TONARIの 色撮り撮りの「山 行」

四季の  深入山の花々

<2006年10月9日撮影>

ウメバチソウ 
ウメバチソウ(梅鉢草)

 南登山口付近にはウメバチソウがたくさん咲く場所がある。
 山を歩いていても、これだけ固まって咲くところはほとんど見ないので、この花の群生を見るのには助かる。
キキョウ 
キキョウ(桔梗)

 秋の七草のひとつであるが、普通に見られる花ではなくなっている。

 青紫色が鮮やかである。

 キキョウはj自家受粉を防ぐ為、雄しべと雌しべの熟し方が異なるので、気をつけてみると数パターンの違いを見つけることが出来る。
ママコナ 
ママコナ

 何ママコナかな?現地でよく見なかったが、写真で見る限りではツシマママコナのような気が...
 時期的にはほぼ終わりに近かった。
シラヤマギク 
シラヤマギク(白山菊)

 似たような花が多いので見分けるときに迷ってしまう。

 よく似たものにヤマシロギクがあるが、葉っぱが茎を少し抱くのがそれで、シラヤマギクは葉柄がある。また、茎が赤っぽいのも見分けのポイントのようだ。
ハバヤマボクチ 
ハバヤマボクチ(葉場山火口)

 秋の深入山に登ると、たくさん出迎えてくれる花である。

 大きくて背も高いので、周囲の背景と写すと絵になる。
モリアザミ 
モリアザミ(森薊)

 根は太く、ヤマゴボウとして食用にされるそうだ。
 総苞片が刺々しいのが特徴的。

 時期が少し遅いのか、今回はあまり花の状態が良いものが少なかった。
オケラ 
オケラ(朮)

 ぼちぼちと見られたが、花の状態が良いものが少なく、時期的には終わりかな?

 しかし、↑こういう漢字とはしらなかった(^^;
サワヒヨドリ 
サワヒヨドリ(沢鵯)

 数は少なかったが、色の濃いサワヒヨドリが咲いていた。
 残念ながらフジバカマではない(^^;

 湿原の花という印象が強いが、こういった草原にも咲いているのを見たりする。見た目は分からないが、水みちがあって生育環境としては良いということだろうか。
ムラサキセンプリ 
ムラサキセンプリ(紫千振)

 秋の深入山と言えば、やはりこの花に会いたい。

 花の状態はとてもよく、時期的に一番良いのではないだろうか。
 センブリに比べれば花が大きく、背も高くなるので見つけやすい。

 一方で普通のセンブリはあまりおらず、ちらほらと見掛ける程度だった。
ホクチアザミ 
ホクチアザミ(火口薊)

 盛期は少し過ぎている感じだったが、こうして日の光が当たると輝くように咲く。

 登山道のすぐそばではなく、少し草むらになっているところが好みなのだろうか?
ノダケ 
ノダケ(野竹)

 地味な花なので気づいてもらえないかもしれないが、よく見ればなかなかおもしろい形をしている。

 セリ科シシウド属とのことだが、そう言えば袋状の葉柄はシシウドに見られる。
ススキ 
ススキ(薄)

 ススキも集まるといい感じである。
山頂部とススキ 
 林間コースに向けて降りた途中にある東屋から撮影。

 左の写真では雰囲気が伝わらないが、日が差すとススキの穂が銀色に輝き、風によって波打つ様が大変綺麗である。
ヤマラッキョウ 
ヤマラッキョウ(山辣韮)

 なかなか状態の良いものが見つからない花だが、きれいに球形になったものを発見。

 実際はもっと赤っぽいが、写真にすると青紫色に写った。
アキノキリンソウ 
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)

 秋の山で一番よく見られる花のひとつ。
 花期は結構長く、11月になっても咲いているのを見つける。いや12月でも見たことがある...

 青空がきれいだったので、空と一緒に撮影。花の状態がもう少し良かったらな〜(^^;

 マツムシソウもいくつか残っていたが、終わりかけだった。
センプリ 
センブリ(千振)

 あまり良い状態のものがなかったが、ようやく良いものが見つかった。
 これだけまとまって咲いてくれると気持ちいい。
アケボノソウ 
アケボノソウ(曙草)

 水みちのあるところに咲いていた。

 この花はどんな所に咲くか、周囲の状況を覚えるのもおもしろい。
アキチョウジ 
アキチョウジ(秋丁字)

 花を落としたものも多かったが、状態の良いものも残っていた。

 キバナアキギリなども残っていたが、終わりかけであまりきれいでなかったので、今回は割愛。
青空と紅葉 
 紅葉にはもう少し時間がかかりそうだが、一部色づいたものもあり、青空とのコントラストがきれいである。

 やはり秋の山というのは清々しい。
リンドウ 
リンドウ(竜胆)

 秋の花と言えば、このリンドウは外せないだろう。

 いつものように朝早くから登るので、最初は開いたものが少なかったが、殆ど下山したあたりで、よく開いたものを見つけられた。

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