TONARIの 色撮り撮りの「渓 谷・ 滝」

三郎のすべり滝 04/11/20
広島県府中市三郎丸町

三郎のすべり滝 
 三郎のすべり滝は、広島県の方なら一度は聞いたことがあると思われる有名な滝である。ただし、観光客がやってくる名瀑としてではなく、子供たちが滑って遊べるという遊び場としての滝で、夏になるとたいていテレビで放映されている。

 福山方面にイチョウの巨樹を見に行く途中に案内を見つけ、当初は寄る予定ではなかったが、こちら方面はあまり来る機会がないので寄ってみることにした。

 駐車場に車を置き歩き始める。思ったよりカエデが多く紅葉がきれいである。
 案内図を見ると一番奥の三郎の滝まではかなり距離がありそうに見えるが、実際はそうたいした距離でもない。
紅葉と流れ 
 人が多く訪れるとあって公園化された感じで情緒はないが、流れを見ると小規模な滝や大きな岩も多く、峡谷の雰囲気は残っている。

 カエデが多く生えているので、紅葉の名所といっても良いかもしれない。ただ、人工物との関連で写真が撮りにくくもあり、そこら辺は個人的な感覚の差があるだろう。
一郎の滝 
一郎の滝に着く(左の写真)。
 滝壷が広いやや滑らかな滝で、ここも滑れそうな感じがする。

 撮影という点では、後ろのお店の建物が邪魔になるので、ぼかして写してみた。
次郎の滝 
 お店のそばを通り過ぎ(人はいたが営業してるのかな?)、階段を登ってゆくと次郎の滝に着く(左の写真)。

 次郎の滝は落差もあり滝壷も広いので、この峡谷では一番形の良い滝だと思うが、落ち口にある格子が邪魔になって絵的には映えない。上にあるすべり滝との関係で、誤って子供が落ちないようにするための措置だろう。

 最後の階段を登ればすべり滝があり、その奥に三郎の滝がある(冒頭の写真)。

 テレビからの印象ではもっと長いナメラ滝だと思ったが、実際に滑ることの出来る距離は短く、ちょっと拍子抜け。でも、小さな子供たちにはちょうど良い遊び場なのだろう。
紅葉 
 この三郎のすべり滝は、夏に子供たちが滑る滝としか頭になかったが、意外とカエデの大木も多くきれいだった。 
ガマズミ 
 赤いガマズミの実がたくさんなっていたので、小さな滝と一緒に撮影(左の写真)。

 人工的な公園的な雰囲気が私には少しマイナス印象だったが、家族連れでやってくる分にはちょうど良い場所のように感じた。
 
<アクセス>

 国道184号と国道486号が交わる御調町中心部より、国道486号を新市町方面へ向う。県道384号への分岐を過ぎてすぐ先に案内が出ているので左折し道なりに奥に入る。狭い道を一番奥まで入ると駐車場がある。
 
 

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