TONARIの 色撮り撮りの「渓 谷・ 滝」

神之瀬峡・小庵の滝 (紅葉)  05/11/13
広島県三次市君田村櫃田

もみじ 
 神之瀬峡には一度春に来ているが、紅葉も美しいと聞いていたので、色づきの頃を狙って再訪した。

 三次市中心部より県道39号を君田町方面に進み、道の駅ふぉレスト君田で休憩。休憩後、道の駅を出て直ぐの道を左折。県道456号を進む。道幅も広く走りやすいが、当然奥に進むにつれ狭くなる。
 神之瀬峡は「ここがいい」という目玉的な場所が無いので、車の退避スペースも少ないので、ゆっくりドライブしながら写真に出来そうなところを探しながら進む。
  
神之瀬峡 
 鏡のような川面と紅葉を写してみたが、朝早いこともあり、光線の具合が悪くてあまり良い写真にはならない(左の写真)。

 時期的には紅葉のいい時期だと思うが、終わりかけなのか、今年はこんなものなのか、いまひとつパッとしない。

 対向車が来ると離合できない場合が多いので、対向車が来ないことを祈りつつ小庵の滝を目指して進む。

ハウチワカエデ 
 小庵の滝の入口に到着し車を停める。
 なお、ここから先は車輌通行止めになっていて高暮ダムへは行くことが出来ない

 遊歩道に入るとハウチワカエデがたくさん色づいている。しかし、全体的に紅葉はくすんだ感じで、あまり鮮やかさはなく、やはり少し遅いのかもしれない。

 もっとも、こういうトーンの色合いを写真にしてみるのも雰囲気があって良い。
小庵の滝 
 数分で小庵の滝に到着。

 幅は狭いが、水の勢いがあってなかなかの滝である。

 紅葉と一緒に撮ろうと思っていたが、周囲にあまり色づく葉っぱがないので、少し高い位置から紅葉した木々の枝が入るようにして撮影(左の写真)。

 
オオモミジ 
 小庵の滝から戻り、そのまま帰るには勿体無いので、彩りを求めて周囲を歩いてみた。

 車から見ると紅葉は終わっているようにも見えたが、こうして歩いてみると、思ったより紅葉が残っていた。

 色合いは少し悪いが、オオモミジを見つけた。
オオモミジ 
 真っ赤という訳ではないが、橙色の美しい紅葉で、日の光を受けて輝いている。

 小庵の滝の入口にはハウチワカエデが多かったが、道路脇にはこのオオモミジが多く見られる。

 なお、現場ではオオモミジと思っていたが、こうして写真でみると、鋸歯が粗いのでヤマモミジかもしれない。日本海側が分布域だが、日本海側が分布域の植物がこの地では見られるので可能性はあると思う。
オオモミジ 
 透過光で葉っぱを撮影。

 車で入峡したときには、今日の紅葉はダメだと思ってが、歩いてみるとまだまだ紅葉が残っていて良かった。

 車のスピードと人の歩くスピードの違いによって見え方も変わるということである。
オシドリ 
 帰り道、オシドリの群れを発見。

 慎重に近づいてカメラを構えた瞬間一斉に飛び立たれ撮影できなかった。警戒心の強い鳥のようだ。

 しばらく車で移動して再び群れを見つけ、今度は車中から望遠レンズを構えて撮影(左の写真)。

 今度は撮れたが、証拠写真程度(^^:
 野鳥の撮影は難しい。

 もっと輝くような紅葉を期待していた分少々消化不良だったが、それなりにきれいな紅葉も見られ、また、オシドリの群れを見ることが出来て良かった。最盛期に時期を合わすというのはなかなか難しいことであるし、気長に何回か訪れてみよう。
 

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