TONARIの 色撮り撮りの「花 々」

四季の  灰ヶ峰の花々

 <2006年5月6日撮影>

アケビ 
アケビ(木通)

 木に絡まる紫色のものがあるなと良く見たら、アケビの花が咲いていた。

 実のところ、昨年初めてアケビの実を食べたので、こういう感じで花が咲くのかとちょっと感動した(^^;

 左の写真ではいまひとつはっきりしないが、ミツバアケビのようでもある。アケビは小葉が5つ、ミツバ〜は3つとのこと。

 花が開いているものが少なかったが、いくつかは開いていた。
オキナグサ 
オキナグサ(翁草)

 フェンスで囲われている、山頂のレーダーのある敷地内に咲いていた。

 野生ではなく、おそらく植栽だろうと思うが、山にあると何だか庭にあるのとは違う雰囲気を感じてしまう。

 日当たりの良い草地に咲く花なので、灰ヶ峰に自生していてもおかしくはない。
ミヤマガマズミ 
ミヤマガマズミ

 ガマズミは5月になるとあちこちの山で見かける。
カラスビシャク
カラスビシャク(烏柄杓)

 雑木林の林床に、何やら気持ちの悪いものが見えた。カラスビシャクである。

 仏炎苞は緑色と濃い紫色があるそうだが、こんな色が集っていると、何だか不気味である。
キランソウ 
キランソウ(金瘡小草)

 カラスビシャクがいた近くにキランソウのちょっとした群生があった。

 日当たりの良い場所でしか見たことが無かったが、こうした林縁でも咲くようだ。
サルトリイバラ 
サルトリイバラ(猿捕茨)

 冬によく目立つ赤い実をつけるサルトリイバラの花がたくさん咲いていた。

 クローズアップしたものも撮影したが、折角灰ヶ峰で撮影したので、呉の町を背景として、景色的に撮ってみた。

 左の写真では、葉っぱが赤っぽく写っているが、実際は黄緑色。
ムベ 
ムベ(郁子)

 アケビと同じアケビ科の植物で、つる性なので他に木に絡まりついている。

 遠くにあったので左の写真が限界だったが、真ん中の木に絡み付いているのがムベ。

 花はまだのようで、つぼみが多かった。

フジ? 
フジ(藤)

 ちょっと自信はないのだが、フジの新芽が出ていた。新芽というのはどの植物でも初々しい。

 5月といえばフジの花が咲く頃だが、標高737mの灰ヶ峰の山頂付近にあり、平地よりは開花が遅れるのだろう。

 もし間違っていたら教えてください。
クロモジ
クロモジ(黒文字)

 今日は雨が降りそうな天気なので暗い感じに写っているが、新緑が初々しく、花も淡くてきれいである。

 この他に、ウリハダカエデなどの木の花が見られた。灰ヶ峰の4月は桜が咲いているが、八重桜が少し残っていた。

<次はスミレを紹介します>

ニョイスミレ 
ニョイスミレ(如意菫)

 いろいろな場所で見ることが出来るスミレであるが、少し湿り気のある場所で見られる。

 小さな花であるが、よく群生しているので見つけにくいということはない。
ナガバノタチツボスミレ 
ナガバノタチツボスミレ(長葉の立坪菫)

 車道の隅にはスミレが点々と咲いている。
 タイヤに踏みつけられることはあまりないだろうが、よくこんな場所で生育するものだ。

 普通のタチツボスミレだと思ったが、花の色が多少濃く、葉っぱが細長いのでナガバノタチツボスミレであろう。
ニオイタチツボスミレ 
ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)

 このスミレも道路際に咲いていた。
 花弁の色が濃く、名前とおり香りが良い。
ヒゴスミレ 
ヒゴスミレ(肥後菫)

 雑然とした中にあったのであまり良い写真にはならなかったが、複葉性のスミレであるヒゴスミレを見つけた。

 葉が5裂するのが特徴で、普通のスミレを見慣れていると、とてもスミレの葉っぱには思えない。

 もう少し撮り易い場所にあると良いのだが、そうは思うようなところで咲いてはくれない。
 

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