広島県の大樹

【樹齢】:不明
【樹高】:25m
【幹周】:7.1m
【指定】:
 クスノキ科 <樟・楠>

深江のクスノキ 広島県江田島市大柿町深江

深江のクスノキ 
 広島県下第5位のクスノキの巨樹。

 離れた県道から見た時は3〜4mクラスのよく見られるクスノキかと思ったが、近寄ってみれば奥側に太さがあって重量感がある。

 山の東側斜面に生えており、全体的に東側に向かって生長しているようだ。山側への張り出しが無いので、横から見ると少しアンバランスに見える。

 横方向への張り出しは少なく、上方向の方が生長するタイプのようだ。それでもクスノキらしい大きな樹冠をしている。
深江のクスノキ 
 なお、『広島県の巨樹』では楠部家のクスノキとして紹介されているが、その楠部家の家屋は解かれていて空き地になっていた。

 よって楠部家のクスノキと言うより、地名を取って深江のクスノキと呼称した方が良いだろうと思う。
深江のクスノキ 
 また、このクスノキの特長は、目の高さくらいから主幹に生えたツバキ。
 樹勢の弱い木に他の木が生えているのを見ることがあるが、このクスノキは樹勢の衰えも見えず、ツバキが当然のように生えているのがおもしろい。
 深江のクスノキに寄生するツバキ

 (2008年1月14日撮影)

 
 <アクセス>

 大柿町大原から県道300号線を深江漁港に向けて進み、幼稚園と郵便局、ゴミ集積所がある辺りで右側の山に入る。奥は道が狭くなるので、この周辺の道幅が広いところに車を寄せておく。
 山に向かうと正面にクスノキ独特の樹形が見える。緩やかに登ってゆくと、青い階段があるのでそこを登り、民家の庭先を通って行くと根元に行ける。
 

Copyright(C)2003-2008 All Right-reseaved tonari