広島県の大樹
町中の大きな木 −吉香公園の巨木たち


 家族で錦帯橋と岩国城の観光に来たのだが、錦帯橋を渡ったところから始まる吉香公園には巨木がいくつも見られるのでまとめて紹介したい。お城には巨木が存在していることは各地のお城に行って分かっている。ここのお城自体は山の上だが、麓のこの辺りは武家屋敷があったところであり、開発をすると言っても公園として残しているので巨木が残る環境になる。

 錦帯橋を渡って左手にある槍倒し松。元の木は枯死したが、その直系の松が三代目として現在の場所に植えられているそうだ。巨木と言うにはまだ小振りだが、樹形はカッコイイので、これが順調に育ってくれれば、錦帯橋と一緒に撮影されるような名木になりそうである。

 訪れたのは紅葉の盛期であり、多くの観光客が訪れていた。カエデが強烈な色を放っているが、メタセコイア(上の写真左)の黄土色の黄葉も美しい。巨木化する木であるので、今後が楽しみである。サイカチの巨木(上の写真中央)は以前よりも痩せただろうか?少し心配だが、根の表情も良いしカッコイイ。吉香神社に近い場所にエノキの巨木が立っていた(上の写真右)。エノキも巨木化する樹種であり、これも今後が楽しみ。背後は吉香神社であり、カエデやイチョウの色合いが花を添える。まあ、木を中心に見る人は私くらいだが。
 

 イチョウの黄葉も見頃である。上の写真左は宇野千代の石碑近くにあるイチョウ。良く色づいている。巨木としての風格がでるのはこれからだろう。
 中央と右は噴水近くのイチョウ。公園の中心部にあるので目立つのだが、樹皮が傷んでいるのが心配なところ。ロケーションが良いので樹勢が戻ると良いのだが。
 

 エノキの近くにあるカイヅカイブキの巨木。傾斜しているの正確な幹回りは分からないが、これは巨木と言って間違いない。躍動感もあるしカッコイイ。私一人で訪れていたらもっと写真を撮っていただろうが、子供に急かされるので撮ったのはこの1枚だけ。またの機会としよう。

 この他にも大きな木は見つけているのだが、今回はこれくらいで。良い表情の桜の古木も多く見たし、多くの観光客が来るだけあって魅力的な場所なんだな〜と再認識した。写真を撮りながらゆうに1日過ごせる場所である。
 

(2023年11月23日撮影)
 

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 左の地図を参照のこと。

 観光地なので特に説明は要らないと思う。

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