広島県の大樹

【樹齢】:不明
【樹高】:16m
【根周】:4.1m
【指定】:市
 イチイ科  <一位>

カヤ(登竜のカヤ) 広島県広島市安佐北区可部町大字上原字登竜

カヤ(登竜のカヤ)カヤ(登竜のカヤ) 
 広島市指定天然記念物だが、財団法人広島市文化財団文化科学部文化財課のHPしか詳しい情報もなく、訪れた人のHPも全くなく、少し不安だったのだが、無事見つけることが出来た(地元のおじいちゃん、ありがとう!)。

 渓流のそばに立ち、大きな岩に根っこを絡ませてしっかりと立っている。
カヤ(登竜のカヤ)カヤ(登竜のカヤ) 
 枝には「山の神」とプレートが掛っており、現地の説明看板にも、地元の人の信仰がある旨の説明があった。江戸時代にはすでに可部の巨木として知られていたそうだ。

 私の第一印象も、「山の神」というもので、殊更に幹回りは太くないのだが、そういう雰囲気を持ったカヤである。

 だが、指定された名前は「カヤ」と固有名詞が付けられておらず寂しいので(?)、私が勝手に小字から登竜のカヤと命名させて頂く。
カヤ(登竜のカヤ) 
 根元近くから2つに分岐して大きく枝を広げている。樹肌は剥げたり傷んだりしているので樹勢は良くないと思うが、厳かな雰囲気を醸し出す良い巨木である。

 なお、この谷はおそらく崩壊地形で、石がごろごろした歩きにくい場所であるので注意。
 カヤ(登竜のカヤ)
 
(2010年10月31日撮影)
 

 
 <アクセス>
 
 広島方面から国道54号線を北上し、可部駅方面に入る。深川入口の信号の次の信号で右折し、突き当たりを左折。安佐市民病院に沿って右折し、新川橋を渡って、バス路線に沿って団地内の道を進んでゆく。可部東3丁目のバス停を過ぎて東に進み、突き当たりを左折してすぐを右折し、次を左折し、道なりにグネグネと登ってゆく。最後の民家の先で車を停め、道なりに林道を詰めてゆくと5分ほどで到着する。だいたいこの辺。文化財課のHPに載っている地図は縮尺がまったく出鱈目なので信用しないように。


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