topへ 【樹齢】:500年 【樹高】:21.3m 【幹周】:8.6m 【指定】:県 |
ニレ科 <楡> | ||||||
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今田水神の大ケヤキ | 島根県江津市桜江町今田 | ||||||
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ケヤキは巨樹化しやすい樹種であり、日本一とされる東根の大ケヤキ(山形県)など各地に巨樹が多いものの、中国地方のケヤキは小振りで大人しい感じである。 そういう環境にあってこの今田水神の大ケヤキは別格の迫力を持っている。 鮎観橋のたもとにあり、大きな岩盤の上に森のように数本のケヤキが伸びていて、岩を飲み込んで一体化しているせいか、全体で幹周り20mを越すクスノキのような風格を持っている。根回りは20mを軽く越えているようである。 訪れたのが夕方近くとなり、写真にするには難しい逆光状態だったので左の写真の角度ではあまりうまく写せなかったが、樹形が良いのでシルエットで撮影しても良かったかもしれない。 |
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←正面から見ると堂々としているが、横から見ると少し騙された感じがしなくもない(笑) ↓反対の角度から一番大きな幹をメインにして撮ると絵になる。幹に付着した苔が良い味を出している。 |
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順光となる橋の上や対岸からは緑色の川面を前面に枝を広げる姿が美しい(左の写真)。 さすがに遠くから見ると自然に溶け込んでさほど大きさを感じなくなるが、それでもすぐにそれと分かる存在感のある木である。 岩の上に生えると根を深くに張れないので倒れやすい場合があり、山を歩いているとそんな倒木に出会うことがあるが、このケヤキはどうであろうか。岩を飲み込んでいるので大丈夫なのかな? ここは今田地区の水田灌漑用水の取水口となっていることから、古くから水神様が祀られているとのことである。 |
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近くの鮎観橋にオブジェ?があって、そこから覗くとこのケヤキが見られるようになっていた(左の写真)。 近くには今井美術館があり、そういった関連で設置してあるのかな? |
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(2009年2月28日撮影) |
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<アクセス> 国道261号線から県道41号線へ桜江町の市街地に入り、川に沿って進むと橋の向こう側に大きな樹冠が見えてくる。橋のたもとが少し広いので、車はその辺に停められる。万が一埋まっている場合は河川敷に下りられるのでそこに停められる。 |
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