広島県の大樹

クスノキ
【樹齢】:不明
【樹高】:10m
【幹周】:2m

コウバイ
【樹齢】:不明
【樹高】:3.8m
【幹周】:?

カエデ
【樹齢】:不明
【樹高】:
【幹周】:

クロマツ
【樹齢】:不明
【樹高】:
【幹周】:

アラカシ
【樹齢】:不明
【樹高】:3.5m
【幹周】:

(被爆樹)


撮影日
2018.4.1
2019.12.8
2023.4.2
2025.4.6
2026.3.8

 クスノキ科 <樟・楠>

禿翁寺の
クスノキ・コウバイ・カエデ・クロマツ・アラカシ
広島市中区東白島町8-8 禿翁寺

 
 
 
 爆心地から1580mに位置する禿翁寺には、クスノキ、コウバイ、カエデ、クロマツ、アラカシの5本の被爆樹木がある。
 まずは、境内の外から見てもよく目立つクスノキから。
 樹形は端正な、大きな樹のイメージ通りといった感じであり、新緑の時期でもあり、初々しい生命力が感じられる。
 ただ、根回りは車を入れる関係でアスファルト舗装してあるが、根の発達に従って浮き上がり、あまりいい状態ではない。
 それぞれご事情があるのは理解できるが、出来れば、アスファルトではなく土を露出させ、根回りが柔らかく呼吸できる状態が良いだろうと思う。普通の街路樹などでもよく見られる状態だが、保護されていない木は伐られたりする。
 
 
 コウバイは二股になって伸びるタイプで、背は割と高い。

 花は終わり新緑の時期となっている。あまり葉を展開していないので、花が終わってそれほど時間は経っていないのか?

 梅は開花時期が品種によって割と違うのでここがどうかは分からないが、3月上旬くらいの開花だろうか。タイミングが合えば撮影に来たいな。
 
 カエデはどの品種か分からないが、新緑と花の季節で綺麗である。

 一般的にはイロハモミジだが、親しまれている樹種だけに、品種もいろいろあるからこの木はどうなんだろうか?

 主幹が途中で大きく向きを変えているので、それが原爆の影響だろうか。
 
 少し見上げるアングルで撮影してみる。

 ああ、望遠レンズを持ってきていないので、花と新緑をクローズアップできないのが残念である。今日はあちこち歩き回るので重い望遠レンズを置いて来たのだが…

 花もたくさんつけているし、樹勢は大丈夫そうに思える。
 
 クロマツは、いかにもお寺のお庭にありそうな、くねって伸びるタイプで、何も言わなければ被爆樹木だとは思われないだろう。

 剪定などの手入れを為されていると思うが、きれいに刈り揃えられてカッコイイ。

 樹齢は100年程度はあると思うが、クロマツは盆栽の例などもあって、大きさだけで樹齢の推定もできない。
 
 アラカシは、最初どこにあるのか分からなかったが、探してようやく車の裏に標識があるのが分かった。

 生垣として刈り揃えられ、あまり被爆樹木という感じがしない。

 車がたくさん停まっていて、樹を主役に撮ろうにも生垣を”絵”にするのもなかなか難しく、根元だけは証拠写真的に撮影。

 でも、逆光となった生え変わりの葉っぱがきれいだったので撮っておいた。
 
(2018年4月1日撮影)
 
  (2019年12月8日撮影)
   
 掃除された後なのか根元付近にいろいろ置いてあって写真的には良くないのだが、まあ、街中にある木はどうしてもこういう状況になりやすい。出来ればアスファルト舗装でない方が良いのだが、それぞれにご事情がありますからね。
   
 ウメはまだ全部は落葉しておらず、紅葉が残っている。
 サクラと同じバラ科の紅葉は、光の当たり方によってはとてもキレイなのだが、夕方の光ではこんな感じの色合いになる。
 この木の開花時期はいつぐらいかな?
 
   
 モミジは僅かに葉っぱが残っている状態で、鮮やかさはない。この木の紅葉を撮影しておかないとな。

 クロマツは相変わらずか。手入れはされているし葉っぱもしっかり残っているので元気そうである。
   
 アラカシは生垣のようになっているので、樹として撮影するのはなかなか難しい。車も停まっているので、近くでごそごそ撮影していると不審者と思われそうで、葉っぱと枝の様子を簡単に撮影。

 基本的に神社やお寺は自由に入って構わないだろうという認識なのだが、時代も変わったし、こうした囲まれたお寺では、勝手に入ってはまずいだろうか?神社やお寺くらいは気軽に入って行きたいのだが。
 
 
 
(2023年4月2日撮影)
禿翁寺のクスノキ禿翁寺のクスノキ禿翁寺のクスノキ
禿翁寺のアラカシ禿翁寺のアラカシ
 ここに来る時はいつも車が停まっているので撮影がしにくい、と言うのはカメラマンの勝手な言い分である(笑)

 クスノキは生え変わりが進み、若葉と花の蕾が見える。

 アラカシは相変わらず生垣になっているが、若葉はかなり展開していて柔らかな色合いである。今回は標識の近くに車が停まっていなかったので、潜り込んで幹を撮影する。車があると不審者に見られそうで気を遣う。

 コウバイはもちろん花は終わって実ができ始めている。この分なら花期は3月上旬くらいか。若葉も展開している。
禿翁寺のコウバイ禿翁寺のコウバイ禿翁寺のコウバイ

 クロマツはひょろっとした感じ。樹齢はそこそこあるはずだが、お庭の松は剪定されるので樹齢の推定が難しい。

 カエデは途中から幹が変な角度で伸びているので、被爆の影響を強く感じさせる。
 花はほぼ終わったようで、少しだけ残っているが、新緑に向けて葉っぱを大きく展開している。
 近くのカエデの花はたくさん咲いていたので、この木はやや花期が早いようだ。日当たりの関係だろうか。
 形がそろっているので、この木も剪定されているのだろう。品種はなんだろうか?通常のイロハモミジか?
 
禿翁寺のクロマツ禿翁寺のカエデ禿翁寺のカエデ

 ちょうど法事に来られている方がいて、何とも撮りにくかった。私の方が邪魔者(不審者ではない^^)なので申し訳ない。
 
(2025年4月6日撮影)

 前日に動き回って疲れていたので、今日は桜だけ廻ろうかと思っていたのだが、撮影を始めると次はここだと自然に足が向く。
 クスノキは落葉期で生え変わりが進んでいた。
 イロハモミジは花の時期でたくさん咲いている。やや盛期は過ぎているかな?
 ウメは花が完全に終わって花の跡が見え、新しい葉っぱが生え始めている。
 アラカシは新しい葉っぱが展開していて初々しい。
 クロマツは見た目に変化はなく、変化が少ない常緑樹は撮りにくい。いや、観察が足りないのだろうな。
 

(2026年3月8日撮影)
クスノキ

 被爆樹木の花を撮影するようにしているが、禿翁寺のコウバイを撮影していないなと訪れることにした。4月に訪れた様子から2月下旬から3月上旬だと見当をつけていたが、少し遅れての訪問となった。訪れて最初に花が咲いていることを確認した。続いてアラカシ側のお隣が工事中になっているのが目に入り、どれだけの大きさになるかは分からないが、少し閉鎖的な空間になるかなと感じる。都市部は仕方ないな。

 敷地内に入るとクスノキが出迎えてくれるが、根廻は土が露出して、廻りをブロックで囲んである。根っこの近くまで舗装が来ていて良くないなと思っていたが、改善されたようである。もう少し広いといいのだが、車が入ることを考えれば、根っこの保護も必要であるので、これくらいの広さが適当だろうか。花はまだなのだが、新しい葉っぱの芽は出来ていて、春の準備は進んでいるようである。
 
コウバイ

 今日の目的のコウバイの花は咲いている。とはいっても花弁は多く落ちているし、蕾もないし、盛期は先週くらいだったようだ。
 状態の良い花を探して撮影。
 標準レンズで撮影できる範囲では見頃が過ぎているものは多いが、上の方は状態の良いものが見えるので、超望遠レンズで良い花を探す。
 暗い曇り空で花色が出ないので、距離を取って望遠の圧縮効果で花の密度を上げ、空を背景にしないようにして色が出るようにする。
 見頃は先週だったが、散り始めという風情も良いものである。
 主幹はごつごつとして老樹の味わいが出ている。ようやく花を撮影できたな〜次は梅の実がなるころかな。
 
モミジ

 モミジは枯れた葉っぱが少しあるくらいであるが、葉っぱの芽は見えるので、春になったら展開するだろう。
 
クロマツ
 クロマツは変化はないかな。

 そう言えば、ここのクロマツの花は撮影していないな〜いずれタイミングが良い時に訪れよう。
アラカシ
 アラカシは若い葉っぱも見られるが、これからだろう。

 ここは春と冬にしか訪れていないので、他の季節の様子も撮影しておかないとな。

 
 
<アクセス>

 路面電車で白島線を北上し、終点の白島駅下車。そのまま白島通りを北上し、100m程度歩いて右折し、50m程度歩いたら左手に見える。
 

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