TONARIの 色撮り撮りの「紀行」

香川旅行(丸亀・金刀比羅・善通寺) 2018/11/17〜18
香川県

 
 両親や兄弟家族で香川県に旅行に行くことになったのだが、仕事が忙しくて事前の下調べがあまりできず、スケジュールはお任せ状態になった。

 それでも巨樹巨木だけはチェックを忘れず、行けそうにある場所をいくつかピックアップしたのだが、是非とも見たいと思っていた志々島のクスノキは船で行くしかないので行程的にきついので無理はせず、またの機会とする。

 ←途中の与島パーキングエリアで休憩。
 瀬戸大橋を車で渡るのは随分と久しぶりである。電車では何回か通っているが、それでも20数年ぶりだろうか。
 
 最初の目的地は丸亀城。
 お城マニアではない私でも、石垣が有名なお城ということは知っている。
 結構な急坂を登り、天守を目指す。
 ←確かに石垣が美しく規模も大きい。
 お客さんは思いのほか多く、東洋系らしき外国人の団体さんもいらっしゃり、皆さん急坂に息を上げながら登っていく。
 この傾斜のきつさは、結構いい運動になるなあ。
 
 子供を連れて天守に登る(入場料200円)。急な階段ではあるが、5歳児はしっかりと登ってゆく。
 最上階からの展望は良く、晴れているので遠くまでよく見える。上の写真は瀬戸内海方向。
 遠くから見てもどんと構える堂々たるお城である。

 上の写真右は石垣が崩れたところの上部。
 平成30年7月豪雨の影響でここの石垣も被害があり、現在はそばから見学できないようになっている。
 う回路があるようだが、時間的余裕がないのと、お城マニアではないので、来た道を戻る。
 
 
 
 十月桜だろうか花も少し咲いていてきれいだし、ツバキの色合いもきれいである。
 石垣のそばにカエデもあり、紅葉の時期は良さそうである。ん?今は紅葉の時期だけど...12月初旬くらいが見頃か?

 お城は巨木、及びその候補が見られる場所であり、巨樹巨木写真家?としては自ずとそういった存在を探してしまう。特段大きなものは見られないが、候補はいくつか発見する。今回は一部しか見ていないので、他の場所にあったかもしれない。
 丸亀の商店街?のうどん屋さんで昼食。
 経験上、四国のうどん屋さんはあまりハズレがなく、どこでも美味しい。細かな好みの違いはあると思うが。

 昼食後は金刀比羅宮へ向かう。
 
 
 琴平町に入り、金刀比羅宮入口近くに来た時、車窓から巨大な木を見つける。「ああ、あれが琴平の大センダンだ」とピンとくる。

「琴平町の大センダン」

 幹回り6.85m 樹高18m 樹齢300年 国指定天然記念物

 近くの有料駐車場に車を置いてからすぐ撮影に向かう。

 う〜ん(^−^)大きい!風格がある!

 樹冠も大きく雄大で、国指定天然記念物にふさわしくカッコイイ!
 
 これだけの木でありながら、私たちの外には訪れる方もなく寂しい。
 もったいないな〜こんなカッコイイ巨樹にはそうそう出会えるものではないのになあ〜こんぴらさんに来る人は目にしているだろうに...興味がなければ目に入らないか(^^;

 後で琴平町の観光案内図を入手したが、国指定天然記念物に関わらず、その案内がないという...残念だなあ。

 時間がなかったので訪れなかったが、近くに鞘橋とう屋根のついた橋がある。センダンから金刀比羅宮方面に歩いてすぐの橋から遠くに見える。時間がある方は足をのばしてみると良い。

 少し歩いて金刀比羅宮の参道に入る。大勢の観光客(参詣者)でいっぱいである。
 高松に住んでいた時に一度訪れているが、その時は朝一番くらいで行ったため、少し閑散としていて寂しいイメージだったが、とても賑やかな観光地である。もう20年以上前だから店の感じも変わっているのだろう。

 息子君も最初は元気に階段を登っていく。お土産を見ながら、一歩一歩。
 鼓楼、大門と来て境内に入る。
 五人百姓のところで飴の試食をいただき、帰りに買うことにして、桜馬場を歩いて高橋由一館の所まで来る。
 

 時間があれば高橋由一館で芸術鑑賞もしたいところだが、私一人ではないので今回は入らず。しかし、玄関前にあるこのイチョウを見ておきたかったのである。

 幹回り5.28m 樹高20m

 斜上するタイプで、樹皮の感じからいうと、垂直に分岐した方は後から伸びているようである。斜上している方の幹はごつごつとして小さな気根のようなものが見える。

 黄葉の見頃の一歩手前くらいであるが、なかなかカッコイイ!

 さすがに参道から見えるので、時々訪れる方がある。
 
 
 書院・旭社と過ぎてぐんぐんと登ってゆく。

 最後の急な階段で息子君も疲れを見せるが、構わずに登らせる。
 下手に休むと辛くなるので、少しずつでも足を上げさせる。

 地元の200段くらいの神社の階段を3歳で登っているので体力的には問題はないので、あとは気持ちの問題だけである。


 785段という階段を登り終えて御本宮に到着。5歳児はよく頑張りました。35分くらいだったので、子供にしては良い感じでしょう。
 展望台からの景色も良い。
 御本宮にお参りするが、ちょうど結婚式が執り行われていた。ご本人は良いだろうが、参列者の中には「え〜」と思った方もいらっしゃったのではなかろうかと...

 御本宮のそばにも大きなクスノキがある。

 幹回り4.7m 樹高25m

 クスノキの巨木としては小振りであるが、金刀比羅宮本宮のそばにあるということで何か霊験あらたかな気がするのが面白いところ。あと100年くらいしたらもっと風格が出てくるだろう。
 
 
 家族は御守りとかを買っていたが、信心の薄い私は遠くで眺めるだけ(^^;

 奥社まで行く体力はあるが、時間がないのでここで引き返す。

 信心は薄くてもここに来る目的があり、それはクスノキの巨樹を見るためである。高橋由一館の所で左折して道を下り、左手の小高い丘に行く細い道を上がるとそのクスノキはある。

 幹回り8.04m 樹高24m

 カッコイイなあ〜
 こんぴらさんに参詣に来てもこの木を見に来るのは私のような巨樹巨木マニア(とまではいかないが)くらいである。

 根を十分に張ることが出来るし、人も来ないし、100年後が楽しみである。私や息子はその姿は見られないが、孫世代が見る可能性はある。孫ができるとしたら同じ木を見て欲しいな。
 

 

 帰りに五人百姓のところでお土産の飴を買い、ひたすら階段を下ってゆく。
 いろいろとお店はあるが買いたいと思うものもなく、家族の買い物に付き合いながらそのまま駐車場に戻る。
 さすがに観光地だけあって大勢のお客さんであり、少し人に酔う。

 今日の宿泊地はレオマワールド。息子君にとっては初めての遊園地である。敷地内にホテルがある。テレビでも宣伝されているのでよく知られていると思うが、遊園地には一切興味がないので、ここに訪れるのは私も初めてである。考えてみれば遊園地に来たのは、今は亡き(公園として残っているが)呉ポートピアランド以来だろう。

 人気だというバイキング夕食をとり、イルミネーションやパレード、プロジェクションマッピングなどを観るために遊園地に向かう。
 
 
 思ったより広いので結構歩かされ、あっち行ったりこっちに行ったりを繰り返す。
 息子君も楽しいのかよく歩く。
 夜間の撮影は不慣れなのだが、これだけ撮れればよい方だろうか。
 

  <2日目>
 
 
 2日目は朝からレオマワールドで遊ぶ。朝食後、ホテルのキッズスペースで遊んでいて足をくじいてしまった息子君だが、遊び始めると痛みは忘れてしまったようである。メリーゴーランドや子供用のコースター、観覧車、園の周りを走る列車など、激しいのは無理だが、乗れるものは乗る。 並んで待つにしてもあまり長時間待つことなく、思いの外順調に乗ることが出来た。これくらいのんびりしている方が気楽で良い。遊園地側としてはもっとお客さんが欲しいだろうが(^^;
 
 今日帰らないといけないので、昼過ぎには園を出る。
 久し振りの遊園地であるが、子供と来る分には楽しむことが出来た。

 続いての目的地は善通寺。金刀比羅宮に来たら善通寺に行くのはセットみたいなものだろうか。
 善通寺の駐車場に車を停め、御影堂、金堂と見てゆく。信仰のある方はお参りするところだが、私の目的はクスノキの巨樹である。ここ善通寺には大楠が2本もあるのである。
 
 
五社明神の大楠

幹回り10.6m 樹高22m

 10mオーバーの木が持つ迫力・威厳があり、樹勢も良いようである。
 
 
 
 もう1本は善通寺の楠。幹回り12.6m 樹高19m。
 五社明神の大楠より一回り大きい。支柱で枝を支えられているが、クスノキらしい雄大な樹形でカッコイイ。
 
 
 もちろん巨樹以外も見学。
 五重塔は重量感があってなかなかカッコイイ。
 金堂の方にはお参りする方が集まっている。
 
 
 
 駐車場へ戻るが、ふと見ると大きなマツが見えたので行って見る。
 大枝が落ちていて葉の茂りも少ないのであまり樹勢は良くなさそうであるが、まずまずのクロマツである。
 
 
 
 善通寺を後にし、まだお昼がまだなので、少し走って山下うどんに向かう。
 広めの駐車場なのに結構車が停まっており、お店の方は行列になっていた。
 時間がかかるかな~と思ったが、うどん屋さんは回転が早いので、思ったより待つことなく食べることが出来た。
 セルフ式で流れるように進んでいく。
 私は久し振りに釜揚げうどん。いりこ出汁のつけ汁で、これにショウガを入れると美味しい。香川に住んでいた時はこのスタイルで食べることが多かった。そうそう、いりこが効いたこの出汁が美味しいんだよな〜うどんは言うまでもなく美味しい。行列するはずである。

 後は帰るだけ。
 疲れて眠ってしまうだろうな、と思っていた息子君だが、旅行で興奮しているのかおしゃべりが止まらず、ずっと歌を歌ったり何かいろいろと喋っていた。楽しかったのならそれで良し(^−^)
   
   

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