広島県の大樹

【樹齢】:3000年
【樹高】:25m
【幹周】:21m
【指定】:国
 クスノキ科 <樟・楠>

川古の大クス 佐賀県武雄市若木町川古

川古の大クス
 武雄市の3つの大楠の中で最大の巨樹で、全国巨樹ランキングで第3位(パンフでは第5位)となったという堂々たる巨樹である。

 武雄、塚崎が森の中にあったのに対し、川古のそれは田園風景の広がる地域の一角にあり、周りが大楠公園として整備されている。
川古の大クス 
 この木も根元が空洞化し、主幹が大きくえぐれたその部分に治療跡が見られる。

 根元には祠が祀ってあり、また、僧行基によって直接幹に観音像が彫られたそうだが、明治の廃仏毀釈によって剥離させられたそうだ。その観音像は近くの建物の中に安置されている。
川古の大クス 
 この木は見る角度によって表情が大きく変化する。

 治療跡が見える面から見れば、ちょっと痛々しいが、大きな広がりを感じるし、その反対側から見れば、端正な樹形でゴツゴツとした幹と大きな根のうねりがよく分かる。そこからちょっと移動し、幹が斜めに見える位置からは立体的に見え木の生命力を感じる。

 武雄のクスノキはどの木も一見の価値がある。
 
 (2003年11月29日撮影)

 
 <アクセス>

 バスで行く予定だったが、思ったより便数がない(10時に武雄温泉駅についてダイヤを見たら12時に1本...)ので、駅の観光案内所で相談したら、待ち時間込みで往復4000円でタクシーを手配していただいたのでタクシーを利用。武雄温泉駅から伊万里方面に国道498号を北上し20分ほどで案内が出る。駐車場有り。
 

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