広島県の大樹

【樹齢】:500年
【樹高】:15m
【幹周】:5.4m
【指定】:県
 ブナ科   <山毛欅>

平子のタンバグリ 広島県庄原市西城町平子

平子のタンバグリ 
 広島県最大のクリである。

 民家の庭先にあり、左の写真の右手にある建物は牛舎。前が開けているので木の全体像が良く分り、なかなか格好のよい木だと分かる。

 斜上しているのでつっかえ棒がしてありバランスをとってある。

 ちょうど葉の芽吹きの頃で、若々しい葉が枝につき始めている。この日は天気が良かったので青空とのコントラストがきれいだ。
平子のタンバグリ 
 根元に行ってみると、主幹が裂けてその裂け目から向こう側が見える。空洞化すると木が傷みやすくなるが、樹勢が衰えている風でもなく、まだまだ力強さを感じる。

 近くに牛舎があり、見慣れぬ侵入者(笑)がいるので牛たちに騒がれた。写真を撮っていると家の方が出てこられたので、木についてお話をさせていただく。

 全体的には樹勢に問題はないように思えたが、よく見れば枝が折れた跡が見える。

 推定樹齢500年ということだが、これだけ大きなクリの木は少ないので、もっと長生きしてもらいたいものである。
 
(2006年5月14日撮影)

(2007年6月16日撮影)
平子のタンバグリ 
 ちょうど花の時期なので、この木の花も咲いているだろうと思い訪れてみたが、花つきが遅いのか花は咲いていなかった。

 左手奥に見えるクリの木は花をたくさんつけていた。

 こうして葉の繁っている頃に訪れてみると、やはり葉っぱの付き具合がまばらで、葉のついていない枝があることが分かる。

 
 <アクセス>

 庄原ICを降りて左折し、すぐの交差点で右折して国道183号へ乗り、西城町へ向けて北上する。平子駅を過ぎて踏切を渡り、2kmくらい先で左に大きくカーブしたところで県道26号に右折して道なりに進む。2kmくらい先で登り坂になる道(広くて立派な道)の右側に案内があるので右折して谷に下り、狭い道を南下していき、分岐したら左折。しばらく行くと左手の民家の庭先に大きな木が見えてくる。
 交通量は少なく、路肩に車を停めても構わないと思うが、通行の妨げにならないよう気をつけて停めよう。
 
 

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