広島県の大樹

【樹齢】:400年
【樹高】:28m
【幹周】:4.3m
【指定】:国
 ブナ科   <山毛欅>

比婆山のブナの純林 広島県比婆郡西城町 比婆山

ブナの大木 
 ブナの伐採によって「毛無山」をいくつも作り出したタタラ製鉄の魔の手(?)から逃れられたのは、比婆山がイザナミノミコトの墳墓の伝説をもつ聖地という認識があった為だろうか。

 比婆山(御陵)頂上部から山腹一帯の約23haの区域にブナを主体とした見事な森が残っており、ブナの純林として国指定天然記念物となっている。

 ”純”とはいっても100%がブナというわけではないが、早朝の霧が出ている頃、このブナの森を歩くと何ともいえない幻想の世界に浸ることが出来る。
ブナの大木 
 登山道沿いでも幹周り3m近いブナの大木が聳え、大きなものは樹肌がゴツゴツして老木の風格が漂う。

 このブナ林を歩くのなら、霧が出る早朝、新緑の時期、紅葉の時期が特にお勧めである。

 登山者の多い山であるので、道は良く整備され、道幅も広いので、山登りの初心者でも大丈夫である。

御陵 
 聖地である御陵。

 巨岩をブナが取り囲む。
 周囲にはイチイが多い。
ブナの純林 
  なお、左欄のデータは、『広島県の巨樹』より最大のもののデータを転記した。

 最大のものにはまだ出会っていないので、いずれ掲載したいと思う。
 (2003年8月3日撮影)

 
 <アクセス>

 県民の森として様々なルートが作られているので、アクセス方法はいくつもある。
 最も楽なのは、標高の高い立烏帽子駐車場からの縦走。山登り関係のHPには大抵掲載されているので参照してください。
 

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