topへ

【樹齢】:600年
【樹高】:30m
【幹周】:7.9m
【指定】:県
 イチョウ科 <銀杏>

西御門の大イチョウ 鳥取県八頭郡八頭町西御門 仁王堂

西御門の大イチョウ 
 斜面に根を下ろした大きなイチョウである。

 仁王堂の大イチョウともいうようで、何でも後醍醐天皇に随従していた皇女が疱瘡にかかってこの地で亡くなられ、墓標としてこのイチョウを植えたのだか。その関係で疱瘡の神が宿る木とされて疱瘡が流行るとこの木の葉っぱをお守りとして持ち帰ったのだとか。

 またイチョウには良くある話だが、乳下がり(気根)が見られるので、母乳の出が悪い女性が信仰すれば乳の出が良くなるという信仰もあるようだ。

 私自身はそういった信仰は無いのだが、根の張り具合がきれいで樹肌の風合いもきれいであり、幹回り10mには達しないがなかなか良いイチョウだと感じた。

 私が生きている間には無理だろうが、いずれは幹回り10mを超すような巨樹に生長するのではないかと期待する。
西御門の大イチョウ西御門の大イチョウ 
 離れて見たのが左の写真である。

 左側は入り口からで、周りの民家と比べると背の高さが分かる。

 他のイチョウでもこのようなロケーションのところがあり、同じように植えられていったのだろうなと思う。

 右の写真は境内から撮影したもの。

 葉も良く茂っていて樹勢も良いようだ。この木も黄葉の時期に訪れたいものである。

 (2009年5月23日撮影)

 
 <アクセス>
 
 八頭町役場周辺から国道29号線を東進するとやがて左手に背の高いイチョウが見えてくる。
 入り口に説明看板がありここから狭い道を上ってゆく。
 駐車場は無いので、説明看板前の歩道に突っ込むくらいしかない。人が通れるくらいの間を開けて停めよう。
 

Copyright(C)2003-2009 All Right-reseaved tonari