TONARIの 色撮り撮りの「その他」

冬の松山城と坊ちゃん列車 20/1/13
愛媛県松山市丸之内


最近お城に興味を持ちだした息子君。
以前から姫路城に行きたいと言っていたこともあり、連休の最終日に日帰りで行こうと妻から突然の提案。姫路くらいなら日帰りは可能だが、新幹線代が高いし、車だとちょっとしんどい。行くなら1泊2日にしたいということで姫路行は没に。

それでは近いところで見応えのあるお城はというと…ということで松山城に行くことにした。結構前に一度行ったきりになっているので、私自身もまた行きたいと思っていたのでちょうど良い。お城そのものは特に好きという訳ではないのだが、お城には大きな木が見られることが多いし、さくらの名所でもあるので、次に行くときの下調べにもなるだろう。

時間が合えば坊ちゃん列車にも乗ろうと時間を調べておく。
 


呉からは瀬戸内海汽船・石崎汽船共同運航のフェリーを利用して松山観光港へ向かい、バスと電車で松山市駅へ行き、後は徒歩とする。
今回はお城がメインの日帰りなので車は持って行かない。親二人小学生一人で往復1万2千円強である。

呉港からの便では一番早い7時半のフェリーに乗り、約2時間で松山観光港に到着する。1時間で到着する高速船もあるが、特急料で運賃が倍となるのでさすがに利用できない。

以前までは阿賀−堀江港のフェリーを使って愛媛県に行っていたのだが、現在は廃止となっている。

←二重の音戸大橋。この航路の見どころ。

 ↓松山観光港に来るのは初めてだが、大きなターミナルで、呉港よりカッコイイ(笑)


正面出口を出たところに、伊予鉄高浜駅行きの連絡バスののりばがあり、その先にリムジンバス乗り場がある。時間的に大きな差はないので、少しでも安い方を選択。券売機でバス代100円込みの520円の切符を購入し、少し待つとバスが来る。高浜駅までは海沿いを800mほど歩けば良いが、時間はお金なので100円はケチらない(笑) バスに乗ればすぐに駅に到着し、そのまま駅の改札を通る。

ここでも少し待つと、愛媛らしく?みかんの橙色を思わせるカラーリングの電車がガタゴトやって来る。対面シートの通勤仕様であるが、みんな座れるくらいの混みようでのんびりとしている。


しばらくして発車して海沿いの景色の良いところを走り、「おっ、梅の木がたくさんあるな」と見ているとお隣の梅津寺駅に到着する。
海のすぐそばに駅があり、絵になりそうなホームだと思ったら、「東京ラブストーリー」のロケ地だと看板が出ていた。ドラマには疎いのだが、使いたくなるロケーションであるのは間違いない。

そこを過ぎると山に入り、町に入り、街に入りで景色はあまり楽しめないが、いかにもローカル線といって風情でせせこましさはない。およそ20分程度で松山市駅に到着する。

松山市駅からは路面電車の市内線を利用できるが、たいした距離ではないので、ここから松山城まで歩くことにする。
 

松山城へのアクセスは登城道が4本あり、ロープウェイもしくはリフトを利用することもできる。というか観光客の多くはロープウェイかリフトである。息子君は下から歩きたいと言っていたので、今回は黒門口登城道を選択。石垣を見ながら上がれる道であり、お城に上る大手道に当たり、二の丸を経由して行く、城好きならこの道以外ないだろう!と思われるチョイスである。

松山市駅から北上し、路面電車の線路を渡って堀之内に入る。右手には特徴のある愛媛県美術館があり、現在は千住博展をやっている。子供連れでなければ見学したいところである。

美術館の角を右に曲がると、手前に二の丸とその石垣、山頂には天守・櫓が見えてくる。手前は広大な広場となっており、広々として気持ちが良い。

石垣に向かって歩いていくと黒門口が見えてくるが、それより気になるものを発見。二の丸見学者用の駐車場の端に大きな木を発見した(左の写真)。
枝の感じはシダレヤナギなのだが、横に突き出た幹の重量感はヤナギっぽくない。気になる!
お城から降りた後に近寄ってみたが、やはりシダレヤナギである。幹回りは巨木の域である。
お城には良い樹があるんだよな〜でも、周囲は舗装されているし、あまり長生きできないかな。
 
石垣が門のようになっている黒門口から登城開始。
すぐに右に折れ、坂を上ったら左に折れと真っ直ぐには登らせて貰えない。
反りのある石垣もちゃんと残っていて、高さもあって見応えがある。
数分で着く分かれ道を右に折れれば二の丸御殿跡に到着する。
ここから入ると袋叩きだなという構え(上の写真右)。
ここは有料で、200円(子供100円)。
ジオラマや資料などを見学後、屋敷跡へ。
 
 
迷路のように入り組んだもので、屋敷の跡に沿っているのだとか。敵の侵入に備えてのことなのだろう。
庭園や聚楽亭といった建物もあるが、ここの見どころは大井戸遺構(上の写真左)。
階段で降りていくような巨大な井戸の跡である。これだけあれば籠城は出来るだろう。
愛媛らしくミカンの木がたくさんあり、季節なのでデコポンなど幾種類実っている。
イベント期間中なので、広場の一角に迷路が作ってあり、息子君が挑戦。ちょっと難しかったというが、ちゃんと出て来た。小さい時のようについていかなくても良くなったので楽である。
 
 
二の丸を出て再び登城道へ戻る。
歩いて登る人は多くはないが、時折すれ違う。観光客の多くはロープウェイ→本丸見学→ロープウェイだろうから、登城道には人は少なくて気楽である。
やがてジグザグの道となり、この辺が一番きつい道であるが、道自体はしっかりとして歩くのに問題ない。しかし、最低運動靴でないとケガをするので、オシャレな靴の人は来ない方が良い。

冬とは言え、防寒した服装だと汗ばむので、登った後に体を冷やさないように注意。山登りと同じく、脱ぎ着しやすい服装が良い。

登ると言っても標高は100m強なので30分もあれば余裕だなと見当をつけていたがそこまではかからない。

再び大きな石垣が見えてくると本丸の端に到着し、ロープウェイからの観光客と合流するので一気に人が増える。
 
 
 
本丸まで上がり、11時半くらいなので、まだ人が少ない内にと昼食にする。
私はじゃこ天うどん。やはりじゃこ天は美味しい。
 
 ゆるキャラ?のよしあき君とマドンナ?の扮装の女性と記念撮影ができるようになっているが、息子君は完全にスルーしたのでそのまま進む。

 松山城は桜の名所でもあるので、桜の木が所々に見られるが、今は梅の花が一部咲き始めていた。早咲きの品種だろう。天守への入場料を払い攻略?開始である。
 
 
 
 入り口は3方向から囲まれ、右に折れれば四方から囲まれ、そこを過ぎても天守と櫓の2方向から狙われ、門を潜ると狭い通路を四方から囲まれ、天守のそばの広場まで来てもまた四方から狙われ、攻略するのが大変そうな構造である。
 
   
小天守からの展望
 
ここから天守の中に入り、スリッパに履き替えて中をめぐる。
松山城は連立天守と呼ばれる構造となっており、櫓と小天守が連なって鉄壁の防御を誇る。小天守にも登ることが出来、敵をここから狙うのだなと狭間から確認する。

 甲冑の装着体験をするところがあり、こういうのはスルーするかなと思っていた息子君は興味を持ったらしく、「着たい」というので装着してみるが、親はしない(笑)
   
 小天守から入口を見下ろす。

 小天守からはどの位置にも射撃が可能なのが分かる。
 
 
 天守に登って周囲の展望を確認。松山の市街地はもちろん、瀬戸内海まで見渡せる。急階段に気を付けながら天守から出る。
 
 
 
 その後は天守の周囲を散策。
 西側の乾門まで行くと、松山城を見るならここだろう!というくらい格好良く見られる場所を発見。反った石垣と連立天守が見えるベストスポットではないだろうか?(上の写真右)端の方になるのでここまでやって来る観光客はごくわずかであり、隠れスポットである。

 乾門の方からは古町方面に下る登城道があるのだが、現在は通行止めとなっている。
 
 
今度は西側方面へと歩き、天守の石垣を見ながら進む。
←おっと、ようやく大きな木を発見。落葉しているのと清掃されているので葉っぱが確認できないので樹種は不明だが、樹形的にはケヤキかエノキだろう。
 
 ここから下に下って門を潜ると本丸の石垣がずらっと見られる場所に来る。ここを進むとロープウェイ方面の道と合流する。はあ、よくもまあこれだけのものを作り上げたものである。

息子君はソフトクリームを食べたいかなと再び本丸に戻り、お店に行くが、どうもソフトクリームはいらないらしく、そのまま本丸を出る。
   
←大きな桜

 帰りは登ってきた黒門口登城道もよいが、違う道が良かろうと県庁裏登城道を使うことにする。

 ロープウェイ方面に進むと、右手にロープウェイを見ながら降る東雲口登城道と県庁裏登城道に分かれる。県庁裏は右手である。

 こちらは舗装されているので歩きやすいが、下りの場合は結構足に来るので、意外と疲れる。
 
 こちらを選択したのは、珍しい登り石垣が見られるからである(左の写真)。興味がなければ何も面白味はないのだが(笑)

 県庁の裏まで下るが、息子君がまた二の丸に行きたいというので、県庁方面へは行かず、直進して二の丸まで登り返してから黒門口登城道に合流して下る。
 
 ここから松山市駅に向かうが、愛媛県美術館に館内の様子見を兼ねてトイレ休憩に寄る。

 う〜ん、子供がいなければ千住博展を観たかったが、まあ、人気作家なので他で観ることもあるだろう。

 この美術館の外見も特徴的で面白い。

 中庭にはクスノキの大木が3本立っているが、クスノキは巨樹となる木なので、このスペースだと1本が限界である。まあ、枝を切ったりして調整している様子なので、直立型の樹形に”植木”するのだろう。

 今日は子供の作品展があるみたいで親子連れで混雑していた。

 松山市駅まで歩いて戻る。

 時間が合わなかったらスルーしようと思っていたのだが、ちょうどぼっちゃん列車に乗れる時間だった。
 
 
 駅に到着する頃にやって来て、到着したら人力で回転させていた。さすがに転車台を設けるゆとりはないだろうが、こうやって人力で動かすというのが面白い。終点の道後温泉駅でも人力で回転させている。
 車掌から直接切符を購入。大人800円と良いお値段だが、これでデパート屋上の観覧車に無料で乗ることができるので、それを考えればまあそんなものだろうか。ああ、人件費が通常の路面電車より掛かるから仕方ないか。
 発車まで時間があるので、記念撮影をしたりする。お客さんは我々の他は1組いただけで閑散…いや、のんびりとしていた。
 繁忙期は臨時便もでるようだが、観光シーズンではないのでこんなものか。

 汽笛とともにガタゴトと進むが、明治時代の客車を再現しているとのことで乗り心地は悪い。こうしてみると現代の路面電車は進化しているな^^お堀端を通り、荘厳なたたずまいの愛媛県庁を通り過ぎ、賑やかな大街道へ。時折車掌さんから名所解説を受けながらガタゴトと進む。

 乗り心地に慣れてくると、およそ20分で終点の道後温泉駅に到着。ここでも人力での回転が見られ、それが終わったら駅前広場の一角で展示されていた。
 
 
 私自身はここから通常の路面電車で引き返そうと思っていたのだが、私がいない時に道後温泉に訪れて様子を知っている息子君は、「足湯に入る」というのでそこへ向かう。

 以前訪れたときは本館で入浴して帰っただけで殆ど覚えておらず、今回も何も下調べしていないので、妻と息子について行くだけとなった。

 お土産屋さんがつづく商店街を抜けて本館へ。そこを回り込んで右手の山の方に上る。何かイベントがあるのか団体が上り下りしている。足湯の所は混雑していて入る余裕はなく、こういうものは制限時間があるわけでもなく、次の番がどうなるのか分からないので、もう一つあるという足湯に向かう。山を下って緩やかに上り返したところの旅館の前に隠れるように足湯があり、こちらは少し余裕があったので足を浸す。しばらく浸かった後歩き始める。今日はよく歩いているので温泉が気持ちいい。
 
 
 道後温泉駅まで戻り、路面電車に乗って松山市駅に戻る。さすがに乗り心地はぼっちゃん列車より断然良い。

 夕方が近いのだが、折角なので伊予鉄高島屋の屋上にある観覧車くるりんに乗りに行く。
 観覧車に乗ると松山城とほぼ同じ高さまで登ることが出来て景色は良い。
 お城を鳥瞰できるので、観光目的で来るなら乗った方が良いだろう。

 屋上には昔のデパートのような小さな遊園地になっている。広島のデパートではなくなってしまったが、ああ、ここにはまだ残っているんだなと感慨にふける?

 
 松山市駅から高浜向けの電車に乗る。
 駅のホームにガチャガチャがあり、松山城の模型に惹かれている様子の息子君。
 いつもは一切やらせないのだが、旅の記念になるからと500円を渡す。
 高浜駅に戻り、シャトルバスで松山観光港へ。
 少し時間があるのでお土産を物色し、小腹が空いたのでサンドイッチなどを購入して待合室で食べる。
 船が来たのでフェリーに乗り込み、三連休の出来事を作文にする宿題がある息子君はそれをやり、私は読書。
 宿題が終わったらガチャガチャの松山城を取り出して組み立てる。小さいのによくできている。
 現存12天守以外にもお城や城跡はあるので、機会があれば訪れることにしよう。まあ、息子君の興味が続いていたらだが。
 

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