TONARIの 色撮り撮りの「花 々」

四季の  吾妻山の花々

 <2012年10月20日撮影>

吾妻山 
 紅葉の吾妻山を見ようとまたやって来た。

 例年なら見頃の時期なのだが、少し紅葉が遅れているようで色づきは浅いが、天気も良くてさわやかな雰囲気の彩りとなっている。

←定点撮影している場所からの吾妻山。

 山登りに来ている人たちも多い。

<葉っぱの紅葉>
ブナ 
ブナ(山毛欅)

 色づきはまだ浅いが、緑色からのグラデーションがきれいである。

 これはブナの葉だが背景の木はサワグルミ。
コハウチワカエデ 
コハウチワカエデ
(小羽団扇楓)


 枯れたり虫食いした葉っぱが多かったが、綺麗に色づいている葉っぱを見つけた。
ウリハダカエデ 
ウリハダカエデ(瓜膚楓)

 吾妻山はこの葉っぱの紅葉が多いのだが、あまり色づきが無く、いいものを探したのが見つからず、地面に落ちていたものを撮影。

 でも、これだと何がなんやら分からないか(^^A
ミズナラ 
ミズナラ(水楢)

 あまり黄葉が美しいという印象はないと思うが、こうして透過光で撮影するとなかなか綺麗。
ウリカエデ 
ウリカエデ(瓜楓)

 こちらも透過光だが、葉脈が目立って立体的になった。
ホツツジ
ホツツジ
(穂躑躅)


 赤く色づく花の代表のひとつ。

 花も実も落ちているが、鮮やかな紅葉が印象的である。
タニウツギ 
タニウツギ

(谷空木)


 6月はこの木にピンク色の花がたくさん咲いて豪華だが、秋の紅葉は黄色く、縁が黒ずむのであまり綺麗ではない。

<実>
マムシグサ 
マムシグサ
(蝮草)


 花の時期は蝮のような独特の姿だが、秋は赤いトウモロコシ(笑)

 下から見上げて撮るのも面白い。
サワフタギ 
サワフタギ
(沢蓋木)

 瑠璃色の綺麗な実をつける木だが、もう落ちてしまったのかあまり見つけられなかった。

 黒い実のタンナサワフタギも、多くはないが見られる。
ゴマギ サラシナショウマ
ゴマギ(胡麻木)

 すでに実は落ちているのでどんな実か分からないが、ガマズミの仲間なので赤い実をつけるようだ。紅葉は綺麗でない^^
 
サラシナショウマ(晒菜升麻)

 ブラシのような白い花をつけるが、実は青くて地味で、あまり目立たない。
 
ユキザサ 
ユキザサ(雪笹)

 赤いおいしそうな実が先につく。全部付いた状態はあまり見られず、これくらい残っていれば良い方。

 葉っぱの紅葉もきれいなのだが、この写真のものはいまいちかな。

<花>
リンドウ 
 リンドウ(竜胆)

 10月は花が少なくなる時期だが、リンドウはまだまだ綺麗に咲いている。
 11月初旬くらいまで見ることができるが、その頃にはあまり花を開かないので、綺麗な姿を見るのはこの頃まで。
 リンドウ
ヤマラッキョウ 
 ←ヤマラッキョウ(山辣韮)

 ↓イヨフウロ(伊予風露)

 リンドウの青も鮮やかだが、ピンク色の花も綺麗。イヨフウロ
リュウノウギク 
リュウノウギク(竜脳菊)

ヤマシロギク(山白菊)

 秋の花というとキクの仲間も多い。
 天気が良過ぎると、白い色が飛んでしまうなあ(^^;
ヤマシロギク
マツムシソウウメバチソウ
 
マツムシソウ(松虫草)

 盛期は過ぎているので数は少ないが、青空を背景に咲く姿は清々しい。ただし、上の写真は地面すれすれから見上げるように撮影しているが^^
 
 
ウメバチソウ(梅鉢草)

 こちらも盛期は過ぎているので咲いている数は少なかった。
 状態の良いものが少なく、証拠写真的に撮っただけ^^
 
アキノキリンソウ 
アキノキリンソウ
(秋の麒麟草)


 たくさん咲いているので有難味?はないが、鮮やかな黄色はこの季節の色である。
キバナアキギリ 
キバナアキギリ
(黄花秋桐)


 花は落ちてしまっているが、なくても絵になる。
オオタチツボスミレ 
オオタチツボスミレ
(大立坪菫)


 本来の花期ではないが、秋にもスミレが咲いていることがある。

 
アカモノ 
アカモノ(赤物)

 6月に咲く花だが、この時期に狂い咲きする。

 数は少ないので、よく探して。
センブリ 
センブリ(千振)

 苦い健胃薬としてしられるが、花は小さくてキレがある美しい花である。

 あまり見つけられなかったが、ひっそりと咲いていた。
カワラナデシコ 
カワラナデシコ
(河原撫子)


 夏の花だが、かろうじてきれいに咲いている花が残っていた。
ワレモコウ 
ワレモコウ
(吾亦紅)


 地味な花だが、生け花などで使うと意外と存在感がある。

←ただ証拠に撮ったような写真で駄目だな^^
ツリガネニンジン 
ツリガネニンジン
(釣鐘人参)

 指導標と一緒に撮影。

 ツリガネニンジンもどこかを指さしているような?
イブキトラノオ 
イブキトラノオ
(伊吹虎の尾)


 夏の花だが、このひと株だけ鮮やかに咲いていた。

←マクロレンズで撮影しているので大きく写っているが、印象としてもっと小さい。
ホソバノヤマハハコ 
ホソバノヤマハハコ
(細葉の山母子)


 花はほぼ終わっているので華やかさはないが、綿毛が光を浴びて輝いていた。
タムラソウ 
タムラソウ
(田村草)

 湿地に咲く背の高い花。
 秋の花だが、9月頃が花期なので、もう花は終わっている。
キセルアザミ 
キセルアザミ
(煙管薊)


 こちらも湿地に咲く花。煙管の様に咲きが曲がるのが特徴である。

 タムラソウと同じくらいに咲く花だが、こちらはきれいなものがまだ残っていた。
 

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