道の駅たかの |
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TONARIの 色撮り撮りの「紀行」 |
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神話の国・出雲の冬旅 |
2018/2/17〜18 |
島根県 |
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親兄弟家族みんなで玉造温泉に行くことになった。
車がスノータイヤでないのでレンタカーを使うことになり、全部で7人なので大きなファミリーカーを借りて、県北へ向かう。
山間部では雪が残っているが道路はスノータイヤでなくても問題ないレベル。途中で三次ワイナリーで休憩後、三次ICから高速道路に乗るが、しばらく遠出していないので、新しくできた尾道−松江道は初めて通る。サービスエリアはないが、無料区間なのでICを下りて道の駅などを利用するようになっている。
さすがに山間部、中国山地に近づくと雪の量がいっきに増え、休憩に立ち寄った道の駅たかのでは雪がどかっと積もっている。広島県の豪雪地帯の一つであるから、これくらいはあって当たり前なのだろう。
雪が少なければ、久し振りに乳下がりイチョウでも撮影に立ち寄りたいところだが、時間の余裕もあまりないのでまた今度にしよう。
道の駅たかのは初めての訪問。人気があると聞いていたが、結構なお客さんである。
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島根ワイナリー |
再び高速道路に乗り北上する。
峠を越えて島根県に入りしばらく雪景色だが、平野部が近づくと雪がなくなってきて、北斜面以外の雪は融けている。
木次ICで降りて下道で最初の目的地、島根ワイナリーに向かう。
冬なのでちょっと閑散としているが、中に入ってみるとそこそこのお客さんで意外と多い。バスの団体さんで多く見えるのか。
ここのカフェで出雲名物の割子蕎麦を頂く。
島根でいただく蕎麦は経験上あまりハズレがない。
お土産を物色してから島根ワイナリーを後にし、出雲大社に向かう。 |
出雲大社 |
以前来た時は駐車場が一杯で少し待ったが、今日は難なく入ることが出来た。
冬はやはりお客さんが少ない。
出雲大社の駐車場を使った場合は、参道の横から入るようになる。
横の方で少し人だかりがあり、近づいて見ると因幡の白兎に因んで(?)ウサギの像がいくつも置いてある。それぞれに表情が違って面白い。
松林の参道に出てお社に向かう。 |
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以前訪れた時は、歴史に比してあまり大きな木がないなという印象だったのだが、いやいや味のある大きな木がいくつもある。
何を見ていたんだか、自分(^^;
松の巨樹巨木はだいぶ見ることが出来なくなっており、こうした神域にあれば手を掛けてもらえるし、まだまだ長生きできるだろう。 |
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さて、お社の方は、建て替えが済んでからは初の訪問。
大きな注連縄が目を惹くが、印象として少し小さくなったかな?2回目となると最初のインパクトが薄まってしまうのでそんなものか。
普通ならここで帰るところだが、巨樹巨木好きとしては、出雲大社に訪れたら必ず訪れなくてはならない「命主社のムクノキ」を見に行くことにした。
拝殿前から東の径を行き、雰囲気の良い道を200mほど歩くと道に案内が出ているのでそこを左折する。 |
命主社の
ムクノキ |
久し振りの訪問であるが、相変わらずの味わいのあるカッコイイ樹である。
樹齢がかなりになっており、数年程度のズレなどまったく関係なくそこに存在している。
後で調べてみれば、パワースポットなるものになっているそうだが、こういった長命な存在に触れて畏怖心を抱く機会になれば良いと思う。
撮影中も熱心にお参りされている方があり、邪魔しないようにとは思いながらも、樹の回りをうろちょろするので(申し訳ないが)邪魔にはなっただろう。
再び出雲大社に戻り、そのまま駐車場に向かう。
観光シーズンではないだろうが、さすがに全国に名の知れた神社だけあって参拝者(観光客)は意外と多いなと感じる。
今日は天気が良く、どんより天気が多い山陰としては珍しいので、予定になかった日御碕灯台に向かうことにする。時間があれば寄ろうと思っていた巨木もあるが、今回は独り身ではないので今回は割愛。またの機会とする。
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日御碕灯台 |
車窓から眺める稲佐の浜も美しい。
海の色もきれいで、山陰の海岸らしい荒々しさと美しさがある。
日御碕灯台の駐車場に到着する。
車はちらほらいるくらいで、閑散としている。冬の山陰海岸は風が強くて寒いので観光客も少ないようである。静かなお土産屋さんの前を通り過ぎ海岸に出る。
海から吹き付ける風が強く、油断していたら飛ばされそうなくらいである。白い灯台の中に入り入場料(200円)を払い、螺旋階段を延々と登ってゆく。同じような空間が続くので、階段はそんなに苦ではない私でも少々気が滅入った(笑)
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ようやく上に到着して外に出ると、下よりもさらに強い風が吹き付ける。これは深く被っていても帽子が飛ばさると判断し、カメラバックの中に入れる。青空は少なくなってどんよりとした天候になっているが、見晴らしはよく遠くまで見渡せる。これで快晴なら気分最高!となっただろうが、台風のような風の中に体を晒し続けるのはさすがにしんどいので、一通り周囲を撮影して中に入る。子供は灯台の高さか風の強さか、その両方か、外には出ようとせず、中で待っていた。後は帰るだけだが、4歳児が下るには階段が急だったようで、ゆっくりとゆっくりと下る。
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旧大社駅 |
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日御碕灯台を後にして元来た道を戻り、本日最後の目的地、旧大社駅に向かう。海岸沿いの道を進み、左折し、右手に道の駅を見てすぐを右折し、少し走ると案内があるのでそこを左折するとすぐ。
ここに来たのはデゴイチこと蒸気機関車のD51を息子君に見せようと思ったからなのだが、残念なことに工事中(静態保存なので修理中ではないだろうが)だった。
ただ、古い木造の駅舎はカッコよく、閑散としたプラットフォームを走ったり、ホームの階段を下りて線路を横断したり、使われている駅では出来ないことが出来るので、まあまあ楽しめたようではある。
旧大社駅を後にして、今日の宿泊地の玉造温泉へ向かい宿泊。
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<2月18日> |
玉造温泉
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松江城
堀川めぐり |
玉造温泉を出発し、最初の目的地は松江城。
市街地に入って警察屋さんが何やら動いているのを見ながら、松江城の駐車場に入る。毎回混み混みの印象だが、朝早くなのですんなりと駐車することが出来た。
松江城に来たからには堀川遊覧船だろうとすぐそばの乗り場に向かう。人数が多いので1隻チャーターで出発。冬の時期はコタツがあるのでみんなで足を入れる。 |
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今日は鳥がとても多く、鴨や鷭などがプカプカと浮いている。
息子君は「寒い」と言ってコタツに潜り込み景色はあまり見ようとしない。4歳児、自由だな(^^A。
まあ、コタツがあるとはいえ、水の上は冷たい風が吹き抜けるので寒いのは確か。ガイドを聞きながら、低い橋の時は身をぐっと屈めながら堀川を進む。 |
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これで3回目になるので新鮮味はないが、船の上から見られるよう、猫が置かれていたり、観光客が楽しめるよう小さな工夫があったりして発見する楽しみがある。
私的には川から大きな木がいくつか見られる場所がお気に入りである。
変わっていないようでいて変わったなと思うところもある。
陸に戻ってからは松江城に向かう。 |
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巨樹巨木好きとしては階段の所にある大きなクスノキが気になり撮影。
もうひとつ上にある大きなクスノキは枯死しているようで残念。
息子君がしきりに上に上に行こうとするので、それを制しながら撮影するのが難しいので、あまり撮影することができないまま天守閣に向かう。 |
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松江城に登ったことがないのは息子君だけで、他の人は上がらないというので、私と二人だけで登る。展示を見ることなくぐんぐんと昇って行くので、入場料が何だか勿体無い気がしてくる(^^A。
天守に登ると満足したのか、ちょっとうろちょろとしてからすぐに飽きた様子で帰ろうとし出した。登ったからにはと適当にあしらいながら風景を撮影し、降りることにした。
天守閣の回りは整備中で、写真を撮るには残念な感じであるが、次に来るときにはきれいになっているだろう。
今日は天気が良いので、伯耆大山も遠望できる。息子君は「富士山」と言っていたが「伯耆富士」とも呼ばれるので間違いではない。お城から出て昼食へ。 |
塩見縄手 |
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塩見縄手の方へ歩いて行き、有名なお蕎麦屋さんで鴨なん蕎麦を頂く。食わず嫌いでそばを食べないうちの息子君は独りうどんを食べる。
昼食後、再びお濠のそばを歩き、資料館に入る。
パタパタ鳥を作っているというので、息子君が参加して作る。予定になかったので時間を取られたが、息子君は気に入ったようで、車の中でもずっと遊んでいた。
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八重垣神社 |
最後の目的地は八重垣神社。
縁結びの神様、鏡の池の占いで有名な神社であるが、私の個人的な目的は連理玉椿である。
以前訪れた時の写真が気に入らないので撮り直しと思ったのだが、思ったように撮影できず、我が身の未熟さを痛感する。
これだけ巨樹巨木を撮影してきてこのレベルとは...(^^A |
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八重垣神社は以前よりも更に有名になっているようで、駐車場も整備されて観光バスで訪れる団体もあり、すっかり観光地の気が漂っているのが残念。しかしながら、境内に入れば神聖な気が感じられる。ただ、人が多過ぎである。
境内には連理の樹がいくつかあり、これだけ狭い範囲でこれだけ連理があるのは不思議である。自然状態でも連理は見られるが、そう普通に見るものではないので植栽かな?
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奥の森の中に向けて歩いていくと鏡の池がある。
以前は数人しかいなかったのに現在は順番待ちとなっている。ああ、神聖な雰囲気が...日本人は有名になったら殺到する悪い癖があり、神社という場を考えるとこういう状況は完全にオーバーユースである。まあ、目的が違うにしろ私もその内の一人なので偉そうには言えないが…。
実は時間があれば、日本最大クラスのシイ、「志多備神社のシイ」を久し振りに観に行こうと思っていたのだが、予想より時間が遅くなったのでこれでお終いにして広島に戻る。
そう離れていないから、撮影時間を含めて1時間あれば行って帰れるのだが、団体行動なので仕方あるまい。
帰りの車の中では当然眠てしまった息子君。
大きくなってからは覚えていないかもしれないが、良い思い出として何か残ってくれたらよいのだが。
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