【樹齢】:2000年 【樹高】:10m 【幹周】:11m 【指定】:県 撮影日 2005.1.8 2012.1.8 2023.6.18 |
クスノキ科 <樟・楠> | ||||||
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生樹の御門 | 愛媛県越智郡大三島町宮浦 奥の院 | ||||||
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2本の太い幹の間がトンネルとなり、人が通れるように石段が組んであるユニークなクスノキで、ちょうど生きた門ということで生樹(いきぎ)の御門と呼ばれる。 生育過程は不明だが、1本の木の根元が空洞化したのか、2本の木が融合したのかどちらかではないだろうか。1本の木だとすると相当な巨樹ということになるが、見た感じではおそらく後者の方だと思われる。 老樹の風格のあるクスノキの巨樹で、大山祗神社にある能因法師雨乞いの楠や乎知命御手植えの楠とは雰囲気が異なる。 |
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他の木が絡まってジャングルのような様相を呈している。 自然のままにするのも良いとは思うが、適当にツタなどを掃ったほうが木の為にはいいのではないだろうか。 |
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少し離れて撮影(左の写真)。 午前中に近くの安神山−鷲ヶ頭山に登ってきたが、安神山に登る途中の展望の良いところでこの木の場所を探していると、たぶんあれがそうだろうなと見当をつけた通りの場所にあった。クスノキは樹形が独特で、大きな樹冠を形成するので見つけやすいのだ。同時に大山祗神社を見ると、鎮守の森にいくつものクスノキの巨樹巨木が見えた。 |
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(2005年1月8日撮影) |
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(2012年1月8日撮影) | |||||||
この木の迫力を表現するのには、魚眼レンズが良いだろうと、装備を新たに7年振りに訪れてみた。 これだけの木になると、7年の月日など関係ないようで、相変わらずの存在感であった。 少し穴場的な場所なので、訪れる人は少ないが、必見のクスノキである。 ←木の真下から魚眼レンズで撮影。 |
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(2023年6月18日撮影) | |||||||
11年ぶりの訪問であるが、初めて訪れた時と同じように威厳を以て出迎えられる。 以前は出会う人も少なかったのだが、今回は数組の方が見学に来られており知名度が上がったようである。 |
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<アクセス> しまなみ海道の大三島ICで下りたら左折して北上し、大山祗神社の案内に従い左折して県道21号に乗る。道なりに進めば神社に到着する。周辺には道の駅もあるし、お土産屋の無料駐車場がある。 船で行く場合は、忠海港から大三島フェリーに乗って大三島北側の盛港に着く。 大山祗神社の鳥居に向かって右手の細い道を進み、神社の敷地が切れたら左折する。案内は出ているのでそれにしたがって細い道を進むと見えてくる。 |
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