなか雰囲気のいいお庭である。
		萬福寺を後にして、川沿いの道を少し進み、県道54号線にぶつかったら左折して少し進めば医光寺の前に到着する。 　すぐに見えるのが左の写真に写っている総門である。 　この総門は益田城の大手門だったものを、関ヶ原の戦いののちここに移築したのだという。 　この総門の周りには何もなく、ぽつんとしているので見た目がアレだが、なかなか雰囲気のある門である。ただ、少し傷みが見えるのが心配なところ。 　医光寺の駐車場は、この門の横を入って行けば良い。 　拝観料は５００円。
		医光寺の雪舟庭園は中央にあるシダレザクラが有名である。 　もちろん花は無くて葉っぱもないのだが、枝ぶりの良いシダレザクラなのは良く分かる。 　萬福寺と比べれば庭の広さは無いが、背後に迫った山の斜面をうまく利用して広がりを感じさせる庭となっている。桜は３月末くらいが見頃だとか。
		シダレザクラも良いのだが、それよりも気になったのが、紅葉の鮮やかな楓の巨木（上の写真）。 　近くに行けないので幹回りはよく分からないのだが、遠目に見る限り、幹回り３ｍ近い巨木ではないかと思われる。意外なところで大きな木を見つけてしまった（＾＾； 　春の桜に秋の楓。。。萬福寺と違って、特に春と秋に見る人を引き付けるお庭となっている。 　萬福寺にしても医光寺にしても、どちらの庭もそれぞれの良さがあるようだ。 　建築にも作庭にも詳しくないのだが、あまり期待していなかった（笑）割には見て面白かった。
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