TONARIの 色撮り撮りの「紀行」

松江城と堀川めぐり 06/5/4
島根県松江市

ツツジと遊覧船 
 家族でゴールデンウィークにどこかに行こうという事になり、松江城の堀川めぐりをしようという話になった。

 堀川めぐりだけではせっかくの遠出が勿体無いので、大根島の牡丹や巨樹巨木を調べ、日帰りながら盛りだくさんな計画となった。

 今回の旅行記はそのうち松江城と堀川めぐりをメインに書かせていただき、巨樹巨木については私の別サイト『広島県の大樹』にて紹介しますのでそちらもご覧下さい。

 国道54号線を北上し島根県に入る。途中、加茂町の貴船神社のシイに会いに行き、県道24号に入って大東町の海潮のカツラと巨樹を巡りながら松江市中心部に入る。宍道湖の嫁ヶ島などを車窓から見物し、8時過ぎに松江城のある城山公園、大手前広場駐車場に車を入れる。

 堀川めぐりの遊覧船は、この大手前広場の他にも、ふれあい広場、カラコロ広場と全部で3つ発着場があるが、今回は松江城も観光するのでこの大手前にした。

 遊覧船は9時からなのでまだ間があり、お堀の周りを遊覧船でめぐる前に自分の足で歩いてみることにした。
 9時近くに到着するようにしても良かったのだが、何せ連休中ということもあり、広い駐車場ではないので停められなかったらいけないので少し早めにしたのだ。土地勘の無いところでウロウロすると時間を無駄に使ってしまう。
 
お堀のクロマツ 
 お堀のそばの道をゆっくりと歩き始める。

 周囲に植えてある黒松もなかなか立派なものが多く、樹勢も良いようだ。

 左の写真は武家屋敷近くのものだが、枝がアーチのようになっていて、そこを潜れるようになっていた。
武家屋敷 
 ←松江城の北側に残っている武家屋敷

 朝早い段階でも割と交通量があり、連休中など人出が多いときは車輌通行止めになるようだ。

 見学しているほどには時間が余っていないので、ただ通り過ぎるだけの簡単な観光になった。
松江城内の木 
 堀川の方を見ると、幾艘もの遊覧船が大手町の発着場に向けて走っている。こんなに必要なのかと思うくらい目の前を通り過ぎてゆく。このGWは稼ぎ時だろう。

 そろそろ引き返さないと船に遅れそうなので、稲荷橋から場内に入って大手前に向かってショートカットする。

 お城の中なのに民家があってビックリ(^^;
 お堀の中は全部公園になっているのだと思っていたが、一部は民家があるようだ。それとも宿泊施設?

 公園内には大きな木が散見され、スダジイの巨木を見つけた。松江城の巨木についてはリサーチしていなかったが、結構な数がいるかもしれない。
 
大手前広場発着場 
 大手前広場に戻り遊覧船の順番を待つ。

 すでに多くの人が船を待っていて、もう少し早く帰っていた方が良かったかと思ったが、そう遅くまでは待たないだろうと思っていたら、比較的早めに乗ることが出来た。

 頭を低くして遊覧船に乗り、そして出発する。

 乗船料は1200円。50分の船旅である。
カモと遊覧船 
 お堀の中をゆったりと進む。

 船頭さんから橋を潜る時に屋根を低くする場所が数ヶ所あると注意を受け、実際に体を屈めて予行演習をする。

 お堀を見ていると、カモが気持ち良さそうに泳ぎ、亀が甲羅干しに岩に上がっている。
 写真が貼付で切ればよかったのだが、ブレたりピントが合っていないので割愛した(^^;
遊覧船 
 先ほど渡った稲荷橋の下を潜る。

 前を見ると三艘の遊覧船。後ろにも遊覧船が続き、今日は大人気のよう。

 人が少ない時期は見せ物みたいになるという話も聞くが、これだけ遊覧船が走っていると全然気にならない。
橋を潜ります 
 いよいよ初めて低い橋を潜る。

 屋根が前方に倒れて低くなる。乗客も一緒に身をかがめる(左の写真)。

 少しの間なので辛抱を。
堀川めぐり 
 お堀の南のカラコロ発着場を過ぎ、今度は北に向かって進む。

 南側は都市の中を流れる川を進んでいて見所はあまり無く、陸地から眺められると少々恥ずかしいかもしれない(^^;

 再び身をかがめる低い橋を越え、続いて昔ながらのような雰囲気のある橋を潜る(左の写真)。

 この橋、こちら側から見ると情緒があるが、行き過ぎて振り返ると...(笑)
藤の花 
 堀川めぐりを意識してだろうが、お堀に面した民家には花が植えられていたりしてきれいにしてある。
 ご厚意によるものだろうが、そうした心遣いが嬉しい。ゴミの浮いた川を進みたくありませんね。

 豪華に藤の花が垂れているところもあった(左の写真)
センダン 
 お堀沿いに大きな木が見える場所があった。

 左の写真の木はおそらくセンダンだと思うが、幹が太くて堂々としている。もう少しすれば新芽が出てくるだろう。

 木に風格があるところから見て、幹周りは3mを越えているような感じがするが、どうだろうか?
松江城 
 1周する少し手前から松江城が見える(左の写真)。

 左の写真右手奥に見える橋を潜って左に行けば大手前広場発着場である。

 だいたい50分ほどで堀川めぐり終了。

 ゆったりと堀川を堪能させてもらった。こうした水辺があるのは風情があってよい。
松江城 
 遊覧船を下船し、次は松江城の中に入る。

 大きな石垣が迫り圧倒される。
 左の写真右手には大きなクスノキがあり、大きな樹冠を拡げている。

 右手にはなんじゃもんじゃの木がある。

 クスノキのほかにも大きな木が散見される。
松江城 
 天守閣に向かう途中の門。

 ここを通り抜けた右手に天守閣がある。
松江城 
 ←松江城天守閣

 お茶席が用意されていて、お抹茶もいただける。

 懐があるからお城が格好よく見える。
天守閣からの眺め 
 登閣料550円を払って天守閣へと登る。
 展示物はいろいろあるが、とりあえず先に一番上に登りたいというのが人情(^^;

 一番上からの展望は大変よく、360°の素晴らしい展望。

 左の写真は宍道湖方面。魚眼レンズで撮影しているので上下が歪んで写っている。

 景色を堪能した後は、展示物を見ながら階下へ下る。

 たまにお城に行くというのもおもしろいものだ。

 松江城を出て10分ほど歩いて、調べておいたお蕎麦屋さんへ。しかし無情にも「お休み」だった(泣)。
 仕方なく元の道を戻り、お城周辺の別のお蕎麦屋さんへ。少々迷ったが、無事営業しているのを見つけた。
 どうも人気店らしく、次から次へとお客さんがやってくる。狭い店だったので、我々はギリギリセーフだったようだ。ガイドブックに載っている様なお店はやはり早く行かないとダメのようだ。他のお店でもたぶん良かったと思うが...(^^;
 
松江城 
 本当はもう少しゆっくりしたいところだが、次の予定が迫っているので、お土産屋さんにも寄らずに駐車場から車を出す。こんなに忙しなく移動するのはウチくらいのものか(笑)

 さすがは連休といったところで、結構な人手である。

 初めての堀川めぐりであったが、ゆっくりと船で川を進むというのは気持ちの良いものである。山であれば季節による変化が楽しめるのだが、ここはどういった感じになるのだろうか。別の季節にも来てみたいと思う。おっと、そう言えば、松江城は桜の名所100選に選ばれていたはず。桜の季節は良いだろう(混雑は嫌いだが)。
 町のど真ん中にあるのだが、緑が多くて何だか落ち着く場所である。時間があれば武家屋敷の方も見学すると良いだろう。
 
次は大根島へ牡丹を見に行ったのだが、それは別のページにて紹介します。
 
 

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