【樹齢】:不明 【樹高】:不明 【幹周】:不明 【指定】: クロガネモチ5本 ムクノキ 3本 カキ 1本 エノキ 2本 センダン 1本 (被爆樹) 撮影日 2011.5.2 2013.12.14 2017.5.3 2018.10.14 2019.1.22 2023.4.2 2024.5.19 |
クスノキ科 <樟・楠> | ||||||
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愛宕池の被爆樹 | 広島県広島市中区小町 平和大通り緑地帯 | ||||||
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白神社の被爆クスノキを撮影し、平和大通りに出て東に進むと、カッコイイ樹形の木が見えたので近づいて見ると、被爆したクロガネモチの大木だった。爆心地から530m。 クスノキのような樹形のキレイなクロガネモチで、雄か雌か分からないが、実がなる頃に訪れて確認してみよう。 樹勢は悪くないようなので、巨木になって欲しいな〜カッコイイ巨木になりそうだ(^−^) |
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なお、フラワーフェスティバルの前日に訪れたので、周囲にテントが出ていて、写真にするのには条件が悪かったが、そういう風景を写すのも良いかな? 左の写真はカキノキ。 こちらはあまり元気そうに無い。柿の実は付けるのかな? この愛宕池(水は張っていないが)は、旧国泰寺の境内にあったそうで、その周囲にあった木が原爆に遭っても生き続けているようだ。 |
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ムクノキは2本。 ムクノキらしく板根が見られるが、幹は痩せ、樹皮が傷んでいて樹勢は良くなさそうである。 周囲にテントがあったせいか?気付かなかったのだが、他にも被爆したエノキやセンダンの木があるそうである。また機会を見て撮影に行くことにしよう。 |
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(2011年5月2日撮影) |
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(2013年12月14日撮影) | |||||||
芸術家集団Chim↑Pomの広島!!!!!展を観た帰り、近くなので確認していなかった被爆樹木の写真を撮りに来てみた。 すぐに目に入ったのは2株のエノキ。片方はまだ葉っぱが残っているが、もう片方はすでに落葉していた。 エノキらしい樹肌がきれいで、12月の柔らかい日差しの中で輝いている。 どちらとも原爆で地上部を失ったが、同じように根元付近から分岐して成長している。 エノキにしては樹形の拡がりが寂しいが、場所的に広げにくいのかな? |
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←センダンはセンダンらしい樹形でなかなか大きい。巨木化する樹種なのでさらなる生長が期待できるかな?今度は花の頃来てみないと(^−^) ↓ムクノキもクロガネモチも以前と同じような感じかな。 |
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←カキの木 あまり樹勢が良いように思えないので心配していたが、しっかりと実をつけていた。木は逞しいなあ〜 空の青と柿色との組み合わせは抜群である。 ところで、本当のところ、、広島市民にとって被爆樹木ってどれくらい関心のある存在なんだろうか? ここに来る前に観たChim↑Pomは無関心への問題提起を行っているので、ふとそんな事を考えた。 |
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(2017年5月3日撮影) | |||||||
この日は被爆樹木を巡って撮影していたので、フラワーフェスティバルで賑わう中、訪れてみた。 しかし、この周辺は休憩する人が多く、とても撮影できる状態ではなかったので、あまり人が写らないような所だけ撮って退散。 フラワーフェスティバルに来た記憶はないのだが、すごい人出である。また別の日に撮影に来よう。 |
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(2018年10月14日撮影) | |||||||
白神社の前に立つ大きな株立ちの2本のエノキ。かつては白神社の御神木であったそうである。原爆で地上部は焼失したが、その後に伸びたもの。 2本ともやや斜めに伸び、全体の樹形はよく似ている。焼失する前の大きさが分からないが、巨木だったとのことなので根は広く張っていたはずで、同じ根っこから別々に地上に伸びたものかなと想像する。「双子榎」かな、と。 |
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ムクノキは3本。 エノキに近い1本(上段の写真左と中央)はなかなか太いが、裏に回るとやせ細っている。ムクノキで時々見る樹形である。 上段右の写真は少し平和大通り側の木。ムクノキらしい板根状の根がきれい。 左の2枚は石橋のそばに立っているもの。 初めて訪れた時、樹皮の傷みが目立っていたので樹勢が弱っていると思ったが、現在は幹を養生され、根も元気がなく、そろそろ寿命を迎えそうである。わずかながら葉っぱの展開は出来ているので、もう少しは大丈夫だろうか。 |
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被爆樹木で唯一のカキ。 幹はひょろっとして頼りなさそうだが、空を見上げるとたくさんの葉っぱを展開しており元気そうである。実もちゃんと出来ている。 |
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被爆樹木で唯一のセンダン。 上方で二股になるのが基本的な樹形であるが、片方の幹が折れており、少々アンバランスな樹形となっている。 センダンは巨木化する樹種であり、根っこの発達もしっかりしている。岩とコンクリートに囲まれた環境は好ましいとは言えないが、しっかりと大地を掴んでいる様がたくましい。 花の頃にも訪れないとな〜 |
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クロガネモチは5本。 まずはエノキの近くの2本のムクノキに挟まれたもの。 直幹で目立った損傷もなく、これからの生長に期待したい。 |
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センダンの東隣にあるクロガネモチがなかなかカッコイイ。 4本の株立ちで、岩を飲み込みながら大きくなっている。岩を抱いている分、幹回りも大きく、順調に育っていけば幹回り5mクラスにはなりそうである。 南に傾斜しているのは、光を求めてなのか、または、北側に根を発達させることが出来なかったからか、またはその両方の要因だろう。 実をつけていたので雌株である。 冬に撮影に来ないといけないな。 |
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池の跡の周りにもう3本ある。 大きな枝が折れた跡はあるが、これくらいはよく見られるものなので問題ないだろう。 周囲に枝を伸ばすタイプであり、順調に育っていけば巨木の域に達しそうである。 クロガネモチは石を抱いた巨木を見ることがあるので、こういった環境下でもたくましい生命力を見せてくれるだろうと思う。 |
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センダンの裏にあるクロガネモチ。 岩が多いせいか腰を下ろして休憩している人も散見され、子供たちが岩で遊んだりしている。 別の季節に訪れてみないとな。 |
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(2019年1月22日撮影) | |||||||
前回訪れてから3か月後の訪問である。 前回全部の木を撮ることでそれぞれの木と向き合うことが出来たので、何度か通ってこれらの木々の”芯”を捉えたいな〜と思っている。被爆樹木が被爆したその場所でこれだけ固まった状態で生きている(地上部焼失後の萌芽であるが)という場所も少ないので、全体としての形も捉えられたらな〜と思う。 さて、エノキのような巨木化する樹形のきれいな木は、葉っぱのない冬でも美しい姿を見せてくれる。根の張り出しを考えるともう2回りくらい大きく根回りの土を広げて欲しいところだが…。 |
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エノキ、ムクノキと来て平和大通り側のクロガネモチへ(左端の写真)。実はついていないので雄株のようである。黒々とした葉っぱの付き具合で元気そう。主幹が太って来ると存在感を増すだろう。 ←↓枯死が心配されるムクノキ。 か細い枝に芽は見られたのでまだ大丈夫そうだが? |
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カキは今年もたくさん実をつけている。 300mm望遠レンズで絵になりそうなところを切り取って撮影する。冬の青空との相性はとても良い。 |
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センダンは花も淡くてきれいなのだが、冬に見られる実もきれいである。 ←PLフィルターをかけすぎて空が濃すぎた^^ まだ花の時期に撮影していないが、派手な色ではないので、あまり色が出ないかな? |
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ここのクロガネモチでは一番魅力的に見える木。赤い実をたくさん階層的につけていて樹勢は良さそうである。 |
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他のクロガネモチも…。 右の木は枝の張り出しが少なく葉の茂りも少ない。赤い実も少なかった。 左の木は樹形的にきれいで、順調に育っていけば巨木へと生長する可能性がある。赤い実を見つけられないので雄株かな。(3か月後に書いているので、記憶間違いがあったらすみません) |
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ホテル側にあるクロガネモチ。 この木も樹形は良いので将来の巨木化が楽しみである。 階層状に枝葉を広げて赤い実もたくさんつけていて豪華な木である。 縦のパノラマで撮影する意識はなかったのだが、別々に撮った写真が雰囲気的に繋がっている感じがしたので、並べてみた。 木は明暗差が大きくて、暗いところがつぶれてしまうのだが、こうしたスタイルで撮影するのも面白いかもしれない。 |
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(2023年4月2日撮影) | |||||||
2本のエノキは少し葉っぱが出ているくらいで、望遠レンズで覗くと花が出始めているのを確認できたが、これからという感じ。 今年は桜の開花が早いが、エノキの花は4月中旬頃だろう。落ちていない実も少し残っていた。 |
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ムクノキの花も同じくらいだが、エノキよりやや花が多いか。 ←枯死したムクノキは切り株で残されていた。その奥はセンダン、さらに奥はクロガネモチ。 最初に見た時に樹勢が悪いと思ったが、生きているうちに会えたのは良かったのだろう。 |
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センダンは超望遠レンズで覗くと花芽は見えるがまだ堅そうだ。花は6月頃なので、その頃に撮影に来ないといけないな。背が高いので、三脚を広げてしっかり狙わないと花のクローズアップは難しいだろう。 一番左の写真はカキノキの若葉。確か天麩羅で食べたりするらしい。透過光で撮ると葉脈がキレイである。 |
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クロガネモチは赤い実が少し残っているくらいだが、黒い斑点が出ているし、被写体としては少し難があり、やはり冬の時期が一番絵になる。 樹皮はしっかりとしており、樹勢は問題なさそうである。 |
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全体像を撮ろうと平和大通りの対岸に渡って撮影するが、手前に停まっている観光バスが動きそうにないので取り敢えず一枚。都市部はこういうことがあるから仕方がない。 こうしてみるとセンダンの背の高さが印象的である。主幹の片方が枯死してバランスが悪くなっているが、花が付いたら華やかだろうな。 |
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(2024年5月19日撮影) | |||||||
2本のエノキは花は既に終わっているのだが、今は青い実が見える。全体の樹形は変わらないように見えるが、傷んだ幹が見える。 根の周囲は座ることが出来るようになっているので、腰かけた人が気を遣わないよう遠くから撮影する。 街中での撮影は他の人の迷惑にならないようにと気を遣う。 肖像権もあるので顔が判別できないくらいの大きさにしたり、後ろ姿だったりにする。 人の存在感は大きいので、木を主役にしたものになるよう考えて撮らないといけないだろう。 |
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ムクノキも花が終わっていて、今は青い実が見える。 エノキとムクノキは間違えやすい葉っぱであるが、こちらは鋸歯が全部あるせいか、何だかカッコ良く見える。低い位置に葉っぱがあるので、近くで撮影できるのが良い。 エノキに近いムクノキの2本の樹勢は現状維持くらいか。葉っぱは良くついている。 枯死したムクノキのところには説明看板が設置され、切り株が残されていた。 |
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エノキに近い側の木はたくさんの花がついており豪華。 まあ、気にする人は少ないので気づかれていないかもしれないが、これだけ咲いているとたくさん撮影したくなる。 クロガネモチは赤い実が階層的に展開していて良く目につくのだが、ならば花も同じように階層的に展開するわけで、一つ一つの花は地味だが、これだけ集まると豪華である。 |
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カキノキの花はいつ頃だったかな〜と探してみれば、おお、柿色の花が見える。 柿色のカキランという湿原の花があるが、カキそのものの花も似た色合いで、黄色でもなく、オレンジ色でもなく…やはり柿色である。 細い木であるが、葉っぱはもぐれつくように密集している。実がたくさんついているのを見たことがあるし、細くても樹勢は悪くないようだ。 |
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今日の目的はセンダンの花を撮影することだった。あいにくの曇り空なので暗い感じに写るが、全体的に咲いており賑やかである。 落花したものも多く見られたので、勢いがあったのは先週くらいか。いや、落花があるくらいが見頃だろう。 超望遠500mmでも、これだけ背が高い木だと、クローズアップで大きく写すのは難しい。 光が多い日ならば、クロップしてもシャッタースピードが稼げるので大きく写せそう。 道路の反対側から全体像を撮るのを忘れていたのでまたの機会に。 |
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センダンの東隣のクロガネモチは樹形が特徴的だが、こちらは赤い実と花が一緒にあるタイプ。 センダンの北側の細いクロガネモチ(上の写真右端)も同じ実と花が一緒にあるタイプ。 |
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(上の写真左端)ホテル側の木も同じく花と実が一緒だが、この木は豪華に実をつける。 中央と右の写真は一番東にあるクロガネモチで、こちらは花が多かった。実が付いたまま花が咲いているものと、花だけのものとどういう違いがあるのか。遺伝的に同じなのか、日当たりとか風通しとか外部要因だろうか? |
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<アクセス> 広島駅から路面電車の宇品線(紙屋町経由の)に乗り、袋町電停で下車。南に100m程進んで平和大通りに出て左折。すぐの緑地帯に愛宕池の石組があり、その周辺に被爆樹が立ち並んでいる。ANAクラウンプラザホテル前。 |
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