TONARIの 色撮り撮りの「その他」

両城の200階段 2018/3/31
広島県呉市両城

 
 新聞に挟まっていた冊子に呉の中心部のマップが載っていて、それを見た息子君が「ここ行きたい」と言い出した。それが両城の200階段である。存在自体は知っていたし、映画「海猿」でロケに使われたということも聞いていたが、わざわざ行こうとは思わないところだったので、これもいい機会かな?と思い、息子君を連れて登ってみることにした。

 呉駅まで電車で行き、そこから徒歩で両城小学校の近くまで行く。左側の写真は校門から見上げた200階段であるが、ちょうど桜も咲いていてなかなかいい景色である。

 小学校を回り込み、反対側にある入り口に行く。看板があるのですぐに分かる。
 
 結構な急坂だが、元気にひょいひょいと登っていく息子君。やるな5歳児。
 思えば、200段くらいの階段のある神社を2歳の頃に登ったことのある息子君であるので、これくらいの階段は全然問題ないのである。

 もちろん、私もこの程度の階段で根を上げることはない(^−^)
 
 
 だいぶ上の方に登って後ろを振り向くと、いかに急坂を登って来たか分かる。

 ↓北側にもある急な石段。
 呉はこんな急斜面に家があることが多く、それがいろいろと問題にもなっているのだが、景観的には面白い風景である。

 かつては東洋一の軍港と謳われ、人口が爆発的に増えたため家が足りなくなり、こうした斜面にどんどんと家を建てた名残である。ここに限らず、急斜面にある家は多い。
 
 
 呉湾方面はこんな感じの景色。

 大きな船、自衛艦、潜水艦などがあり、日新製鋼などの工場も見える。
 
   
 ↑灰が峰方面を望む。
 山の斜面にヤマザクラやいろいろな種類の桜が咲いている。灰が峰の中腹にはいろいろな桜が植樹されているので、機会があれば見に行って欲しい。
 北側にある階段状住宅の上にもきれいな桜が咲いているお宅が見える。ちょっとした城塞のようにも見えて面白い。
 
   
 200階段を登り切って少し脇道で行くと、なかなか景観の良い”城塞”が見える。よくもまあ、こんな山の上に家を建てたものである。

 確か「石段の家」という、空き家をリノベーションした宿泊施設があったはずである。何年か前に話題になっていたが、今でもちゃんと運営されているのだろうか?左の写真の上の方にそれらしき家が見える。
   
 下りは危険なので息子君は一人では行かせず(行こうとはしないけれど)、私が下に居てゆっくりと下る。登るのより下るのが危険である。

 慎重に下りながら入り口に戻ると、道の向こうに桜が「ご苦労様」と出迎えてくれる。ああ、この景色はいいなあ。

 息子君が楽しかったかどうか分からないが、嫌ではなかったよう。この後お花見に行ったが、持ってきていたオールレーズン2袋をペロッと食べ、ゼリー飲料も軽く飲み干した。結構疲れたのだろう。

 海猿を見たこともない私なので、わざわざ訪れるつもりはなかったが、こうして見るとなかなか景観が良くて写真撮影を楽しめた。今回は身軽にしようと広角レンズだけ持参したが、望遠レンズがあれば”城塞”をうまく切り取れたと思うし、また息子君が行きたいと言い出したら訪れてみよう。もうそんな機会はないかな?
 
  <アクセス>

 呉駅を出て大きな道を左折。大きな道を渡って更に進み、商店街の通りに出たら左折。そのまま進んでいけば両城小学校の校門。その向こう側に入り口があるので、小学校を回り込んでいけば良い。
 

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