【行程】

<2日目>

岩井温泉

浦富海岸

島めぐり

横尾棚田

昼食
「あめだき」

智頭宿
石谷家

津山IC

西条IC

TONARIの 色撮り撮りの「紀行」

砂像フェスティバルと巨樹・百選の旅 2009年5月23日〜24日
鳥取県・岡山県

<2日目>浦富海岸→横尾棚田→智頭宿 

城原海岸 
 朝ごはんを食べ、岩井温泉を出発して浦富海岸に向かう。

 以前は海岸の遊歩道を通ったり上の道路から海岸に下ったりしたが、今回は遊覧船に乗ることにした。

 持っている地図があまり詳しくなかったので、何も考えず浦富海岸の標識に従って進んでいると、行くつもりだった網代港ではなく浦富海岸の上の道路へ出てしまい、少し遠回りになってしまった。

 遊覧船の第一便の9時10分は間に合いそうにないので、気持ちを切り替えて上からの景色を少し楽しみながら車を走らせる。
遊覧船 
 海岸線をぐるっと一周して遊覧船のりばに行くとほぼ9時10分ほどだったが、待ってくれるというのでギリギリ乗ることが出来た。

 諦めずに車を急がせたらもっと余裕で到着したのだろうが、細い道を焦って走って事故でも起こしたらいけないので、景色を楽しみながら行って正解だったような気がする。

 我々が乗り込んですぐに船は出港。

 橋の下をくぐる時にイワツバメ?が飛んでいるのが見えたが、ツバメを的確に撮影出来るほどの腕は私にはない(笑)。

 ここの遊覧船はテープの案内ではなく、船長さんが案内してくれる。
浦富海岸
9:10

10:20
千貫松島付近千貫松島

 遠くに鳥取砂丘の砂漠色が見えてから右に曲がり、浦富海岸の絶壁、洞窟、磯などを見て行く。今日は天気があまり良くないのと、光の角度が悪いので写真にするには少し厳しい環境で写真はあまりきれいには撮れなかった(といい訳^^)。

 上の写真は千貫松島。以前訪れた時はこの向こう側にある遊歩道から見たのだが、ここは陸から見た方が絵になるかもしれない。もろ逆光で写真が悪くなったからそう感じるのだろうが。。。。
 
浦富海岸浦富海岸
 
 こんな感じの岩や島、絶壁が続く。
 
浦富海岸浦富海岸
 
 昼頃から天気が崩れる予報だったが、海はまだ穏やかであまり揺れることなく見学できた。
 瀬戸内海に住んでいると、山陰のこういった荒々しい断崖絶壁を見ると圧倒されてしまう。時間があれば遊歩道を使って歩くと良い。
 
鴨ヶ磯海岸鴨ヶ磯海岸

 浦富海岸の真ん中ぐらいにある鴨ヶ磯海岸にやってくる(上の写真)。ここは波が穏やかで、海の色がきれいなところである。
 ここも上の道路から海岸に下ったことがあるが、きれいな砂浜が続いていて水もきれいだった。
 
菜種五島 
←菜種五島

 遊覧船の所要時間は約40分で、乗船料は大人1200円。
イカスミソフトいかグルグル 
 遊覧船のりばに戻り、イカスミソフト(左の写真)やらを食べていると、どんどん観光バスがやって来て、あっという間に観光バス用の駐車スペースが埋まってしまった。

 観光バスは船を貸し切るだろうが、第1便に乗ることが出来て良かった。砂像フェスティバルの会場とも近いので、そちらとのセットで回ってくるのかな。

 左の写真にあるのが「いかグルグル」(笑)で、山陰に来ると見ることがある。こうやってイカを干しているのであるが、見ていると結構面白い(^0^)
横尾棚田
10:40

11:00

 国道9号線に出て再び岩井温泉方面に進み、次の目的地の横尾の棚田を目指す。当初予定になかったが、岩美町のパンフに載っていたので行ってみることにしたのだ。
 岩井温泉を横目に見て更に南下。棚田の案内があるのでそこを右折し狭めの道を進む(県道31号線)。道なりに進み、右に雨滝の案内を見送ってすぐ先の案内のところを左折して少し登ると横尾棚田に到着する。
 
横尾棚田 
 棚田100選に選ばれた場所で、広島では筒賀の井仁の棚田があるが、そこよりは範囲が広くて緩やかな感じである。

 駐車場がないので、少し道が広くなったところに車を寄せておく。

 今日は雨が降り出しそうな天気なので、田植えをしたばかりの初々しさがあまり感じられないのだが、広々として気持ちの良い棚田である。

 実際ここで農業をやっていくのは大変なのだろうが、無責任な観光客の目で見ると、のどかで牧歌的な気持ちの良い土地である。
横尾棚田横尾棚田

 あまり時間を取れないので、中の方には入らず、棚田の端の道を上下して撮影するだけにした。これで天気が良ければもっときれいなのだが。。。
 
 ここも例に漏れず過疎化の問題があるそうだが、ボランティア活動が結構活発のようで、町の人との交流が盛んなようだ。
 
横尾棚田横尾棚田
エゴノキ横尾棚田

 エゴノキの花が今が盛りと良く咲いていた(上の写真左側)。

 少し上下して撮影後、雨が降り出したので適当なところで切り上げることにした。雨が降るのは天気予報通りだが、一通り撮影を終えた後だったので助かった。今日はあいにくの天気だが、また天気の良い日に訪れていろいろと撮ってみたいと感じた。
 
タニウツギ 
 来た道を少し戻り、先程の雨滝の案内の所に入る(県道31号線)。4トン車は通行困難と標識が出ているいかにも狭そうな道だが、あちこち山登りに行っていると、これくらいは大丈夫だと分かるのでこの道に入る。

 離合困難なところもあるが、思ったよりは走りやすく、展望も時々開けて気持ちがよい。運良く対向車に出会わなかったので思いの外早く狭いところを抜け、広い道に出た。

 ←道の端にはタニウツギが良く咲いていてきれいである。
昼食
「あめだき」
11:15
できたて豆腐膳 
 少し時間が早いのだが、この先あまり飲食店がない(かもしれない)ので、昨日おやつに訪れた雨滝の豆腐料理屋さんに行って食べることにした。

 私は1250円のできたて豆腐膳(左の写真)を食べたが、ほんのり温かくて豆の味がして美味しかった。観光地なので少し高い気もしないでもないが、割とボリュームがあるので値段相応だと思う。

 豆腐屋さんを出て後は帰るだけなのだが、少し古い大まかな地図しかないので、国道53号線に出るのに少し迷った。土地勘があると標識の地名で何となく道が分かるのだが、こちらは初めてでよく分からないため少し大回りになったが無事河原町で国道53号線と合流。
 道の駅「清流茶屋かわはら」のそばから高速の鳥取道に乗れるようになっていて、無料だというので試しに高速に上がってみた。どこまで続くのかな〜とずっと乗って智頭まで南下。西粟倉まで通じているようだが、少し方向が違うので智頭で良かったようだ。

 智頭町の中に入ると「智頭宿」の案内が出ていたので、折角だからと立ち寄ってみることにした。国道53号線と国道373号線が分岐する智頭東の信号で左折すると駐車場の案内がある。ここの駐車場は無料(エライ^^)。
 
智頭宿
12:50

13:50
石谷家 
 少し歩いて町並みに出ると、一直線の町並み。こんな真っ直ぐなところは他にないよな〜と歩いて行き、どうもここで一番大きくて由緒がありそうな石谷家に入る。

 国登録有形文化財だそうで、敷地は3000坪、部屋数40、7棟の土蔵があるかなり大きなお屋敷である。石谷家は地主や山林経営で財をなしたそうだ。

 入場料は500円。

 内部の撮影は構わないそうだが、三脚は厳禁とのことで預けるようになっている。
石谷家 石谷家石谷家

 ↑まず入り口を入ってすぐの部屋。かなり広くて梁も太い。右の写真は来客用の?玄関。
 
石谷家石谷家

 ↑お庭はかなり広く、池は広いは、大きな滝はあるは、大きな木はあるはで、これを造るのも維持するのも大変である。それだけの財力があったということだろう。
 
石谷家石谷家 
 お屋敷の内部。

 雰囲気のある部屋ばかり(溜息。。。)

 ←階段の上に小さな橋があったり、ユニークなところも。
石谷家石谷家

 ↑瓦屋根の連なりや組み合わせが良い味を出している。
 有料の場所だが、ここは500円出しても見る価値がある。こんなに広いところは初めてかもしれない。
 
消防署 
 石谷家の真ん前には消防署の建物があり、屋根の上には物見台(というのかな?)があり、レトロな雰囲気の趣ある建物である。そういえば、上下町にもこんな建物があったな〜
 
 ここを出てもう少し散策したかったのだが、雨が強くなったので引き返す。ここも予定になかった場所だが、いい寄り道になった。次回はもう少し時間を取って散策したい。
 鳴子

 今回の旅行はこれで終わりで、後は帰るだけ。
 時間に余裕があればまだ回れるところはあるのだが、それはまた次の機会と言うことで。

 長々と紀行文を読んでいただいてありがとうございました。
    

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