TONARIの 色撮り撮りの「湿 原」

鯉が窪湿原

<2007年8月5日撮影> 
チダケサシ 
チダケサシ(乳茸刺)

 湿原や草原などで見られる花で、固まって咲くことが多いように思う。
 咲き初めくらいで色合いはまだ初々しい。

 花が小さくてカメラのオートフォーカスが外れることが多いので、ピント合せは慎重に^^
コオニユリ 
コオニユリ(小鬼百合)

 草原で見ることが多いが、湿原でも見られる。

 オニユリより小型で葉の根元にむかごがつかない。

 数は少なくポツンといった感じだが、朱色の花が青い湿原では存在感を示す。
イチヤクソウ 
イチヤクソウ(一薬草)

 6月に花を咲かせていたのを見ていたので、同じ所に行くと実になっていた。

 写真的にはあまり面白くないが、植物には変化があるので、その変化を写し取ると言うのも面白い。
オモダカ 
オモダカ(面高)

 湿原で見られる花で、白い色がくっきりしていて、遠くからだとサギソウと見間違うことも^^

 ちなみにこのオモダカの変種が、食用にされるクワイ(慈姑)なのだそうだ。
赤い実 
イソノキ(磯の木)

 下ばかり見ていないで、少し視線を上げると赤い実をつけた木を見つけた。

 これだけを見ると、まるで秋のような感じがする。

オグラセンノウ 
オグラセンノウ(小倉仙翁)

 鯉が窪湿原を代表する花で、植物に詳しくない人でも普通に観察できるのは恐らくここくらい。

 今までまともな写真が撮れていなかったので、数年通ってようやくきれいな状態のものに出会えた。

 入口の見本園?でも見られる。
ビッチュウフウロ 
ビッチュウフウロ(備中風露)

 オグラセンノウを撮影していると、近くにこの花が咲いていた。

 盛期はもっとたくさん咲いているが、咲き始めの頃なのか数は少なかった。
シモツケソウ 
シモツケソウ(下野草)

 花は終わってこれから実になっていくのだろう。

 花は無くても茎の赤がきれいである。
エゾミソハギ 
エゾミソハギ(蝦夷禊萩)

 湿原でよく群生しており、赤紫色のお花畑になっていることがある。

 この花も時期的に咲き初めくらいで、花のボリューム感はイマイチかな^^
実 
シイモチ(椎黐)

 赤い実、青い実、緑の実などいろいろな色の実がついていた。

 熟し具合で色が変化するのだろうか。

クリ 
クリ(栗)

 クリの木もあった。
 
コバギボウシ 
コバギボウシ(小葉擬宝珠)

 紫色がきれいな湿原に咲く花。

 咲いている花もきれいだが、蕾の状態も色が濃くて鮮やか。
ノギラン 
ノギラン(芒蘭)

 日当たりの良い場所で咲いているのを見ることが多いので、湿原の花という感じはしないのだが、遊歩道脇に咲いていた。

 葯がしっかり残っているのを見たのは、今回が初めて。意外と赤味を帯びている。
キノコ 
 何と言うキノコか分からないが、かわいらしいキノコを発見。

 今年はキノコをあまり見ていないような気がするが、湿原の近くだけあってキノコも育ちやすいのだろう。
サギソウ 
サギソウ(鷺草)

 オグラセンノウも目当てだったが、この花も目当てだった。

 花の状態もよく、咲いている花も多かった。

 すぐ近くにあるものはあまりないので、200o以上のレンズは必携。

 湿原の乾燥化を招くので、足を踏み入れないように。マナーの悪いカメラマンを時々目にする。
ユウスゲ 
ユウスゲ(夕菅)

 午前中なのでまだ花を閉じたままだった。

 ニッコウキスゲのような大群落は作らず、数は多くないが、咲いているのを見るとハッとすることがある。
クサレダマ 
クサレダマ(草蓮玉)

 殆どが実になっていたが、辛うじてこの花だけはよく咲いていた。

 背は低く花序も短いので、若い固体なのだろう。
サワギキョウ 
サワギキョウ(沢桔梗)

 8月下旬くらいから見られる花だが、気の早い個体は既に咲き始めていた。

 青紫色が大変鮮やかである。
 

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