広島県の大樹

【樹齢】:100年
【樹高】:12m
【幹周】:1.6m
【指定】:
(被爆樹)


撮影日
2017.5.3
2024.11.24

 イチョウ科 <銀杏>

浄西寺のイチョウ 広島市中区住吉町15-22 浄西寺

(2017年5月3日撮影)

 階段をくりぬいて伸びているイチョウ。爆心地からの距離は1,420m。

 境内が窮屈なのでイチョウも窮屈そうである。

 直幹タイプのようであるが、何せ枝葉を十分に伸ばせる場所がないので、そう生長せざるを得ないのだろう。

 諸々の事情があるのだと思うが、ちょっと可哀相かな。。。と。幹が太くなれば階段のくりぬきは広げるようであるが。。。
 
 もし、根を十分に張れる広い場所に植えられていたのなら、もっと大きく太くなっていたのだと思う。

 確かに大切にはされているのだが、大切のされ方が。。。建物をこう建ててしまったらもうやりようがないし。。。まあ、余所者はいらぬことは言うまい。

 目立った損傷もなく元気そうであるので、黄葉の時にでも再訪しよう。

(2024年11月24日撮影)
浄西寺のイチョウ浄西寺のイチョウ浄西寺のイチョウ

 少し前に、イチョウの樹勢が弱まっているからその治療のためにマルシェを開くというニュースを目にし、イベントごとは苦手なので行くことはなかったが、樹勢が弱まっているということなら早めに確認しておこうと、黄葉の時期はこの頃だろうと訪れてみた。

 近くの堤防の桜の紅葉はきれいだったが、先の方の色づきが始まったばかりくらいで、見頃には半月早いくらいの感じだった。
 今年の紅葉は遅いと聞くが、本当に遅いようだ。
 しかし、ここのイチョウの黄葉は見頃の時期に訪れたことがないので、例年と比べてどうかは分からない。
 
浄西寺のイチョウ浄西寺のイチョウ

 樹勢が弱まっているということだが、新しい枝は出ているし、主幹の樹肌はきれいで、そう弱っている感じはしない。
 葉っぱが密集しすぎている感じもするが、この辺は素人なのでよく分からない。
 最初に見た時と印象は同じだが、(都市部では仕方ないのであるが)もっと広い敷地で伸び伸びと枝を広げられると良いなあ。
 
浄西寺のイチョウ浄西寺のイチョウ浄西寺のイチョウ

 以前は薄暗いところにあった印象だったのだが、今回訪れると、お隣の建物がなくなっていた。
 後日の新聞記事で、3年前に治療を行って回復傾向にあるとあった。
 日当たりは良くなったので、光合成の効率も良くなるだろうし、よい方向にいくと良いな。
 

 
 
<アクセス>
 広島市役所前の国道2号線を西進し、川を渡って住吉町の信号を左折。次の住吉町南の信号を右折し、橋を渡る手前で左折すればすぐに見えてくる。
 

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