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【樹齢】:600年
【樹高】:30m
【幹周】:9m
【指定】:
 イチョウ科 <銀杏>

浄善寺の大イチョウ 島根県大田市三瓶町池田 浄善寺


 三瓶山登山にいくついでに巨樹巨木を見ようと探していて見つけたイチョウである。観光リーフレットにも載っているので有名なイチョウなのだろう。
 球状の大きなイチョウで、お寺が包まれているかのような雄大さである。
 イチョウの巨樹巨木にはたくさん出会っているが、こういった樹形は多くなく、遠くから見るとクスノキと見間違うかもしれない。
 

 根元に行くと、下の方から数多くの幹が分岐して四方八方に伸びている。若い枝も多く見られるので、まだまだ生長しそうである。
 巨樹巨木は地面から1.3mのところの幹回りを測るので、幹回り9mというということになっているのだろうが、この樹形だと上の方が太いので、幹回りとしてはもう少し小さいだろう。しかし、これだけの重量感と樹勢は気持ちが良い。黄葉の頃はさぞかし素晴らしいはずである。
 当然、天然記念物の指定を受けていると思ったが、どうも指定は受けていないよう。事情は分からないが、この地域のシンボルツリーであろう。
 

 葉っぱは大きくしっかりとして重層的に展開している。先ほど樹勢が弱った定めの松を見た後なので、余計この勢いの良さに圧倒される。近くに住んでいるのなら四季折々に訪ねて、いろいろな姿を撮影したことだろう。う〜ん、黄葉の時に来たいな!
 

 (2022年7月17日撮影)

 
 
<アクセス>
 
 左の地図を参照のこと。
 お寺の駐車場が門の前にある。
 
 

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