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TONARIの 色撮り撮りの「紀行」 |
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須佐町名勝めぐり |
03/8/16 |
山口県阿武郡須佐町 |
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6年前、父がJRのポスターでホルンフェルスの写真を見つけ、行ってみたいということで一度家族で訪れたことがある。今回は母がテレビで須佐町の男命烏賊(ミコトイカ)を見て、食べたいということで再び家族で行くことにした
須佐町の目玉ホルンフェルスは以前に見たので、他の名勝を調べると畳ヶ淵と道永の滝の2つがあったのでそちらに寄ることにした。コースとしては畳ヶ淵、道永の滝、須佐大橋、須佐湾遊覧船、男命烏賊の昼食、高山、ホルンフェルスである。 |
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廿日市ICで高速に乗って山陽道を徳山東ICまで走り、国道2号線を経由して国道315号線に入り北上する。休憩場所は鹿野ICを過ぎてしばらく進んだところにある「大潮田舎の店」、阿東町を過ぎ、むつみ村に左折するところにある「うり坊の郷」など。ひたすら国道315号を北上し、須佐町に入ってまもなく畳ヶ淵の案内が出るので右折。しばらく進み、前方にトンネルがある交差点を右折して道なりに進んでゆけば畳ヶ淵の駐車場に着く(道永の滝を最初に見たい場合は、ここを左折し、すぐに川に出るのでそこを左折し川の側を道なりに進むと案内が出る)。呉から3時間強。駐車場から階段を下りてゆくと見えてくる。
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六角形に割れたおもしろい岩がまさに畳のように広がっており、こういった岩が約2qに亘って続いているそうである。
奥の方に進むと、六角形に割れた岩の柱が断崖に並び、祠が祀ってある。特徴的な景観だけに昔の人は畏敬の念を抱いたのであろう。
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六角形の岩は淵のそばで途切れ、角が露わになって、六角柱の岩が敷き詰められているのだと分かる。水は少し濁り気味だが、水量があってなかなか良い。 |
次に道永の滝に向かう。元の道に戻り、適当なところで左折し川を越えて右に折れ、川に沿う感じで進み、小さな川を越えてすぐにあるT字路を左折して山の中に入る。あとは道なりに進めば案内標識がある。駐車スペースは3台くらい。標識にしたがって遊歩道を進むと滝が見えてくる。
三段70mの滝とのことだが、全体像を望むことはできず、下の方だけが見える。しかしながら水量は豊かで、裾広がりとなった表情豊かな滝であるので、全体は見えずとも満足できる。また、滝に向かって左手に奥行きはあまりない洞窟があり、祠が祀ってある。 |
国道315号に戻り須佐町を目指す。長い下り坂に入り前方に駐車場が見えると須佐大橋に着く。深い谷にかけられた大きな橋で、中央まで渡って下をのぞき込むと目がくらんでしまう。
須佐大橋まで来ると日本海はすぐそこである。ホルンフェルスを海から見ようと遊覧船を予約していたので、電話をかけて須佐駅まで迎えにきてもらった。案内の車の後についてゆき港まで行く。
波が高いので船酔いは大丈夫かと訊かれ、朝早く寝不足なので酔うかもしれないとちょっと不安になる。穏やかな内海を抜け外海に出ると波が高くなる。波の浸食で独特の形に形作られた岩、その岩の上に一本だけ生えた松、地層が見える岩の島など、いかにも日本海らしい景色が目に入る。また、磯釣りの人たちも多く見られ、よくこんなところで釣りが出来るのかと思う。
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やがてホルンフェルスの近くにくる(左の写真)。
お盆休みとあって観光客が大勢おり、きれいな縞模様をしたホルンフェルスと大きさを対比できるので、その大きさが分かる。
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ここで引き返し、今度は屏風岩まで行く(左の写真)。屏風岩は船で行かないと見ることは出来ない。
約100mの断崖絶壁が屏風のように続き、ところどころ波に浸食されたような洞窟が見える。自然の力強さを感じる景観である。
無事船酔いすることなく接岸。ちなみに乗船料は一人1500円。 |
再びJR須佐駅前に戻り、200m位離れたところにある「梅の葉」という所に入る。今日の目的「男命烏賊」を食べるためである。今日は烏賊の仕入れがないようで、予約した人だけ食べられるようで、予約しておいて良かった。30pほどの大きさで、新鮮なので身が透き通っている。食べるとこりこりとしておいしい。また、ゲソと耳には包丁が入っておらず、調理バサミで斬るようになっている。生きがいいので吸盤が吸い付き、これまたこりこりとしておいしい。耳も独特の歯ごたえがあって良い。1800円なり。
次に高山に登る(登るといっても車だが...)。高山は標高533mの海に突きだした山で、山頂に展望台があって須佐湾を見下ろすことが出来る。
JR須佐駅の前からホルンフェルスの案内にしたがって進むと、途中に高山への案内が出るのでそれに従い、行き止まりに駐車場がある。そこから急な階段を登ると展望台が見え、頂上からは360°の展望が広がる。今日はガスって展望はいまひとつだが、須佐湾の展望はなかなか良い。なお、この高山は磁石石が在ることで有名なのだが、どこにあるのかよく分からなかった。
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ホルンフェルスは以前に行っているが、せっかくなので陸から行ってみる。
駐車場から海に向けて緩やかに下って行く。ちょっと歩くことになるが、たいした距離ではない。歩き始めの斜面に、カワラナデシコがいっぱい咲いてびっくり。
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さて、さすが観光名所だけあって多くに人とすれ違う。
先程は船から見たが、やはり徒歩で近づいて見上げる方が迫力がある(冒頭の写真)。2度目なので感動は薄らいでしまうが、それでも見事な縞模様であると感心する。
六角柱の岩が続く畳ヶ淵、水量と表情の豊な道永の滝、屏風岩やホルンフェルスなどの自然がが作り出した造形美で目を楽しませ、口の方は男命烏賊で満足できた充実した小旅行であった。これで帰りの渋滞さえなければ言うこと無いのだが...(苦笑)
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