【樹齢】:不明 【樹高】:28m 【幹周】:6.8m 【指定】:県 撮影日 2004.1.12 2018.5.4 |
クスノキ科 <樟・楠> | ||||||
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海田観音免のクスノキ | 広島県安芸郡海田町畝2丁目 | ||||||
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広島県下第6位のクスノキの巨樹。 主幹は幹周り3.5mと3.9mの2本に分かれて大きく枝を広げ、枝張りは30mほどの大きな樹冠を持つ樹勢あふれるクスノキである。 いくつか枝が折れたか伐られた跡があるものの、青々とした葉っぱをこんもりとつけ、木の下に来ると、包まれているような安心感を感じる。 |
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根元近くに観音堂があり、観音さんのクスノキとして地元の人に親しまれているとのこと。 |
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周辺には、観音堂のほかにもすぐそばに古墳もあり、地元の情報を発信する海田ふるさと館もある。 また、広島湾の展望が良い日浦山への登山口ともなっている。 |
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(2004年1月12日撮影) |
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(2018年5月4日撮影) | |||||||
14年ぶりの訪問である。日浦山に登るついでに撮影したのが最初で、それっきり訪れていなかった。 この日は広島市で被爆樹木をいくつか撮影し、まだ時間が早いなと思っていると、ふとこの木の存在を思い出したのである。 以前は38o相当のレンズしかなかったので広くは写せず、イマイチな写真しかないので撮り直しをしようと思っていたのだが、この地域に行く機会もなくそのまま14年も経っていた。 電車で来ていたので海田市駅まで電車で移動し、そこからタクシーに乗ってふるさと館へ。10分ほど待ってもらうことにして撮影に向かう。 |
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そうそう、この大きさが印象的なのである。巨樹化するクスノキでは幹回り5mオーバーはそれほど珍しくはないのだが(多くはないが)、この木の特徴は何といってもこの雄大な樹冠。川棚のクスの森にはまだまだ及ばないが、このまま順調に育っていけばそれに匹敵する巨樹になる可能性は十分である。 |
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子供たちが木の下の広場で遊んでいたので、邪魔にならないよう遠くからパッパッと撮影する。 う〜ん、いいなあ〜こんな大きな木のそばで遊べる場所があるなんて。真夏でも木陰が広いしそんなに暑くはないのではなかろうか。 |
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新緑の時期なので緑が初々しくて気持ちが良い色合いである。 大きな損傷もなく、根回りもしっかりしているし、今後の成長が期待される。県下6位であるが、雄大な樹形からすると広島県を代表する巨樹の一つと言っても良いかもしれない。 |
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<アクセス> 呉方面からは国道31号線を海田町に向けて進み、海田町に入って国道2号の案内が出るのでそれに従って右折。2qくらい走ったら「畝橋」の信号で左折し、瀬野川を渡り、すぐを右折して200mくらいでふるさと館の案内が出るので左折。狭い道を少し進むとふるさと館に着く。 |
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