【樹齢】：不明 【樹高】：25m 【幹周】：3.8m 【指定】： 撮影日 2010.1.16 2016.5.15		ニレ科　　　＜楡＞
		阿戸のエノキ					広島県広島市安芸区阿戸町　荒神社
		この辺りにはあまり来ることが無いのだが、用事があってこの付近を通った時、道路のそばに形の良い大きな木が目に入ったので立ち寄ってみた。 　樹形的にケヤキかエノキだと思っていたが、後で調べるとエノキだと分かった。 　エノキの樹形の基本と言えるような箒型のきれいな樹形である。神社の御神木であろう。 　冬なので少し寂しい感じもするが、葉っぱが無いと枝振りが良く分かるので、冬の巨樹訪問は意外と面白い。
		根っこは板根状になっていて、板根というにはまだ発達が十分ではないが、大きくなるにつれて根も大きくなるだろうか。 　交通量は結構ある道路のそばなので排気ガスの影響が心配なところだが、辺りは開けて風通しも良く、あまり影響は受けないかもしれない。 　周りは舗装されていないから十分根を張れるし、今後の生長が楽しみな木がひとつ増えた。 　神社の名前が書いていなくて、紹介するのにどういう名前で紹介しようかと思ったが、地名から勝手に名付けさせていただいた。
		（２０１０年１月１６日撮影）
		（２０１６年５月１５日撮影）
		前回が冬の訪問だったが、今回は新緑の時期の訪問である。 　曇り空なので新緑の爽やかさはないのだが、葉の茂りも良く鬱蒼としていて元気の良さそうなエノキの巨木である。
		根の張り具合も格好良く、生長に従って太く味わいのある根っこになっていくだろうし、将来が楽しみな木である。 　大きな折損もなく、樹皮の雰囲気も良い。青空のある新緑の時期にもう一度撮影してみたいなぁ。
		＜アクセス＞ 　広島市中心部からは国道２号線を上瀬野方面に東進し、一貫田の信号で右折して、熊野朝に向かう県道１７４号線に入る。道なりに進み、県道３３５号線の分岐を見送って１キロくらい先のカーブで前方に見えてくる。 　神社前に駐車場というか数台停められるくらいの空き地がある。
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