広島県の大樹

【樹齢】:不明
【樹高】:20m
【幹周】:4.37m
【指定】:
(被爆樹)

撮影日
2015.11.7
2016.5.4
2016.11.6
2017.4.9
2017.5.3

 クスノキ科 <樟・楠>

比治山公園のクスノキ 広島県広島市南区比治山公園

   
 
<アクセス>

 路面電車の宇品線比治山下電停を降りて現代美術館の案内に従って坂を上り、現代美術館への近道の階段を左に見てすぐ右手に立っている。車は比治山公園の駐車場を利用のこと。
 
比治山公園の被爆クスノキ比治山公園の被爆クスノキ

 この木は初めて現代美術館へ来た時に見つけていて気になっていた巨樹である。ただ、クスノキの幹周り5mクラスはそう特別ではないので、天然記念物の指定でもないと当HPに載せることもなかった。しかし、この大きさは戦後70年くらいで育つものではないのでおそらく被爆樹木だろうと思っていたのだが、広島市の被爆樹木の指定がなかったのでそのままにしていた。しかし、今年になってか指定された(されていた?)ことを知り、改めて撮影にやってきた。

 比治山公園は桜の名所でもあるので、多くの人がこのクスノキを見てお花見に行ったはずである。
 道路そばにあるので、道路側の根の発達が阻害されているのだろうと思うが、幹は健全のように見え、今のところ影響はなさそうである。道路の反対側へ傾斜しているので少々バランスは悪く見える。
 
比治山公園の被爆クスノキ比治山公園の被爆クスノキ比治山公園の被爆クスノキ
 
 傾斜していても樹冠は大きく広がっており、道路が無ければもっと大きな樹冠になっていただろう。
 新しいプレートには爆心地から1950mとある。被爆樹木の指定が半径2キロを目安にしているが、旺盛な生命力を持つクスノキにとってはあまり大きな影響はなかったかもしれない(?)
 
比治山公園の被爆クスノキ比治山公園の被爆クスノキ
 
(2015年11月7日撮影)
 
  (2016年5月4日撮影) 
    
 広島市現代美術館へ行くついでというか、この木を撮影するのも目的にやってきた。

 新緑が輝き、太い幹がどんと構えている。

 今回は魚眼や超広角レンズは使わず、標準マクロレンズで歪みを排した写真を撮ってみる。
    
 常緑樹のクスノキであるが、同じ葉っぱがずっと枝についている訳ではなく、古い葉っぱを落として新しい葉っぱが生えてくる。だから生え変わりの新緑の季節は木が最も輝いている時期といっても良いと思う。
 
    
 見上げてみると葉が鬱蒼として生気にあふれている。幹もしっかりとしていて元気そう。
 
  (2016年11月6日撮影)
   
 被爆樹木は爆心地側に向かって傾くという傾向があると発表があった。

 このクスノキも傾きが大きめではあるのだが、傾いているのは南側で爆心地とは異なり、この木については関係なさそうである。

    
 クスノキは常緑なので、秋だからと言って紅葉する訳でもないのだが、周囲の木々は色づいており、常緑樹でも秋の気配に包まれている。
 
 
  (2017年4月9日撮影) 
 
 
 クスノキの葉っぱの生え変わりの時期なので、どうかな〜と訪れてみた。
 足元にたくさんの落ち葉はあるが、背が高い木なので、新緑の美しさを撮影するのは少々難しい。
 晴れていれば望遠レンズで新緑の部分を切り取ることはできるが...

 樹勢は問題なさそうで、樹皮もしっかりしているし、巨樹の風格も備え始めている。
 
 
  (2017年5月3日撮影)
   
 この日は天気も良く、新緑が淡く輝いている。

 薄暗い雰囲気の場所であるが、こうして日の光が透過してくると、辺りが柔らかい光に包まれてきれいである。
   
 森の中にある数少ない被爆樹木(神社を除けばこの木だけかな?)である。

 出来れば電線や電柱がなければ良いが。。。
   
   
   


Copyright(C)2003 All Right-reseaved tonari