TONARIの 色撮り撮りの「湿 原」

赤名湿地性植物群落

<2012年4月29撮影>
赤名湿原リュウキンカ咲く湿原

 標高が高いこともあるが、湿原の春は遅く、4月下旬頃から新緑が萌え、一番早い湿原の花であるリュウキンカが咲き始める。
 
リュウキンカサワオグルマネコノメソウ

 左から、リュウキンカ(立金花)サワオグルマ(沢小車)ネコノメソウ(猫の目草)

 リュウキンカは見頃で、一面の絨毯。。。とまではいかないが、湿原の緑が黄色に染まっている(冒頭の写真右)。

 サワオグルマは咲き始めで初々しい。5月が見頃なので、今はこれくらいである。

 ネコノメソウは前者2つに比べれば地味なのだが、接近して大きく見ると、キレイな花である。
 
ミツガシワ咲く湿原ミツガシワミツガシワ

 ミツガシワ(三槲)

 この時期に赤名湿原に来た目的はこの花を撮影するためである。
 群生する範囲も広く、お花畑と言っていいくらい広範囲に広がっている。
 蕾から、咲き始めから、満開といろいろな状態の花があり、一番見頃の時期と言えよう。
 今日は天気も良いので、撮影にも適した状態である。
 
ミツガシワミツガシワミツガシワ
コタチボスミレシハイスミレオオタチツボスミレ

 春の花と言えばやはりスミレ。
 詳しく見なかったが、左から、タチツボスミレ(立坪菫)シハイスミレ(紫背菫)オオタチツボスミレ(大立坪菫)
 ここはオオタチツボスミレが多いような感じである。
 
ミツガシワと湿原 
 奥の池までやって来ると、ミツガシワがミズバショウのように?咲いている。

 ミツガシワのような水辺の花が、この規模で自生しているところはそうないように思う。

 春の湿原はリュウキンカが主役なのだが、ここではミツガシワが主役である。
ミツガシワと湿原ミツガシワと湿原 
←水に映ったミツガシワを撮影。

 これだけ群生があると撮っていて楽しいのだが、実のところ、ポイントが絞り込めず、絵作りに苦労した。

 少なければ少ないで難しいし、多ければ多いで難しい。自分のセンスが試される。
ミツバツツジクロモジ春の湿原

 ↑左からミツバツツジ(三葉躑躅)クロモジ(黒文字)、春の湿原^^
 春は緑が淡いので優しい色合いである。ハンカイソウの大きな葉っぱも出始めている。
 
サクラヤブデマリ

 ↑咲き終わったヤマザクラ(山桜)。おや?これはヤブデマリ(藪手毬)の蕾かな?↑
 
ミツガシワ変種のミツガシワ 
 最後にはやっぱりミツガシワ。

 蜜が甘いのか、虫たちがたくさん飛びまわっている。

 昼近くになると、カメラマンも増えてきた。みなさん、さすがにご存知ですね〜でも、混雑するほどでもなく、知っている人だけが来ているという感じ。これくらいの賑わいが良いな^^

←変種のミツガシワ。

 通常5つに分かれている花弁が10枚?に分かれていて、花柱が2つある。こんなのも混じっていた^^
   

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