【樹齢】：不明 【樹高】：不明 【幹周】：不明 【指定】： （被爆樹） 撮影日 2011.5.2 2019.5.2		その他の被子植物
		中央公園の被爆アメリカキササゲ				広島県広島市中区基町　中央公園北側
		爆心地から８１０ｍに位置する。 　爆心方面とは反対側の幹に損傷が見られるので、どこからかの移植のようである。 　樹皮は痛み、空洞化していて、上部は折れてしまっている。 　支え棒があるので倒れていないが、生気を感じないし、おそらく枯死しているのでは？
		（２０１１年５月２日撮影）
		（２０１９年５月２日撮影）
		初めて訪れた時に「枯死しているのでは？」と思い、まるで生気を感じないので、適当に証拠写真的に撮っただけに終わっていた。 　中央公園を通り抜ける都合があったので、久し振りに訪れてみた。 　予想通りきれいさっぱり、そこに何もなかったように何もなかった。 　この木は他からの移植であるが、被爆した方向を考えられず移植され、木に対して使う言葉ではないかもしれないが、”尊厳”など無視されていたように思う。
		今にして思えば、枯死していたとしても、きちんと向き合って撮影すべきであったと思う。 私自身もまた木に対する、生命に対する尊厳など持ち合わせていなかったのである。以前の写真を見れば、それがよく分かる。 誰が撮っても同じのようであるが、敬意をもって写せば違う写真になる。 我が身の未熟さを感じるところである。 　この中央公園もサッカースタジアムになるそう。 　都市部にある広大な土地は少ない。 　それだけに何もないことに価値がある気もするのだが。
		＜アクセス＞ 　広島城の南側から西に進み、県立総合体育館前の信号で右折。次の基町小学校前の信号で左折。公園内に入り、北側を進んで行くとトイレの裏側近く目立たない所に立っている。
		Copyright(C)2003 All Right-reserve tonari