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TONARIの 色撮り撮りの「紀行」 |
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益田の水仙と雪舟+冬の津和野旅 |
2012年1月28日〜29日 |
島根県益田市・鹿足郡津和野町 |
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【1月29日】2日目 |
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翌朝、雪がちらほらと降っていて雪がそこそこ積もっているので、殿町通りを経由して、太鼓谷稲成神社、津和野城へと登ることにする。
津和野の名物の鯉はこの寒さのせいで団子のように凝集している。まるまると太った大きな鯉で、少し怖い気も(^^A
菖蒲が咲く頃が一番見頃だろうか。
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津和野教会
殿町通り |
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雪の積もった町並み、雪の中の津和野教会もきれいである。
ここは車が通るので道路の雪が溶けてしまっているのがちょっと風情がないかな。。。安全のためにはその方が良いが^^
津和野大橋のところから稲成神社方面に入る。川沿いに歩くと弥栄神社があり、何気なく入ると思いがけず巨大な木を発見。
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弥栄神社
の大欅
幹周 4m
樹高25m
推定樹齢
550年
津和野町
指定天然記念物 |
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津和野町指定天然記念物の弥栄神社の大欅である。
全然調べていなかったのだが、幹周りは太いし、根元は空洞化していて瘤があって老樹の佇まいもある。主幹は折れているがまだまだ元気そうである。
予定になかったが、格好いいケヤキを見つけることができて良かった。津和野の観光マップを持っていたが載っていなかった。なんでこういうポイントになるものを未掲載にするのかな〜当たり前の光景過ぎるのかな?
←ふと川の方を見ると、鴨がいて、浅瀬に固まっている。そして、時折上流から茶色の小さな鴨が流れてくる(笑)泳いでいるのかも知れないが、流れに身を任せているようにしか見えない。段差のある流れも、サーフィンのごとく越えてゆく。 |
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また、セグロセキレイが遊んでいるのを見つけて、広角にしていたレンズを急いで望遠レンズにして撮影。
絵になる光景なのに、ピントはずれ。。。鳥は難しいな^^ |
千本鳥居 |
気を取り直して千本鳥居を登る。
急斜面をジグザグに登っていくので大変そうに見えるが、上までたった8分だそうである。鳥居に雪が積もって風情があり、鳥居の隙間から見える雪化粧の津和野の町もきれいである。朝早いせいか他に誰も参詣者はいない。
 |
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  |
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ふと見ると、積もった雪がキラキラしていて、よく見れば雪の結晶が出来ている。
早速マクロレンズに替えて撮影してみるが、ピントを上手く合わせられず「なんだこれ」写真にしかならなかった。腕が未熟(><)
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太鼓谷
稲成神社 |
  |
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上まで登ってお参り。ここでは油揚げをお供えするのが正式なのだろうが、別に信心深くないので、普通にお賽銭(笑)
この太鼓谷稲成神社は日本五大稲荷の一つとのことで、朱塗りの派手派手なお社なのだが、雪の白との相性が良く、華やかな美しさに感じられる。ここでは稲荷ではなく稲成と書いて、願いが成就することを意味するのだとか。
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登城道 |
もし、津和野城ロープウェイが動いていたら使おうと思っていたのだが、(予想はしていたが)残念ながら動いておらず、仕方ないので登城道を登る。
太鼓谷稲成神社の駐車場の下に中国自然歩道の案内があり、ここから登ってゆく。
植林の中の道をジグザグ登り、途中でロープウェイの近くまで行って一旦離れ、また合流したら横切って山腹を登ってゆく。しっかりとした道なので迷う心配はない。
 |
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冬なので花はないが、ナンテンやヤブコウジなどの赤い実は見られる。
道に雪は残っているが、登山靴で来ているし、アイゼンが必要なほど積もってもいない。
下っている足跡が見られるので、朝早くに登った人がいるようである。
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津和野城
出丸 |
  |
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
入り口から30分ほどで尾根に合流し、すぐ近くの出丸に登る。本丸からも展望が良いのだが、こちらも展望がよい。
雪雲に覆われて、トロイデ火山の青野山が見えないのが残念だが、雪景色の津和野の町が一望できる。
青野山は迫るように聳えているので、こちらから見ると、手前の町並みとの対比が出来て大きさがよく分かるのである。
チョコレートを口に含み栄養補給。
上から写真を撮っていると、太鼓谷稲成神社方面の少し奥辺りから煙がもくもくと出始めた(上の写真右側)。
たき火にしては大きいし、時間が経つにつれて大きな細長い雲になった。「火事かな?」と思い、望遠レンズで確認すると根元に火が見えた。消防車のサイレンも鳴りだし火事だと分かった。まさか山の上から火事の発生を見ることになるとは思わなかった。麓に降りた頃には鎮火したようだった。
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
ここから本丸までは250Mだが、雪はまだ降っているし、展望は同じようなものなので引き返すことにした。
食料がチョコレートと非常食用にリュックに入れているカロリーメイトだけなので、ちょっと不安になった^^
しかし、津和野城跡は紅葉がきれいなところなので、また秋にでも来るかな?
登山道沿いの雪の表情などを撮影しながら下って、再び太鼓谷稲成に戻る。 |
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←きれいなイロハモミジが雪の中で凍っていた。
観光バスも来ているし、有名なところだけあって冬でも参拝者はそこそこいるようだ。
自販機で温かい飲み物を買って暖まり、千本鳥居を下ってゆく。
さすがに山登り用のちゃんとしたリュックサックを背負っているのは私ぐらいである。まあ、この雪の中、山登りする奴はまれである(笑)。
降りる頃は雪が溶け始めていて、朝見た雪の結晶はなくなっていた。朝早いから見られる光景である。 |
津和野教会
殿町通り |
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車にリュックサックを置いて町並み散策。
鯉は相変わらず団子状態だが、少しはばらけたかな?歩道の雪は見事に溶けていた。
教会が開いていたので靴を脱いで中を見学。畳が敷いてあるユニークな教会で、ステンドグラスもきれい。
宗教施設内部の撮影はあまりしたくないので(撮影禁止とは表示がなかったが、基本的にはしないほうが良いと思う)写真は撮らないが、ステンドグラスはきれいだったので、外観と一緒に少しだけ入れてみる(左の写真)。 |
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
お昼を過ぎているので、郷土料理だという「うずめめし」を食べてみる。
具が下にあって、その上にご飯が乗っかっていて、だし汁がかけられていて、一見お茶漬けである。味は悪くないが、まあ普通かな^^さらっと食べられる。
←焼き立ての源氏巻きが結構美味しい(^−^) |
津和野駅 |
町並みを歩きながら津和野駅まで歩き、近くに置いてある機関車で記念撮影。
そう言えば、今回はあまり町並みの写真を撮っていないな〜オフシーズンだから人影が居無さ過ぎて絵にしにくかったからか。いや、ちょっと寒かったから、カメラを構えるのが億劫になったのかも(笑)
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安野光雅
美術館 |
続いて安野光雅美術館へ。
安野光雅といえば、『ふしぎなえ』などの絵本で有名な画家。私もこの本を持っているし、一度観に来ておきたかった。800円。
ちょうどプラネタリウムが上映されるというので、折角なので観ることにした。プラネタリウムなんて何十年振りか^^ちょっと眠ってしまったので内容をうまく説明できないが。。。あの雰囲気は寝てしまう^^
他にお客さんもおらず貸し切り状態。観光シーズンではないしなぁ〜何だか申し訳なかった。 |
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展示の絵も面白く、細かなところにユーモアを散りばめてあって、間違い探しのようで面白い。安野さんは遊び心のある方のよう。『すうがくのえほん』も面白かった。算数・数学が苦手な完全文系頭の私には、子供向けの問題でも結構難しくて悩んでしまった。子供の頃の方が分かったかも知れないが。
学校の教室も作ってあり、童心に返るようにしてある。
観光シーズンでないため、ほぼ貸し切り状態だった。津和野で一番借金のある施設だそうで、オフシーズンとはいえ、これだけしか入館者がいなければとてもやっていけないだろう。維持費さえ出ないと思う。折角の立派な施設なのだから使い方によって有意義な施設になりそうだが。。。
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
津和野には他にも地酒があるのだが、昨日飲んだのでお土産に「初陣」を買って帰る。
←辛うじて奥に見える青野山。
この山が雲に隠れると天気が悪くなるそうで、地元では天気予報に使われているそうである。
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帰路はどの道にしようかとカーナビに目的地を入れると、柿木村経由六日市ICから帰るルートになったので、国道9号線を横切り、青野山の登山口横を通り過ぎ、大規模林道を通って柿木村へ。
津和野の町の道路に雪はなかったが、青野山のそばまで来ると雪でうっすら覆われ、大規模林道に入ると雪に覆われていた。少し遠回りになっても9号線を下って鹿野方面に下れば良かったかなと思ったが、スノータイヤなのでそのまま進む。
昼間だから凍結はしていないので、スピードを抑えて急ブレーキ急ハンドルをしないように慎重に進む。雪に慣れていると思われる地元車が後に来たら、広い道で道を譲って走る。雪道に慣れていないと緊張してしまう。峠を越して柿木村に下ると雪もなく安心して進める。
六日市ICの少し先の道の駅でおやつのラスクを買う。ここの道の駅は、敷地は広いのに物産品の販売所が小さめで、温泉施設が十分な敷地を取っていて、車も良く停まっているし、人気のある施設のようである。一度お風呂に入りに来てみるかな。
すぐ近くの六日市ICから中国自動車道に乗る。高速道路は雪の心配はなく安心して走れる。夕方になったので久地PAでごぼ天うどんを食べて帰宅。雪があるので少しスケジュールにゆとりを持たせたつもりだったが、結局いつもの通りよく詰まったスケジュールになった。
水仙、雪舟庭園、巨樹巨木、町並みに山登りと美術館。盛り沢山の内容となった。冬の津和野もなかなか良かったな〜(^−^)
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