フジ 【樹齢】:400年 【樹高】:15m 【幹周】:2m 【指定】:市 撮影日 2015.5.5 2019.4.21 2022.5.1 2023.4.16 2024.4.28 |
その他の被子植物 | |||||
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田中八幡神社のフジノキ | 広島県呉市天応宮町 田中八幡神社 | |||||
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存在自体は以前から知っていたのだが、今回初めて訪れてみた。情報を得てから10年くらい経つかな〜その当時は木の写真がどこにも出ていなかったので、あまり行きたいとは思わずそのままにしていたのである(^^; 尾根を登って行くような階段状の長い境内を登ってゆき、本殿に向かって左手後方に説明板がある。 肝心のフジは急斜面に這い出すように伸びて周りの木々に絡みついているようである。 蔓性の木はぐにゃぐにゃしてどうも全体像を掴むのが難しく、雰囲気的には写真の辺りが根元付近か? |
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5月上旬だから花は咲いているかな?と思ったが、既に終わっているようで若葉が出ていた。もう少し早く訪れないといけないようである。次はもう少し早い時期に訪れてみることにしよう。 急斜面に棚のようなものを組んでいるので、普通の藤棚のようにはいかないだろうが、それなりに花は楽しめるだろうか? |
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市の天然記念物指定ではフジノキ以外にも社叢が指定されている。 アベマキ、ウラジロガシ、クスノキ、クロガネモチ、モッコク、ヤブツバキなどの豊かな森だとのこと。特別に大きなものは見えなかったが、規模は小さいものの鬱蒼として鎮守の森といった感じである。 ←クロガネモチの大木。本殿を挟んでフジノキと対の位置にある。高さもあって樹形も良く、将来の巨樹候補である。 |
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(2015年5月5日撮影) |
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(2019年4月21日撮影) | ||||||
前回訪問の時は花が終わった時期だったため、次は開花に合わせて訪れようと思っていた。呉市南部在住なので、こことそう時期に違いはないと思われ、身近なところのフジの咲き具合を見てそろそろだろうと訪れてみた。 |
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2018年7月豪雨で大きな被害があった天応地区であるが、一見以前と同じような風景に見える。しかしながら、鳥居周辺の様子も違うし、流木などが仮置きされている土地もあり、以前と同じ、という訳ではないようである。私のところは断水で困ったくらいで、実質的な被害はなかったが、これからもそうであるとは思えず、他人事とは思えない。 |
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さて、お目当てのフジの花であるが、新芽の出始めでまだ花は咲いていなかった。 望遠レンズを使って樹上を探ると、日当たりのよい所では蕾が展開され、もうすぐで開きそうな感じのものを見つけることができたが、咲いているものは分からなかった。 う〜ん、見頃は次の週以降か……花が見られないのは残念であるが、葉っぱがないと樹形がはっきりするのでこれはこれで良い。特にツル性植物だとどれがどれだか分からないので。 |
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まったくの裸ん坊だと寂しいのだが、新芽が少しであっても展開しているので、春らしいさわやかな感じである。これで花が咲いたら豪華だろうな。 ところで、ここの花の写真を載せているページが殆どないのは寂しい。地元の方で情報発信をする人はいないのだろうか。 天然記念物って、指定はされていても興味の対象外になっていることが多い。といいながらも、私自身も木や花以外の文化財には大して興味を持っていないので、人のことは言えないなぁ。 |
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他にはアベマキ、クヌギ、モッコク、クスノキ、楓などの花もあって撮影を楽しんだ。地味なので他の人にはあまり興味がない花だと思うが、サクラ以外も木の花というのはキレイなのである。 撮影後は天応大屋橋のバス停から吉浦駅前バス停まで移動し、うみねこベーカリーさんで美味しいパンを買い、吉浦駅のホームで簡単な昼食とした。巨樹巨木訪問にはこうした楽しみも必要である。 |
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(2022年5月1日撮影) | ||||||
花が一番良い時期に訪れることができていないが、今年はどうだろうかと訪れてみる。 花は残っているが、盛期は過ぎており、散った花びらも多く見られる。まあ、写真に撮る花が残っているだけマシだろう。 今年はもう少し早い時期が良かったようだ。なかなか時期に合わすのが難しいな^^ 代わりにと言っては何だが、新緑がなかなか良かった。花も良いが、初々しい葉っぱの表情も好きなのである。 つる性の植物はやっかいな面も多いが、躍動感、生命感があり魅力的である。写真でそれを表現するのは難しいのであるが。 |
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他にも大きな木があるが、巨樹となるのにはまだ時間がかかりそうである。 さて、神社の鳥居近くに人だかりがあったので何だろうかと見てみると、天応地区の成人式があったようである。よその地域の人間がカメラをぶら下げてその横を通り過ぎるのは異物感があって困った^^巨樹巨木を撮影に来たらイベントが行われていて浮くことがあるんだよなぁ(笑) |
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(2023年4月16日撮影) | ||||||
ここの花とは相性が悪いのか、一番見頃の時の写真を撮れずにいる。 身近な山のフジノキは花が咲いているし、海岸部のフジノキも咲いているし、今年は桜など他の花も1週間くらいは開花が早いので、これは今週末がいいだろうと行ってみることにした。 さあ、神社に入ろうと思えば、何やら人だかりが。前回は成人の日だったが、今の時期は違うはずだが...おっと、市議選挙の出陣式だった。ここは毎回何かに出会う気がする。でも、神社の入り口で集まっているので入れないなあ〜と仕方なく神社の周りをまわって他の入り口を探し、裏に回って少し進むと階段があったので境内に入ることができた。 期待した花はまだまだの状態で、葉っぱの展開が始まったばかり。若い葉っぱはキレイなのだが、なかなか満開の時に来れないな〜次の週くらいか。バスの車窓から満開のフジノキは見ていたので、期待が高まっていたのだが、ここは開花が遅いよう。 しかし、今回は超望遠レンズを持参しているので、根気よく花を探す。ああ、あった!花を開き始める前の状態だが、色のきれいなものを見つけた。花を撮れたので良しとしよう。何度も私に来させようと神様が開花をずらしているのではないかと思う。ご期待に応えてまた撮りに来よう。 |
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(2024年4月28日撮影) | ||||||
いつも花の時期と合わないのだが、5回目にしてようやく見頃に訪れることができた。 落ちた花も見られるが、早い段階で咲く花だろうし、下の方で撮りやすい花がなく、上の方にボリュームがある花が咲いていた。 花にはクマバチがブンブンと飛び回っている。おとなしい蜂だというが、ちょっと怖い。 花も良いが、新緑の柔らかい色合いも美しい。 |
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<アクセス> 呉市中心部からは国道31号線を広島方面に進み、天応駅を右に見て天応隧道を越えて400mくらい先で県道66号線に右折する(すぐに踏切があるので、渋滞状況によっては右折し難い)。すぐ右手に市民センターがあるので、車はここに停める。少し進むと右手奥に鳥居が見えてくる。 |
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