【樹齢】:300年 【樹高】:18m 【幹周】:5.7m 【指定】: 撮影日 2004.11.13 2007.11.3 2010.11.20 2012.4.15 2012.4.29 |
イチョウ科 <銀杏> | ||||||
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福泉坊の大イチョウ | 広島県三次市布野町上布野 福泉坊 | ||||||
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布野町内、国道54号線を走っていると、小高い場所に大きなイチョウが見えるので、いつも気になっていたのがこの福泉坊の大イチョウである。 この福泉坊はシダレザクラの名所でもあるので、桜の花の時期に一度訪れて、一緒にこのイチョウも落葉した姿を撮影した。 今度は黄葉の頃に来ようと思っていたので再訪したが、残念ながら大部分が落葉した後だった。 直幹のどっしりとしたイチョウの巨樹で、左の写真の根元にいる人と比べると大きさが分かるだろう。 これだけ落葉していれば、黄色い落ち葉の絨毯も期待したいところだが、そこはお寺でもあるのでちゃんと掃除してある。 |
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全体像は左の写真の通り。 左に斜めに延びている木がシダレザクラで、枝振りが良い大木である。この更に左のお寺の入口にも門のようになったシダレザクラがある。 桜の花の頃はちらほら見物人がやってくるが、今日は他の人とは出会わない静かな訪問となった。 |
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(2004年11月13日撮影) |
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(2007年11月3日撮影) | |||||||
そろそろ黄葉の頃だと訪れてみたが、1週間ほど早かったようだ。 通り過ぎるときに国道から見る時は黄葉した姿を見たことはあるのだが、いざ撮影するつもりでやってくるとなかなか時期が合わない(^^; ←小規模ながら乳下がりが見られる。 |
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幹周りは太いのに、分岐せず素直に真直ぐ育っていて、これだけ樹形がかわいらしく整ったイチョウもそうはないだろう。 次こそは黄色くなったときに来なければ... |
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(2010年11月20日撮影) | |||||||
黄葉は少し遅いかな〜と思いながら訪れたが、本格的な落葉が始まったくらいで、枝には多くの葉っぱが残っていて、根元は黄色い海になっていた。 青空が広がっていないのが唯一残念だが、一番良い時期に訪れたようだ。 しかし、主幹の東側が傷み始めていて、樹勢が衰えてきているのが心配なところである。 |
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反対側から見ると樹皮は健全に見える。すらっとした樹形がカッコイイ。 |
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←小規模な乳下がりが見られる。 コルク質の樹皮は剥がれ、大きなサルノコシカケがいくつも見られ、素人目にも樹勢の衰えが感じられる。 イチョウは生命力が強い樹種とはいえ、今後が心配される。 |
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(2012年4月15日撮影) | |||||||
福泉坊のシダレザクラを目当てにやって来たので、このイチョウも一緒に撮影する。 シダレザクラはまだ満開になっていなかったのだが、イチョウはまだ葉っぱも見えなかった。 樹勢の衰えが心配されるが、たくさんのひこばえを出して樹勢回復に向けて木が頑張っているよう。 遠くからも目立つこの地域のシンボルツリーだと思われるので、是非元気になって貰いたいものである。 |
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(2012年4月29日撮影) | |||||||
赤名湿原に向けて国道を北上していたところ、このイチョウの新緑が目に入ったので立ち寄ってみた。巨樹巨木を撮影していると、遠くにあっても自然と巨樹巨木の姿を目に捉えてしまうのである。一種の職業病かもしれない(笑) 2週間前に訪れた時は葉っぱは見えなかったが、今は新緑が出始めでとても優しい色合いをしている。 手前のシダレザクラも、花が無くても新緑がきれいである。 電線が無ければとてもいい写真なのだが^^ |
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イチョウの葉っぱの出始めというのはこんな感じなのである↑。イチョウと言うと黄葉に惹かれてしまうのだが、新緑も捨てがたい。 あまり樹勢がよくないと思うが、こういう姿を見るとまだまだ大丈夫のように思えてくる。 |
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<アクセス> 国道54号線を北上、布野町内を進み、長い直線道を走っていると右手に中村憲吉の歌碑の案内があり、そこを右折する。突き当りを左折し坂を登り、登りきったところで右折するとすぐ目の前にお寺ある。広めの駐車場はあるが、国道からの道は狭いので、桜の頃は注意(まだ穴場的な場所なのでそこまでは多くないが)。 |
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