TONARIの 色撮り撮りの「その他」

階段住宅−両城 2022/5/1
広島県呉市両城


 天応の神社にフジの花を撮影に行った帰り、まだまだ元気があってので、「両城の階段住宅を撮りに行こう!」と思い立って足を向けた。前回は桜の季節だったが、今は新緑の時期。住宅地に四季は関係ないというむきもあろうが、意外と違いがあるのである。
 遠くから見ると岩壁を登るかのような圧迫感があるが、油断しなければ^^階段は安全に登ることができる。小さな子や足腰に自信がない方は慎重に。バランスを崩すと大怪我になってしまう。


 民家の庭先に植えられている花やそこから逃げ出した^^花が咲いていて、無機質の階段が続く中でも彩りはある。多少かすんでいるが景色もなかなか良い。振り返るときにはバランスを崩さないように注意のこと。

 少し道を外れて南に向かう小道を進むと、見晴らしの良いところでキリの花が豪華に咲いていた。
 う〜ん、勢いもあるし、ボリュームもあるし一番良い時期であろう。
 背の高い木なので近くで見る機会は少ないのだが、急斜面の住宅街なので、こういう高木の花が近くで見ることができる。良い発見だった。また撮影に来よう。

 呉の町は港にクレーンが立ち並ぶ姿が印象的である。近くで見ても良いが、離れて見るのも絵になる。

 200階段の上まで来て、ここから引き返す予定だったが、豪華なキリの花を見てテンションが上がったのかさらに進むことにした。家を取り壊したと思われる空き地でノイバラが咲き始めていた(左の写真)イバラはやっかいな存在なのだが、こうして花を見る分は美しくて良い。状態も良いようだ。
 

 両城中学校まで上がってここから引き返すように谷に下っていく。中学生はここまで登ってくるんだな〜若いから元気だろうが、おじさんとしては毎日の通学はちょっと嫌かな^^

 ニセアカシアがちょうど良い時期のようで、あちこちで白い花が見える。しかし、遠いものが多く、望遠レンズを持って来ていないので、風景の一部として撮影する。

 しかしまあ、よくこんな急傾斜地に家を建てたものである。

 谷をぐるっと回りながら降りていく。途中で「古田家の赤レンガ塀と石垣」という案内看板があったので撮影。よその地域の方には珍しいのかな?呉ではこういう赤レンガの塀の家を見ることが割とある気がするので、あまりそそられるところがなかった。それが写真に現れているかな。

 

 目線が下がってくると、階段住宅が要塞のように見えてくる。
 同じ言葉の繰り返しになるが、よくもまあ、こんなに建てたものである。

 ←途中の畑でミカンの花が咲いており、実もなっていた。
 栽培品種なので具体的な種類は不明だが、この時期なので夏みかんかな?

 古田家ではないところのレンガ塀。ここは背景に階段住宅とその背後に灰が峰があって絵になる。
 

 また小径に入って階段を上ってゆく。

 階段住宅は住むのが大変だと思うが、斜面というのは絵になるので、こうして花を植えると家が映える。
 個人宅なのでじっくりは撮影しないが、撮りようによっては十分に絵になりそうである。

 あまり奥に入り込むと引き返すのが大変になるので、適当なところで諦めて元来た道を戻る。この辺から撮影するのも良さそうである。

 そう言えば「石段の家」はあれからどうなったのかな。アクセスが悪いのでブランディングをしっかりしていないと運営は難しいと思うが。

 一旦谷の下まで下り、対面から見た直線の急な階段の下までやって来た。ここは直線なので壁のように迫ってくる。

 まるでお城の石垣のようにそそり立っている。これくらい積まないと家は建てられないとは言え、よくもまあ……。

 このお宅が雰囲気があって写欲をそそられる。

 こうして観光気分でやって来る分にはこれくらいの急傾斜地でも(私は)問題ないのだが、毎日の生活となると大変である。昔の人は今と違って足腰の強さが半端ないのだが、それにしてもキツイ。見晴らしは良いがなぁ。
 
 石垣の花をいくつか。
 別の階段にも行ってみるが、先程の方が絵になりそうだったので引き返す。朝から撮影三昧だったので、さすがに疲れていた。
 まだ入っていない小径もあるし、また別の景色もありそう。観光者は私の他には見ないが、もっとうまくアピールすればお客さんは来そうである。
 
 
 
  <アクセス>

 呉駅を出て大きな道を左折。大きな道を渡って更に進み、商店街の通りに出たら左折。そのまま進んでいけば両城小学校の校門。その向こう側に入り口があるので、小学校を回り込んでいけば良い。
 

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