広島県の大樹

【樹齢】:不明
【樹高】:15m
【幹周】:1.95m
【指定】:町

2005.4.24撮影
2007.4.15撮影
2009.4.18撮影
2011.5.4撮影
その他の被子植物

市原の大こぶし 広島県比婆郡東城町内堀市原

市原の大こぶし 
 県下第2位のコブシの大木。
 幹周りからいくと巨木とは言えないが、コブシはそれほど巨木化しないしないので、十分に大きなコブシと言える。

 ちょうど花も満開で見頃を迎えていた。
市原の大こぶし 
 広島県はよく似たタムシバのほうが多いそうだが、花の付け根に葉っぱが付いているのでコブシで間違いない。

 花は傷んだものが多めだが、クリーム色というか、しっかりとした白い色の花が美しい。

 バナナのような強い芳香が辺りに漂っていた。
市原の大こぶし 
 近くにあった菜の花と一緒に撮影。

 実際に行ってもらうと分かるのだが、周囲には電線やら標識やら、写真の邪魔になるものがたくさんある。左の写真はカメラワークを工夫して撮っているのが、現地に行くと分かると思う(笑)

 このコブシの近くには橋があり、こぶし橋と名付けられていた。

(2005年4月24日撮影)

(2007年4月15日撮影)
市原の大こぶし市原の大こぶし 
 前回はほぼ満開で咲ききった頃に訪れたので、時期を少し早めて蕾が多くある時を選んだ。

 この状態は5分咲きくらいだろうが、コブシの場合は見頃と思う。
市原の大こぶし 
 こぶしは花を開いていなくても蕾だけでもきれいである。こぶしの特徴は花の下に葉っぱを付けることだが、蕾の時期は葉っぱも初々しくて良い。

 ←まずは花を開く前の、フワフワ状態から^^
市原の大こぶし 
←花の開き始め

 個人的にはこれくらいの時の花がきれいだと思う。

 今回は咲き切ったものが少なく、花の勢いがあってよかった。
市原の大こぶし 
←だいぶ開いたもの。

 花の中心部はこんな感じになっている。

 強いコブシの花の芳香が漂っていた。
市原の大こぶし 
←そばにあった菜の花と一緒に撮影。

(2009年4月18日撮影)
市原の大こぶし市原の大こぶし

 千鳥別尺の山桜まで見に行ったので、それならば帰り道から少し逸れるだけなので、このコブシを見に行かなければならないだろう。
 たくさん花が落ちているが、木にもたくさん花がついていて豪華である。
 
市原の大こぶし 
 少し樹形が面白い形をしているので(枝が折れた為か)、端正な樹形で撮影したい場合は上の角度が良いが、割と枝の張り出しがあるので、別角度でも面白い。ただ、ガードレールが作画を邪魔するが^^
 市原の大こぶし
市原の大こぶし 
 ここは菜の花が植えられているので、左の写真のように撮るとしっくりくる。

 花の時期ばかりの写真になっているので、こんどは別の季節に撮影に来なければらないかな。

(2011年5月4日撮影)
市原の大こぶし
 いつも千鳥別尺の山桜を撮影した後に訪れているこのコブシの花も、だいたい同じ頃が見頃なのだが、さすがに5月に入っているので花の見頃はほぼ終わっていた。

 花の多くが散ってしまっているせいか、いつもより小さく見える。

 この時期のコブシはちょっと寂しいかな(^^;
市原の大こぶし 
 新緑、深緑、紅葉の時期はどんな姿だろうか。

 そう言えば、コブシは花の時期以外に気にすることが無いな〜
 市原の大こぶし
 


 <アクセス>

 東城ICより国道314号線を北上、県道450号線に右折し道なりに進む。左カーブのところで右折する道があり、すぐ現れる橋のたもとにある。県道448号とぶつかったら行き過ぎなので、少し戻ると良い。花の時期は見過ごすことは無いと思う。
 駐車場は無いが、路肩に車を置けるスペースはある。 
 

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