TONARIの 色撮り撮りの「その他」

縮景園の5月 ’18 2018/5/4
広島県広島市中区上幟町2−11


 縮景園に被爆樹木のマツがあることは知っていたのだが、標識がなかったので(気づかなかったので?)撮影出来ていなかった。しかし、被爆樹木には新しい標識がつけられるようになったので、ここのマツにもつけられているだろうと撮影に訪れた。

 ゴールデンウイークであるので観光客も多く、桜の時期ほどではないにしても結構な賑わいである。
 外国人観光客は以前よりもぐっと増えている印象である。確かに平和公園や原爆ドーム、宮島と観光するのなら、アクセスも悪くないし、縮景園のような日本庭園まで足を運ぶのは自然なことであろう。

 今日は天気も良く清々しい。大蘇鉄は樹形が崩れあまり樹勢が良くないように見える。
 
 
 一番奥の高台、迎暉峰(げいきほう)まで足を延ばしてみる。
 人も少なく、庭園の奥行も感じられる場所である。

 近くには竹林もあって、若々しい竹の緑を見ることができる。ただ、この竹という被写体はなかなか難しく、うまく絵作りできなかった^^
 
   
 少し戻って川側に下って歩いていくと茶畑があった。割と広い範囲で育てているので、茶摘みも行われているのだろう。
 その近くにはアヤメのお花畑がある。ショウブとはちがう柔らかな色合いで、時期的に良いのだろう、花も勢いがあって美しい。
 
 
 本日の目的だった被爆樹木を撮影。
 ←川沿いの道を歩いていると、左側の段上にそびえている被爆樹木のクロマツ。詳しくは「広島県の大樹」の「被爆樹木」のコンテンツをご覧ください。

 ↓近くにある被爆樹木のイチョウ(中央の木)。
  片側しか葉っぱを展開していないのは原爆の影響だろう。
 
 川沿いの道を更に進み、一番端の所まで来ると被爆樹木のムクノキがある。

 初めて見た時は「もう長くないな。」と思ったが、多くの葉っぱを展開してしっかりと生き続けている。
 
 明月亭のそばにある大きなクスノキ。
 合体しつつあるので、将来的には巨樹になる可能性十分である。今後が楽しみなクスノキである。

 ←こちらは川沿いの道で見つけた大きな樹。大きな樹は他にもあって、100年後くらいでも巨木が多く見られる場所になりそうである。
   
 5月なので新緑も美しい。
 右上の写真は梅林で撮影。花の時期は多くの人で賑わうが、そのほかの時期は閑散としている。
 
 
 梅の実もたくさんあって美味しそう。ほんのり桃色が可愛らしい。

 産毛もマクロで大きく写すと印象が変わる。ピント位置はどこがよいかな〜手持ちでこんなちいさな毛にピントを合わせるのは難しい^^

 ←いつも撮影している大きな梅の木。
 こういう地を這うような樹形は梅で時々見られるが、カッコイイ、写したくなる樹形である。
 
   
 梅園を抜けて入り口近くに戻って来る。
 新緑の時期は緑が初々しくてやさしい色合いである。外国の人にも日本の庭園の美しさを感じてもらえると嬉しい。
 
 
   
 最後は入り口近くにあったアヤメの花を撮影。アヤメはどこかなよなよした印象であまり撮りたい花ではなかったのだが、時期が合うと凛とした美しさを感じる。ついでに近くにあった桜の実がきれいだったので撮影。

 観光客が増えたのは良いことだが、のんびりと散策するにはちょっと適さなくなりつつあるなぁ。
 
 

<アクセス>
 
 街中にあって説明しづらいので、縮景園のHPを参照のこと。
 JR広島駅から1km弱なので、駅から歩いていっても良い。車の場合は、入口前に有料駐車場がある。
 入園料は250円。お隣の県立美術館の特別展のチケット提示で100円になる。
 

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